2025年、私たちの暮らしを直撃する「値上げラッシュ」が加速しています。年度始めとなる4月には多くの品目で値上げや価格改定が公表されました。
2025年に入ってからは1月、2月、3月と右肩上がりで値上げ品目が増え、3月だけでも2343品目もの値上げとなりました。これは前年同月比を3か月連続で上回る驚異的な勢いです。値上げ傾向が続けば、2025年の値上げ総数は2万品目に達する可能性があるとの見通しが示されています。一部ご紹介!
J-オイルミルズ
価格改定時期:2025年5月1日(木)納品分~
対象商品:家庭用オリーブオイル製品、業務用オリーブオイル製品
改定率:家庭用オリーブオイル製品32~66%、業務用オリーブオイル製品50~80%
ハウス食品
価格改定時期:2025年5月1日(木)納品分~
対象商品:ルウ製品、レトルト製品、マロニー製品等
改定率:約8~15%
伊藤ハム
価格改定時期:2025年5月1日(木)~
対象商品:家庭用ハム・ソーセージ、家庭用調理食品、業務用商品
改定率:約11%
森永乳業
価格改定時期:2025年5月1日(木)出荷分~
対象商品:育児用ミルク
改定率:5.0%~25.0%
JT
価格改定時期:2025年5月1日(木)~
対象商品:紙巻タバコ、加熱式タバコ
改定額:20円の値上げ
UCC上島珈琲
価格改定時期:2025年5月1日(木)出荷分~
対象商品:家庭用レギュラーコーヒー製品、飲料製品
改定率:15~30%
コカ・コーラ
価格改定時期:2025年5月1日(木)出荷分~
対象商品:果汁製品(紙パック)
改定率:25%
主な値上げの背景
原材料費の高騰
小麦、大豆、食用油、砂糖などの価格上昇。特に輸入品に依存している原材料は円安の影響も受けています。
エネルギーコストの増加
電気・ガス・ガソリン価格の上昇が製造・輸送コストを押し上げています。
人件費の上昇
最低賃金の引き上げや人手不足による人件費増。
物流費の上昇
2024年問題(トラック運転手の残業規制)により、物流業界のコストも増加。
天候不順・自然災害
不作や災害の影響で野菜や果物の価格が一時的に急騰するケースも。