マッシュルームといえば!『マリオ?』『スーパーマリオ?』
コロンとした姿が可愛らしく、クセのない味わいが世界中で人気です。アメリカやヨーロッパ、アジアなど多くの地域で栽培されており、世界で最も生産されているキノコです。日本では、上品な味わいのホワイト種と薫りが濃厚なブラウン種があります。
うま味成分のグアニル酸が椎茸の3倍とも言われ、味わいが良いのが特徴。新鮮なものは生食でき、サラダなどに便利です。
- マッシュルームの栄養
- マッシュルームの選び方
- マッシュルームの由来
- マッシュルームの歴史背景
- どうやって日本に来たのか?
- マッシュルームの保存方法
- ホワイトマッシュルーム
- ブラウンマッシュルーム
- ジャンボマッシュルーム
- 夕食のタイミングで摂取する
- サラダやアヒージョで食べるのがおすすめ
- リンは骨を形成するミネラルの一種
- ビタミンB1は糖質の代謝に関係している
- 食物繊維は便通改善作用がある
- 生マッシュルームとケールのサラダ
- マッシュルームの炒め煮
マッシュルームの栄養
しいたけに比べ、高血圧予防が期待されるカリウムを多く含んでいます。脂質代謝の活性化に不可欠なビタミンB2が豊富です。食物繊維も多く含まれており、腸内を洗浄して体の中をきれいにしてくれるとともに、余分なコレステロールを効率よく排泄してくれます。うま味成分のグルタミン酸が豊富に含まれています。
マッシュルームの選び方
表面に傷がなく、カサがすべすべとしており、よくしまっているものが良いです。カサが割れていないものかどうかにも注目です。ホワイトマッシュルームは、軸が短くて太いもので、切り口は変色していないものを選びましょう。
マッシュルームの由来
mushroom(マッシュルーム)はキノコ一般をさす英語であるが、日本ではヨーロッパから導入されたAguricus bisporusのみに用いている。和名は「ツクリタケ」であるが「マッシュルーム」とよぶことの方が多い。
マッシュルームの歴史背景
古代ギリシア、古代ローマの時代から食されていたといわれる歴史の古いきのこ。17世紀頃にフランスなどで人工栽培するようになったと言われる。この人工栽培はパリ郊外のメロン栽培に使われた厩肥に自然発生しているのに注目したことからはじまったとされる。
マッシュルームの原産地はヨーロッパの草原地帯で、1650年頃にはフランスにおいて人工栽培が行われていたそうです。日本へは明治時代に伝わり、大正時代に栽培が本格化。しかし生鮮のマッシュルームは普及せず、ほとんどは缶詰や水煮などに加工されていました。現在は、生のマッシュルームが店頭に並んでいるので、いつでも新鮮なものが手に入ります。
どうやって日本に来たのか?
明治の中頃に、マッシュルーム栽培が導入された。きのこ栽培の父と呼ばれた「森本彦三郎」が欧米で研修を受け、大正11年、マッシュルームの栽培を成功させた。
マッシュルームの保存方法
マッシュルームはあまり日持ちしません。保存する場合はラップで包んで冷蔵庫に入れ2~3日以内を目安に使いきりましょう。長期保存したい場合は、スライスしたものを冷凍することも可能です。その際、レモン汁をかけておくと変色を防止できます。
ホワイトマッシュルーム
全体が白くてカサの表面がなめらかな小型のきのこ。弾力のある肉質で淡泊な味わいなので、炒め物やサラダ、スープ、シチューなどさまざまな料理に活用できます。スライスして生のまま食べるとシャキッとした歯ごたえが楽しめます。ブラウン種に比べて日持ちはよくありませんが、白色を生かした料理にはこちらがおすすめ。
ブラウンマッシュルーム
カサが茶色で軸が白いマッシュルーム。香りや風味がよく、ホワイトマッシュルーム(ホワイト種)に比べて肉質がやや締まっていて、炒め物や煮込み料理に適しています。また、ホワイトマッシュルームよりもやや日持ちがよく、価格が手頃なのも魅力です。ジャンボマッシュルーム
直径が7〜10cmほどで、重さが100g以上にもなるマッシュルーム。肉厚で歯ごたえがよく、風味豊かな味わいです。普通のマッシュルームのように使えるほか、大きさを生かして丸ごとステーキにしたり肉詰めなどにしてもよいでしょう。
ダイエットに効率的な「摂取方法」
夕食のタイミングで摂取する
マッシュルームは、エネルギーの含まれている量が少ない食品であるため、夜に食べるのがおすすめです。夜はエネルギーを摂取しすぎてしまうと、太りやすくなってしまうからです。体は「BMAL-1」というタンパク質を生成し、エネルギーを脂肪細胞に置き換えて蓄える性質があり、夜に高カロリーなものを摂取してしまうと太りやすくなるのです。そのため、夕飯のタイミングで高カロリーな食べ物の代わりに食べましょう。
サラダやアヒージョで食べるのがおすすめ
マッシュルームは、新鮮なものであれば生でも食べられる食品です。火を通すアヒージョはもちろん、サラダの上にトッピングすれば美味しく食べられるでしょう。
リンは骨を形成するミネラルの一種
マッシュルームは、リンを100mg含む食品です。リンは人の骨や歯を形成する栄養素として知られています。またエネルギー代謝や脂質代謝にも役立つ栄養素です。リンは多くの食品に含まれているため、不足することはありません。
ただし、過剰に摂取してしまうと、カルシウムの吸収を阻害するため注意しましょう。
ビタミンB1は糖質の代謝に関係している
マッシュルームは、ビタミンB1を0.06mg含んでいる食品です。炭水化物からのエネルギー生成と皮膚や粘膜の健康維持に関係しています。さらに糖質をエネルギーに変換するときにも役立つ栄養素です。ビタミンB1が不足すると、糖質をエネルギーにしている脳や神経系に影響が出てきます。糖質制限ダイエットをしている方は、限られた糖質をエネルギーに変換できるよう積極的に摂取しましょう。
食物繊維は便通改善作用がある
マッシュルームは、食物繊維が2g含まれている食品です。食物繊維は便通改善に効果を発揮します。食物繊維の摂取量が多いほど。
現代では、成人男性・女性ともに食物繊維の摂取量が低下しています。まずはマッシュルームを含む野菜を1日350g摂取し、食物繊維を積極的に摂っていきましょう。生マッシュルームとケールのサラダ
【材料】
2、エシャレットは細かく刻む。
3、ボウルにマッシュルームと、手で食べやすい大きさにちぎったケールを入れる。
4、3にさらに2を入れ、オリーブオイル、白ワインビネガー、塩・黒こしょうを加えてざっくりと混ぜ、味を調える。
マッシュルーム…6~8個
ケール…1枚
エシャレット…3本
オリーブオイル…大さじ1
白ワインビネガー…大さじ1/2
塩・黒こしょう…少々
【作り方】
1、マッシュルームは1~2mm幅の切りに。2、エシャレットは細かく刻む。
3、ボウルにマッシュルームと、手で食べやすい大きさにちぎったケールを入れる。
4、3にさらに2を入れ、オリーブオイル、白ワインビネガー、塩・黒こしょうを加えてざっくりと混ぜ、味を調える。