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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

ぶり大根もたまに食べると美味しい

寒い冬に旬を迎え、脂ののったぶりが出回ると食べたくなるのが、和食の定番「ぶり大根」。

これから夏ですが!!!!!
味がしっかりしみた大根とぶりに、たれが絡んだ人気のおかずです。

ぶりはただ脂がのっているだけではなく、実は栄養価が高くいろんな効果があるんです。しかも、ぶり大根として食べることで、より効率よく栄養を摂取できるって知ってましたか?

 

歴史・由来

石川県の伝統食材を語るうえで欠かせないのが、ブリである。初冬、「ぶりおこし」と呼ばれる雷が雷鳴を響かせる時期になると能登の内浦地区で定置網を使った本格的なブリ漁がはじまる。養殖のブリも一般的になったが、脂ののりや味、身のしまりは天然ブリが大きく勝っているといわれる。
厳冬期の寒ブリはとくに脂がのっていて、刺身で食べると醤油をはじくほどだという。暮れの祝いごとや贈答品に使われ珍重されており、“コゾクラ”、“フクラギ”、“ガンド”と大きさによって名前を変える出世魚のため、縁起物としても喜ばれる。江戸時代、とれたてのブリは、城下に出まわる前にまず藩主へ献上されたという。「ブリ一本、米一俵」ともいわれる高級食材で、庶民が口にすることは滅多になかったといわれている。
いまでは定番の「ぶり大根」や刺身をはじめ、かぶらに挟んだ「かぶらずし」や発酵食の「巻きぶり」など、県内ではさまざまなブリ料理が楽しめる。

 

時季

旬は11月から翌2月にかけて。この時期は地元の市場に大小さまざまなブリが並ぶ。暮れの祭事や贈答品に欠かせず、新婦の実家から嫁ぎ先へ贈る風習も残っている。
「ぶり大根」はブリ料理の代表格として、現在も家庭でつくられている。

 

ブリ大根とは、鰤(ぶり)の切り身やアラを大根と一緒に煮込んだ料理のことで、一食あたりのカロリーは115kcalほどで、ヨウ素やセレン、炭水化物などの栄養を多く含んでいるのが特徴です。そんなブリ大根には一体どんな栄養が含まれていて、どのような健康効果があるのでしょうか。

 

ぶり大根の栄養

ぶりは、良質なたんぱく質をはじめ、脂質、ビタミン類をたくさん含む魚です。また、大根には食物繊維やビタミンCが多く含まれ、この2つを合わせたぶり大根は、互いに栄養を補いバランスのとれた一皿なんです。

そんな「すぐにでも食べたくなる」ぶり大根のやばすぎる栄養価とその効果についてまとめてみました。

 

たんぱく質(コラーゲン)の効果

ぶりの「あら」でぶり大根をつくった時、鍋に残った煮汁がゼリー状になっていませんでしたか?

ゼリーの正体はコラーゲンなんです。体内に吸収されたコラーゲンは、大根のビタミンCとともに新しいコラーゲンを作り出し、肌の弾力性を高める効果があります。

 

EPAとDHAの効果

ぶりに含まれる脂質のうちEPA(エイコサペンタエン酸)は、中性脂肪を下げ、血液をサラサラにする効果があります。

またDHA(ドコサヘキサエン酸)は、情報伝達に欠かせない栄養素であり、記憶力の向上や生活習慣病の予防、肌のくすみ改善などさまざまな効果があります。これらの栄養素は、子供からお年寄りまでどの年代でも積極的にとっていきたい栄養素です。

 

ビタミンB2とナイアシンの効果

ビタミンB2には、脂肪の代謝をアシストする効果があります。

ナイアシンはビタミンB3とも言われ、調理によるロスがない水溶性ビタミンです。この二つの栄養素は、脂質や糖質からエネルギーを効率よく作るための重要な役割があり、ダイエットの味方ともいえます。

 

ビタミンDの効果

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け骨を丈夫にする働きがあり、将来骨折するリスクの高まる骨粗しょう症予防の効果がある栄養素です。

 

ぶり大根の栄養素をたっぷり摂取するポイント

ぶり大根の場合、煮汁に多くの栄養素が溶け出しています。ぶりだけを食べるのでは、せっかくの栄養を逃がしてしまいます。

そこで、ぶりの煮汁を含んだ大根を積極的にとることで、ぶりの高栄養素をあますことなく摂取することができます。だからこそ、「ぶり」単体ではなく、「ぶり大根」で食べることに意味があるんですね。

また、ぶりのあらで作った時には、煮汁を”にこごり”としていただくことで、すべての栄養素を無駄なく食べられます。

 

免疫力アップ

偏った食生活や、加齢、冷え、ストレスなどが原因で免疫力は低下してしまうと、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染や食中毒などの細菌感染を起こしやすくなってしまいます。

ブリ大根に含まれているタンパク質には白血球などの免疫細胞や、免疫に関わる酵素の材料となり免疫力をアップする効果があります。

また、血管の強化や気管支の粘膜を正常に保ち、成長を促進させ、免疫細胞の働きを活発にすることによって!

