その機能は大きく3つ。
「休憩機能(24時間利用できる駐車場やトイレ)」
「情報提供機能(道路情報、観光情報など)」
「地域連携機能(観光レクレーション施設など)」となっている。
こうした機能だけを見ると、昔からあるドライブインとさほど変わらないようにも思えるが、「道の駅」の設置者は市町村などであり、市町村長から国土交通省道路局に申請し登録されて初めて「道の駅」と名乗ることができる。いわゆる公的なスポットである。そのため、駐車場が無料で使えることは重要な条件であり、トイレにはバリアフリータイプを設置することが要件のひとつとなっている。
駅?
列車でもないのに「駅」と使うのはおかしいと違和感を覚えるかもしれないが、日本には古くから街道の要所に「宿駅」といって旅人の休憩や宿泊、また物流における人馬の交代場所となる地点が用意されていた。その大元となった「駅制」は奈良時代の中央集権体制、いわゆる『律令制』によって整備されたもので、街道沿いに「駅」があるというのは、けっしておかしいことではない。むしろ、その機能などからすると、古代に使われていた、本来の「駅」という言葉の意味に近いのが「道の駅」といえる。
最近では
車中泊スポットとしても注目される道の駅だが、迷惑行為が目立つようになり車中泊禁止の道の駅も増えてきているという。ドライブが楽しめるよう環境を守るべく、一人一人のドライバーがマナーを守って、道の駅を利用していきたいものですね。
24時間無料で利用できる休憩施設
道の駅は24時間無料利用できる施設として、「休憩機能」「情報発信機能」「地域の連携機能」の3つの機能を果たしています。
休憩機能
24時間安心して利用できるトイレや電話、広々とした駐車場は、道の駅の基本設備です。
その他にもレストランや公園、博物館、温泉、宿泊施設を併せ持つ駅もあります。
情報発信機能
道の駅は、地域における情報ステーション機能も果たしています。
道路情報、救急医療情報をはじめ、地域の歴史や文化、観光地紹介ブースや物産販売所などその地域の観光情報コーナーが併設されている駅もあります。
地域の連携機能
駅相互で連絡を行い、経営内容改善や利用者にとってより魅力的なサービス向上にも取り組んでいます。
無料Wi-Fiスポット
道の駅では、周辺交通情報や気象情報、災害情報、医療機関、レストラン、グルメ情報などにアクセスできる無料Wi-Fiスポットを利用することができます。
今や全国500件以上の道の駅で、無線Wi-Fiの利用が可能になっています。
グルメ
道の駅では、レストランも魅力の一つです。
食材はもちろん、各地の食材を用いた料理に舌鼓を打つことができます。
野菜の直売所
道の駅では、特産品の野菜を購入することができます。
道の駅の休業日