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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

キノコ栽培の父?といわれた森本彦三郎

ヨーロッパにおいては250年ほど前から栽培の歴史があり食用とされていたマッシュルームですが、日本ではほんの70年ほど前まで人々に名前さえも知られていませんでした。そのマッシュルームの栽培に日本で初めて成功し、今日、日本の家庭の食卓を賑わすキノコの一つに数えられるまでに!

ばると様 d:bakhtin19880823

ご希望?の『森本彦三郎氏』の詳細です。笑

www.japan-eat.com

 

 

マッシュルームのルーツ

古代ギリシャ、古代ローマ時代まで遡ります。
元々、馬厩肥(バキュウヒ)などに自然発生していたものを利用していたと言われています。
その後、17世紀頃にフランスで人工栽培が始まりました。
パリ郊外の鍾乳洞の中に畝床(ウネドコ)を作り、大規模に栽培されるようになったことが有名です。
マッシュルームが「Champignon de Paris(パリのキノコ)」と呼ばれているのは、そのためです。

キノコ栽培に命をかけた森本彦三郎

明治19年(1886)8月11日、和歌山県で生まれました。英語が好きだった彼は、県立和歌山中学校を卒業した18歳の時、「文明のすすんだアメリカにいって、何か新しいことを学びたい」と渡米します。最初に働いていた食堂でマッシュルーム栽培の話を聞き、彼はそれを将来の目標と心に決め、キノコやその栽培法の勉強をはじめます。

そのころの海外では

アメリカやヨーロッパにおけるマッシュルームの栽培法は秘密とされていたので、書籍や雑誌だけではポイントとなるところがわからず、栽培場でアルバイトをしてその秘密技術を探るなど研究を続けます。明治45年(1912)にようやく栽培に成功。そのころ果樹園経営にものりだしていた彼はマッシュルーム栽培も事業として軌道にのせます。

帰国

日本でマッシュルーム栽培を広めようと考えていたところ、栽培場見学の話が舞い込み、大正9年(1920)にセントルイス、シカゴ、セントポールなどの栽培場を見学、コーテスビルの栽培場では6ヶ月間の実習をうけます。さらに、翌年1月には渡欧しフランスで菌類学者のCostantin博士やHarding氏から胞子培養法などの教えをうけ、その後ベルギーやイギリスの栽培場も訪ねます。こういった視察によって、栽培方法や技術のみならず、種菌板の製法や菌の培養法などより深く科学的な知識を身につけることができ、帰国後、日本での成功に大いに役立ちます。

大正10年(1921)6月

マッシュルーム栽培の最新知識と技術を身につけた彦三郎は、17年ぶりに日本に帰国し京都に森本農園という栽培舎を建て、そこで日本で初めてのマッシュルーム栽培に成功します。また、輸入に頼っていたマッシュルーム種菌を日本で製造することにも成功。

さらにマッシュルーム缶を製造し外国へ向けて輸出するなど、マッシュルーム栽培を事業としても成功させます。そんな折、共同経営の話が舞い込み、日本シャンピニオン(株)を設立しマッシュルームの生産、販売を行いますが、倒産という事態に追い込まれるなど苦しい時期を何度か経験します。

しかし、そのような中でも彼は栽培法の研究を日々重ねていき、ほだ木などを必要としない画期的な「おがくず人工栽培法」を考案。シイタケ、エノキタケ、ナメコ、ヒラタケ、マイタケなどといったキノコを、おがくずで栽培させることに成功するのです。

これは、季節を問わずに、しかも大量に発生させることができ、そのうえ、農村だけでなく一般家庭や工場栽培も可能にするという利点がありました。また、自らの研究と実験による成果であるこれらの栽培法を、少しでも多くの人に知ってもらおうと、森本農園に研修生と実習生の制度を取り入れ、多くの人々に技術指導を行い、日本のキノコ産業の発展につとめました。

このようにキノコ栽培一筋であった彦三郎氏は、 昭和24年(1949)、栽培舎の整備中、痛んでいた板が折れ階下に落ちてしまうという事故に遭い63歳で帰らぬ人となりました。

 

欧米で広く普及

マッシュルーム栽培が日本に伝わってきたのは、明治中期です。
「キノコ栽培の父」と呼ばれた森本彦三郎氏が1922年に人工栽培に成功します。
その後、日本のマッシュルーム栽培は徐々に発展していきます。1964年東京オリンピックを境に、日本のマッシュルームは急速に発展を遂げます。
一時は、30,000t/年 生産されている時代もありました。
その量は、今の舞茸やエリンギと同じくらいです!
その後、保存のしやすさの面などから、輸入品の缶詰商品が主流になっていきます。
2000年初期には生産量が3,000tまで減少してしまいました。近年では、スペインバルやイタリアンなどの飲食店の普及、スーパーマーケットでの取り扱い量の大幅な増加により、マッシュルームの需要と認知度は日々アップしています。現在の国内生産量は約8,000tにまで増えています。その中でも、特に国内シェアNo.1の「芳源(よしもと)マッシュルーム株式会社」(千葉県・茨城県)が有名です。
 

8月11日「マッシュルームの日」です。

東京都豊島区駒込に本社を置き、マッシュルーム販売の専門店として知られる株式会社ワキュウトレーディングが制定しました。

日付は日本で初めて「マッシュルーム」の栽培に成功し、「キノコ栽培の父」と呼ばれる森本彦三郎氏の誕生日1886年(明治19年)8月11日にちなんでこの日になりました。

マッシュルームの美味しさ・栄養成分などをアピールして、多くの人にマッシュルームを食べてもらうことが目的で、記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。

マッシュルームは、パスタやアヒージョ、グラタン、カレーなど、どんな料理にもマッチするキノコ類です。同社ではそんなマッシュルームを使った料理のレシピを公開しています。マッシュルームは、ヨーロッパから導入されたキノコであり、和名は「ツクリタケ」。また、国内生産初期の商品名に由来する「セイヨウマツタケ」という名称もよく用いられています。ヨーロッパで古代ギリシア・古代ローマの時代から馬の厩肥(きゅうひ:家畜の糞尿と藁や落葉等を混合し、牛馬に踏ませることで腐熟させた有機質肥料)などに自然発生していたものを利用していたとの事。
その後、17世紀頃にフランスなどで人工栽培が行われるようになったといわれています。マッシュルームにはビタミンB群が多く含まれており、ビタミンB群の中でも特にパントテン酸やナイアシンなどが多く含まれており、皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれる働きがあります。肌の状態を整え、美肌に効果的とされています。夏場で日焼けした肌にぴったりの食材かもしれませんね♪
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