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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

「旬」って何?

野菜や魚介類などの食材には「旬」というものが存在します。四季のある日本では季節ごとに旨味が強く、食べごろになる食材がたくさんありますが、これには旬が関係しているんです。今回は、食材の「旬」につい紹介!

 

旬の語源・由来

旬は「10日」を意味する言葉だそうです。
本来の読みは「じゅん」であるが、漢音で「しゅん」と読むのが習慣であった。
古くは、毎旬の初め(1日・11日・21日)と月の後半の初め(16日)に、天皇が臣下から政務を聞き、宴を催す儀式を「旬」と称した。
平安中期以後、この儀式は4月1日と10月1日だけになり、4月を「孟夏の旬」、10月を「孟冬の旬」と称し、二つを合わせて「二孟の旬」といった。
孟夏の旬には「扇」、孟冬の旬にはあゆの幼魚である「氷魚(ひお)」を賜ったことから、最盛の時期・魚介類や野菜などの最も美味しい時期を「旬」と言うようになったそうです。

春は、冬の間に脂肪を蓄え細胞も沈静化している体が目覚める季節です。気温が温かくなるにつれ、新陳代謝が活発になり、内臓の働きも活性化し、脂肪や老廃物を排泄して段々と冬の体から春の体へと変化していきます。
春は新しい環境でストレスをうけやすく、体調不良を起こすことがあります。旬の野菜で、スムーズに体を目覚めさせ、心身ともにリラックスして、変化の大きなこの季節を上手に乗り切りましょう。

アスパラガス  4~6月

主成分はアミノ酸の一種であるアスパラギン酸で、新陳代謝を促すとともに、滋養強壮や疲労回復、ダイエットに効果的です。

カロテン(ビタミンA)は病気に対する抵抗力を高め、同時にビタミンE・ビタミンCを摂取することが出来るため、抗酸化作用が高く、体の老化防止、がんの抑制、美容に効果があります。

春キャベツ  4~5月半ば

キャベツから発見されたビタミンU(別名キャベジン)は、胃や十二指腸の炎症や潰瘍を予防・改善する効果が期待できます。

ビタミンCも多く含まれ、免疫力を高め、風邪を予防したり、美肌・疲労回復効果、がん抑制効果なども期待できます。

山菜

山菜の持つ独特の苦味成分アルカロイドは、新陳代謝を活発にします。また抗酸化作用のあるポリフェノール群が豊富に含まれています。生活習慣病の原因にもなる体内の酸化ストレスから守るとともに、苦味は胃腸の働きを促し、精神的ストレスの改善にも効果が期待できます。

春の山菜

2月・・・ふきのとう・のびる・菜の花など

3月・・・うど・ふき・たらの芽・せり・あしたばなど

4月・・・わらび・ぜんまいなど

夏は、梅雨期の食中毒、猛暑期の体力消耗や食欲不振、冷房病や熱中症などといった季節病を引き起こしやすい時期です。夏に旬を迎える栄養価の高い食材を上手に料理に取り入れ、夏バテや紫外線に負けない体作りをしましょう。
強い日差しで体も酸化しやすいこの時期は、抗酸化作用の高い緑黄色野菜を。また暑さや疲れ、水分不足などから起こりやすい熱中症予防のためには、水分を多く含むぶらり野菜を積極的にとりましょう。

おかひじき  4~6月

豊富に含まれるカロテンは免疫力を高めて細胞の老化予防に効果的です。またカリウムはむくみ解消に、カルシウムは骨を丈夫にします。食物繊維も豊富なため、便秘改善、美肌効果、整腸作用などの効果も期待できます。

おかわかめ  4~5月半ば

マグネシウムが、イライラを抑え、エネルギーの代謝を促進してくれます。また骨・歯を形成するカルシウム、免疫力を高め血糖値を下げる亜鉛、コレステロールや糖の代謝を促す銅なども含まれます。
その他、葉酸やビタミンAも含有しています。効能として骨粗しょう症・高血圧・狭心症・貧血・動脈硬化などの予防が期待できます。

