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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。個人店の現状整理・壁打ち相談 この相談は、 売上を伸ばす方法を教えるものではありません。 集客やSNS、広告の話もしません。 閉店・縮小・継続で迷っている個人店が、 感情ではなく、 数字・状況・体力を整理するための時間です。 一般論ではなく、 「あなたの店の場合」を一緒に言語化します。 ⸻ 対象 ・個人で飲食店を続けている方 ・一人、または少人数で経営している方 ・続けるかどうかを真剣に考え始めている方 ※営業目的・情報収集のみの相談はお受

売上目標を立てているのに、誰も動けない店の共通点

「今月の目標売上は〇〇円」
「前年同月比で+10%を目指そう」

こうした目標を、多くの店がちゃんと立てています。

数字も出している。
会議でも共有している。
ホワイトボードにも書いてある。

それなのに――
現場がまったく動かない。

誰もサボっているわけではない。
忙しく働いてもいる。

ただ、
目標に向かって“動いている感じ”がしない。

この状態、かなり多いです。

 

目標があるのに動けない理由

結論から言うと、目標が「行動に変換されていない」からです。

売上目標そのものが悪いのではありません。
問題は、その目標が

・誰に
・何を
・どこまで

求めているのかが、現場レベルに落ちていないことです。

 

現場から見る「売上目標」

経営側が見る売上目標と、現場が感じる売上目標は、まったく別物です。

経営側にとっては
・必要な数字
・未来の話
・達成すべきゴール

一方、現場ではこう受け取られます。

「で、今日は何を変えればいいの?」
「いつも通りやるしかなくない?」
「これ、私の仕事?」

この時点で、目標は“他人事”になります。

 

「数字を出した=共有した」ではない

よくある勘違いがあります。

売上目標を
・貼り出した
・朝礼で言った
・会議で説明した

これで
「共有した」と思ってしまう。

でも実際には、
数字は見えていても、意味は見えていない

・なぜその数字なのか
・届かないと何が起きるのか
・届いたら何が変わるのか

この説明が抜けると、現場は動けません。

 

動けない店に共通する3つのズレ

① 目標が「結果」しか示していない

売上〇〇円、客数〇〇人。

これは結果であって、行動ではありません。

結果だけ渡されても、現場は判断できない。

「何を優先するのか」
「何をやめていいのか」

ここが示されていないと、結局いつも通り動くしかなくなります。

 

② 全員に同じ目標を背負わせている

売上目標を、店全体の話として投げる。

すると現場では、

「誰が何をやるのか分からない」
「自分がやらなくても誰かがやる」

こうした空気が生まれます。

本来、
・ホール
・キッチン
・店長

それぞれ役割が違います。

同じ数字でも、動き方は違う

ここが分解されていない店ほど、誰も動けなくなります。

 

③ 「やっていいこと」と「やらなくていいこと」が決まっていない

目標だけを掲げると、現場はこうなります。

・余計なことをして怒られたくない
・失敗したくない
・判断を避けたい

その結果、
「今まで通り」が最適解になります。

動かないのではなく、動かない方が安全になっている。

 

目標は「縛るもの」ではなく「判断を軽くするもの」

売上目標の本来の役割は、人を追い込むことではありません。

・迷いを減らす
・判断を揃える
・会話を短くする

このための道具です。

例えば、

「今日は売上を取りにいく日か、守る日か」
「追加提案を優先していい日か」
「オペレーション重視の日か」

こうした判断が、数字と一緒に降りてくる店は、自然と動きが揃います。

 

動ける店がやっている“目標の出し方”

動ける店ほど、売上目標をこう扱います。

・結果の数字は最小限
・行動の優先順位を明確に
・裁量の範囲を決める

「今日はここまでやっていい」
「ここから先は判断しなくていい」

これがあるだけで、現場は驚くほど動きやすくなります。

 

「やる気」の問題にすり替わる瞬間

目標が機能しないと、次に出てくる言葉があります。

「もっと意識を持ってほしい」
「当事者意識が足りない」

でも、
動けない状態で意識だけ求められるのは、かなりきつい。

結果として、現場は黙ります。

やる気がないのではなく、口を閉じた方が安全になっている。

 

目標が機能し始める境目

売上目標が
「数字」から「判断材料」に変わった瞬間、

・現場の質問が変わる
・動きが揃う
・無駄な摩擦が減る

こうした変化が出てきます。

数字があるのに動けない店は、能力が足りないのではありません。

設計が足りていないだけです。

 

最後に

売上目標を立てているのに、誰も動けない店。

そこでは、
人が止まっているのではなく、判断が止まっています。

判断材料が降りてこない以上、現場は動きようがありません。

文章で伝えられるのは、あくまで全体像までです。

実際には、店ごとに目標の落とし方は変わります。

ただ一つ確かなのは、目標が“結果の数字”のままでは、現場は動かないということ。

数字が、

人を縛るものから
人を動かすものに変わる。

その境目を越えられるかどうかで、
店の空気は大きく変わります。

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