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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。個人店の現状整理・壁打ち相談 この相談は、 売上を伸ばす方法を教えるものではありません。 集客やSNS、広告の話もしません。 閉店・縮小・継続で迷っている個人店が、 感情ではなく、 数字・状況・体力を整理するための時間です。 一般論ではなく、 「あなたの店の場合」を一緒に言語化します。 ⸻ 対象 ・個人で飲食店を続けている方 ・一人、または少人数で経営している方 ・続けるかどうかを真剣に考え始めている方 ※営業目的・情報収集のみの相談はお受

「常連が多い店」ほど危険な場合がある

飲食店経営で見落とされやすい“居心地の落とし穴”

飲食店経営では、「常連が多い店」は理想形のように見えます。

毎週来てくれる。
名前を覚えてくれている。
新メニューを頼んでくれる。
売上を支えてくれる。

経営者からすれば、非常にありがたい存在です。

実際、リピート率が高い店は強いです。

しかし一方で、常連が増えすぎることで
逆に苦しくなる店も存在します。

しかもこれは、店側が気づきにくい問題です。

なぜなら、常連は “良いお客様” に見えるからです。

ですが、新規客視点で見ると、
まったく違う景色になっている場合があります。

今回は、
「常連が多い店」ほど危険になる理由について、
飲食店経営・売上改善・店舗改善の視点から解説していきます。



常連がいること自体は悪くない

まず誤解してはいけないのは、常連客は非常に重要です。

飲食店経営では、新規集客だけでは安定しません。

むしろ、利益を支えているのはリピート率です。

広告費をかけなくても来店してくれる。

おすすめを注文してくれる。

スタッフとも関係性がある。

これは大きな強みです。

問題なのは、“常連中心になりすぎること”です。

ここから、少しずつ店舗の空気が変わり始めます。

 

新規客は「空気」を見ている

初めて入る店では、
お客様はかなり周囲を観察しています。

  • 入りやすいか
  • 店員の雰囲気
  • 周囲の客層
  • うるさくないか
  • 居心地は悪くないか

など。

つまり、料理以前に“空気”を見ています。

ここで危険なのが、常連同士の空気感です。

例えば、

  • 店員とずっと会話している
  • 常連だけ盛り上がっている
  • 内輪ネタが多い
  • 初見が入りづらい
  • 席配置が固定化している

など。

店側は普通だと思っています。

しかし新規客から見ると、「なんか入り込みづらい」

となります。

これが非常に危険です。

 

常連が増えると「店のルール」が生まれる

常連が多い店では、
独特のルールが生まれやすくなります。

例えば、

  • この席は常連用
  • 注文しなくてもOK
  • メニュー外対応
  • 店主との長話
  • 暗黙のノリ

など。

これは自然発生します。

しかし、新規客には分かりません。

すると、「自分だけアウェー感がある」

となります。

特に最近は、居酒屋でも“安心感”
を重視する人が増えています。

つまり、
気を遣う店は避けられやすいのです。

集客施策を頑張っても、
店内空気で離脱されるケースは少なくありません。

 

「常連に合わせる店」は変化できなくなる

ここも非常に重要です。

常連が増えると、店側は無意識に“常連好み”
へ寄っていきます。

例えば、

  • 新メニューを嫌がる
  • 味変更を嫌がる
  • レイアウト変更反対
  • BGM変更反対
  • 営業スタイル変更反対

など。

これはよくあります。

すると、店舗改善が止まります。

つまり、
新しいお客様に合わせた変化ができなくなるのです。

飲食店経営では、時代変化への対応が非常に重要です。

しかし、常連比率が高すぎると、
「今まで通り」
が優先されやすくなります。

結果として、新規客が減少していきます。

 

売上改善が止まる店の特徴

売上改善が止まる店には、ある共通点があります。

それは、「今いるお客様だけを見ている」ことです。

例えば、

  • 常連向けメニューばかり
  • 説明不足
  • 初見に優しくないPOP
  • 店内ルール化
  • 接客の馴れ合い

など。

これでは、新しいお客様が定着しません。

つまり、リピート率が“固定客依存”
になっていきます。

これは非常に危険です。

なぜなら、常連は年齢を重ねます。

来店頻度も変わります。

引っ越しもあります。

もし新規客が増えていなければ、
徐々に売上は下がります。

 

「常連が多い=安心」ではない

経営者視点では、店が埋まっていると安心します。

しかし、その中身を見る必要があります。

例えば、

  • 新規比率
  • 再来店率
  • 年齢層変化
  • 注文内容
  • 滞在時間

など。

特に危険なのは、客数は安定しているのに、新規客が減っている状態です。

これは、未来の売上が減っているサインです。

今は問題なく見えても、
数年後に急激に苦しくなる場合があります。

飲食店経営では、“未来のお客様”
を増やし続ける必要があります。

 

強い店は「新規客が入りやすい」

本当に強い店は、常連がいても新規客が入りやすいです。

なぜでしょうか。

理由は、空気作りをしているからです。

例えば、

  • 店員が全員に均等接客
  • 初見にも説明がある
  • 常連優遇感を出しすぎない
  • メニューが分かりやすい
  • POPが親切
  • 誰でも頼みやすい

など。

つまり、“開かれた店”になっています。

これは非常に重要です。

常連だけの店ではなく、誰でも入れる店。

この違いは大きいです。

 

客単価向上にも影響する

実は、常連偏重は客単価向上にも影響します。

なぜなら、常連は注文固定化しやすいからです。

例えば、「いつもの」で終わる。

すると、

  • 新商品
  • 高単価商品
  • 季節限定
  • おすすめ商品

が動きにくくなります。

つまり、売上改善が停滞します。

逆に、新規客は意外と素直です。

POPや提案で注文が変わります。

だから、新しいお客様が入る店ほど、売上が動きやすいのです。

 

店舗改善で重要なのは「バランス」

では、
どうすればいいのでしょうか。

答えは、常連を大切にしながら、新規客も入りやすくすることです。

例えば、

  • 常連との会話時間を偏らせない
  • 初見への説明を丁寧にする
  • メニューを分かりやすくする
  • POPでおすすめ導線を作る
  • 店内ルールを作りすぎない

など。

これだけでも空気は変わります。

特に重要なのは、「誰でも歓迎されている」と感じさせることです。

 

まとめ

飲食店経営で本当に強い店とは

常連が多いこと自体は、悪いことではありません。

むしろ、リピート率が高い店は強いです。

しかし、常連中心になりすぎると、

  • 新規客が入りづらい
  • 店が閉鎖的になる
  • 店舗改善が止まる
  • 売上改善が停滞する
  • 未来の客層が減る

という問題が起きます。

だからこそ、飲食店経営では“常連がいる安心”
だけで満足してはいけません。

本当に強い店は、常連も居心地が良い。
新規客も入りやすい。

この両立ができています。

そしてその積み重ねが、長く愛される店舗改善へ繋がっていくのです。

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