・喉や鼻の粘膜を強化して、ウイルスの侵入を防ぐ効果があるビタミンA
・免疫機能を担う白血球のひとつである好中球の活性維持や増強に関与する働き
・ウイルスの増殖を阻止する働きがあるインターフェロンの生成を促進する効果があるビタミンC
細胞がウイルスや細菌に感染するとシグナルとなって免疫細胞を活性化させる働きがある亜鉛なども含まれているので、ブリ大根には免疫力をアップする効果があると言えます。

 

疲労回復

人間の身体は、病気、栄養不足、運動不足、睡眠不足、ストレスなどによって、疲れてしまうと疲労状態になってしまいます。

ブリ大根に含まれるビタミンB群には、エネルギーを生み出すために欠かせない三大栄養素である糖質、脂質、タンパク質の分解や、代謝に必要な酵素を補酵素としてサポートする重要な働きがあり、エネルギー不足による疲労を防ぐ効果があります。

また、筋肉を修復することで、筋肉が弱り、内臓の働きが衰えて疲労しやすくなるのを防ぐ働きがあるタンパク質や、血糖値を正常な値に維持することで疲れにくくする働きがある炭水化物(糖質)、疲労回復に効果のある栄養素の吸収を大幅にアップさせる働きがあるビタミンCなども含まれているので、ブリ大根には疲労を回復する効果があると言えます。

 

ガンの予防

ガンは日本人の三大死亡原因の1つとしてされていて、約3人に1人がガンで亡くなっていると言われています。ブリ大根に含まれるモリブデンには発ガン物質の一つである亜硝酸アミンの吸収や蓄積を防ぐ働きによって、ガンを予防する効果があります。

また、抗酸化作用によって、ガンの原因物質である増えすぎてしまった活性酸素を除去し抑制する働きがあるビタミンCやビタミンE、セレンなども含まれているので、ブリ大根にはガンを予防する効果があると言えます。

 

血中コレステロールを上げにくくする

ぶり大根に使用されるぶりには、タウリンが含まれています。このタウリンには血中コレステロールを上げにくくする効果が期待できます。この体内の状態を調節する作用は「ホメオスタシス作用」と呼ばれ、体内に状態を一定に維持できるようバランスを整えるものです。

タウリンは体内でも合成されるものの、体内での合成能力が低いため、食品から摂取することが大切です。そのため、ぶり大根はカロリーが気になる場合でも、積極的に取り入れたい食品と言えるでしょう。

 

老化を防ぐ効果が期待できる

ぶり大根に使用されるぶりにはビタミンEが含まれています。ビタミンEには、抗酸化作用があるため、皮膚の新陳代謝を高めてメラニンの排出を促す働きがあることから、老化を防ぐ効果が期待できます。
紫外線や外的刺激から肌を守り、必要なバリア機能を安定させるため、肌のトラブル防止にも役立つでしょう。

 

骨を丈夫にする

ぶり大根に使用されるぶりには、ビタミンDも含まれています。ビタミンDには、カルシウムの吸収を助ける働きがあるため、骨を丈夫にする効果が期待できます。また、骨の成長促進や血中カルシウム濃度を調整する役割もあるため、健康な骨を維持するためには欠かせない栄養素です。

ビタミンDの摂取不足は、骨粗しょう症などにも繋がる可能性があるため、積極的に取り入れたい栄養素のひとつです。

 

ぶり大根が簡単美味しいコツ

青魚ということもあり、臭みが気になる人も多いのではないでしょうか。実はその臭みは、下処理にポイントがありました。

まず、ぶりに塩をふり、20分ほどおきます。出てきた水分が、臭みのもとですのでキッチンペーパーでしっかりとります。

次にぶりにお湯をかけて汚れやぬめりをとります。あらを使う場合や大量に調理する場合は、鍋の中にぶりをいれ、そこに熱湯を入れ混ぜます。切り身の場合は、ざるの上に切り身をおいて熱湯を回しかけると簡単。