トマト  6~8月

リコピンが多く含まれ、免疫力を高めがん予防、細胞の酸化や老化防止が期待できます。
また、水分も多く、この時期の体の乾きを防ぐのにも適しています。

なす  7~9月

なすの皮の色はポリフェノールの一種でナスニンといい、強力な抗酸化作用があり、がん予防の効果が期待できます。また体を冷やしてくれる作用もあります。

実りの秋には、きのこや木の実、根菜類など、消化器系の働きを活発にしてくれる食材が旬を迎えます。
この時期は、夏の暑さが和らぎ過ごしやすいですが、朝晩が冷え込み空気も乾燥しやすいので、呼吸器系に負担がかかり、気管支喘息や風邪、インフルエンザにかかりやすくなります。
皮膚や粘膜を強化するビタミンAやカロテンを多く含む食材を摂る他、胃腸の働きを高め体を温める根菜類など、滋養豊かな食材で免疫力を高めましょう。

きのこ類  各種9~12月

しいたけは血中コレステロールを下げ、高血圧や動脈硬化を予防する効果が期待できます。
カロリーも低めなので、ダイエットにも上手に活用してください。

さつま芋  9~11月

食物繊維をはじめ、ビタミンC・ビタミンB郡が豊富で、便秘改善や老化・ガン予防の効果が期待できます。
整腸作用により、ニキビ・吹き出物改善が、ビタミンCの働きで、しみや肌のハリにも効果が期待できます。

にんじん  10~11月

にんじんに豊富に含まれるカロテンは皮膚や粘膜を強化し、外部からの細菌やウイルスの侵入を防ぐ効果があります。
また免疫力を高め、がんの抑制、動脈硬化や心臓病予防も期待できます。

れんこん  11~3月

れんこんに含まれるビタミンCは100gで1日の必要量をまかなえるほど豊富で、疲労回復、美肌効果、風邪予防、発がん物質抑制効果が期待できます。
その他、れんこんには貧血予防、滋養強壮にも効果があり、肝臓・腎臓・心臓にもよいです。

冬野菜は、野菜自体が冬の寒さに耐えられるよう、糖分が多く蓄積されていて、甘みがあり、血行促進、体温保持効果が期待できます。
この時期、体は皮下脂肪を溜め込み寒さに供えます。
体の冷えは免疫力を低下させる原因になります。日々の料理に冬野菜を上手に利用して血行をよくし、体の中から温めて寒い冬を乗り切りましょう。

大根  11~2月

根は、分解酵素アミラーゼを多く含み、消化促進・胃もたれ・胸焼け・二日酔いなどに効果があります。
葉は緑黄色野菜でカロテン・ビタミンC・カルシウムが多く含まれ、風邪予防、ニキビや吹き出物の予防・改善など美肌効果が期待できます。

白菜  11~2月

ビタミンCやカリウム、カルシウム、マグネシウムの他、辛味成分であるイソチオシアネートも含まれ、美肌効果、風邪予防、便秘改善、利尿作用、動脈硬化やがん予防などの効果が期待できます。

小松菜  12~2月

ほうれん草の5倍のカルシウムを含み、骨粗鬆症の予防や、カルシウム不足になりがちな年配者や妊婦、成長期の子どもに積極的に摂取してほしい食材です。また、ビタミンA・Cは100gで1日の必要量を満たすことができ、風邪予防、脈硬化やがん予防が期待できます。さらに食物繊維も多く、便秘改善、大腸がん・糖尿病予防にも効果的です。

ブロッコリー  11~3月

レモンの約2倍のビタミンCが含まれており、がん予防、風邪予防に効果的です。またカロテン・ビタミンB群・リン・カリウム・食物繊維なども多く含み、皮膚や粘膜の免疫力の強化、血糖値の正常・安定化、便秘改善などの効果が期待できます。さらに葉酸が他の食材に比べ非常に多く、貧血や動脈硬化の予防効果が期待できます。

 

 

 

 

 

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