最後は、流水でさらにぬめりや汚れを洗い流し、水気をきります。

この3ステップを丁寧にすることにより、臭みがないぶり大根ができます。さらに、お酒を多めにいれれば、臭みをとりつつ味に深みが出ておススメです。ぶりの切り身を使えば、ぬめりや汚れをとるの作業がもっと簡単です。

後は、いつもの味付けをして、おいしいぶり大根の完成です。

 

ぶり大根は冷凍保存できます

多めに作ったほうがおいしくなる煮物。とはいっても、食べ飽きたなんてことはないでしょうか?そんな時は、冷凍保存をしましょう。

冷凍保存のポイントは、1回分ずつをフリーザーバッグに、煮汁と一緒に入れ、しっかり空気を抜いて冷凍することです。保存期間の目安は、2~3週間。保存期間が長くなると冷凍やけして味が落ちてしまいます。

また冷凍ブリを調理する場合は、完全に解凍をしてから調理しましょう。冷凍や半解凍のまま調理すると臭みのもとが取り切れず、臭くて食べられない。といった原因になってしまいます。

また冷凍ブリを調理したものは、再冷凍によりうまみが逃げてしまうので、なるべく1回で食べきるほうがよいですよ!

 

ぶり大根を食べるときのポイント

カロリーや炭水化物量が気になるかたがぶり大根を食べる場合、押さえておくべきポイントがいくつかあります。
ここからは、ぶり大根を食べるときのポイントを4つ紹介していきます。食事に上手く取り入れられるよう、ぜひ参考にしてみてください。

 

甘味を控える

ぶり大根を食べるときは、甘味を控えるようにしましょう。ぶり大根の味つけには、砂糖やみりんが使用されており、これらの使用量が多くなると摂取カロリーの増加にも繋がります。

カロリーオーバーになる可能性もあるため、甘味は控えることがおすすめです。それでは、味つけが薄くなって物足りないというかたは、和風出汁の量を増やしたり、糖質オフの甘味料を使用したりするとよいでしょう。

 

大根をたくさん入れる

ぶり大根を食べるときは、大根をたくさん入れるようにしましょう。ぶりの量を減らし、大根をたくさん入れることで、摂取カロリーを減らすことが期待できます。
全体のカロリーを手軽にカットできるだけでなく、満足感も維持できるため、カロリーが気になる場合でも安心して食べられるでしょう。

 

ごはんを食べすぎないようにする

ぶり大根を食べるときは、ごはんを食べすぎないようにしましょう。ぶり大根は味つけが濃いため、おかずとして白米にとてもよく合います。そのため、ついご飯を食べすぎてしまうこともあるでしょう。

しかし、ぶり大根のカロリーを抑えても、ご飯を食べすぎてしまえばカロリーオーバーに繋がりかねません。そのため、ごはんは食べすぎないよう注意が必要です。

 

ゆっくり噛んで食べる

ぶり大根を食べるときは、ゆっくり噛んで食べるようにしましょう。ゆっくり噛んで食べることにより、脳の満腹中枢が活性化されるため、満腹のサインが脳に伝わりやすくなります。

これにより、食事の量が少量でも満腹感を得やすくなるため、食べすぎを防げるでしょう。また、脳内物質の働きとして内臓脂肪の分解を促進する効果も期待できるため、カロリーが気になるかたにはおすすめの方法です。
 
 材料 (4人分)
ぶりの切り身    4切れ
大根        1/2本
酒         2/3カップ
みりん       1/4カップ
しょうゆ      大さじ3
砂糖        大さじ1
ゆずの皮のせん切り 少々

 

作り方

1、大根は皮をむいて厚さ1.5~2センチの輪切りにし、鍋に入れて、かぶるくらいの水を注いで中火にかける。煮立ったら15分ほど煮て、ざるに上げる。ぶりは熱湯にサッと通し、表面の色が変わったらすぐに取り出す。

2、鍋に水2と1/4カップ、酒、みりん、しょうゆ、砂糖を入れて中火にかけ、煮立ったら大根を入れ、弱めの中火で15分ほど煮る。ぶりを加える。

3、オーブン用シートなどで落としぶたをして、さらに15分ほど煮れば、でき上がり。器に盛り、ゆずの皮をのせる。

 

 

↑こんなのもあるみたいですね!食べてみたい↑

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