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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

飲食店集客の成功と失敗、何が違う?

繁盛しているお店の集客施策を、高い費用をかけて真似して取り入れたものの、「どうも同じような結果が出ない」と悩んでいる飲食店オーナーは意外と多い。

一口に「飲食店の集客」と言っても、かけられる予算や店舗の立地条件、ターゲットとする客層など、自店に最適な集客の方法は100店あれば100通りあり、それぞれの課題や条件によって異なるものです。

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集客方法の選び方とは?

あなたのお店はどのような場所にある。
似たような店舗でも、立地条件が変わるだけで適する集客方法は変わって来ます。

駅前の繁華街にある居酒屋と、路地裏にある地下のバーを比較してみましょう。

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■駅前の居酒屋
宣伝をしなくても店の周知がしやすいというメリットがあるが、競合店も多い。
いかに新規顧客を獲得するかがテーマとなるため、他店と差別化が図れるようなファサード作りによる集客施策が必要とまります。

 

■路地裏の居酒屋

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人通りが少ないため、店の存在をインターネットなどで積極的にアピールする必要がある。
また、新規顧客を多く集めるよりは、一度来店してくれたお客様を店のファンにしていくような、リピート率を上げる集客方法が適している。

飲食店における集客は、置かれている状況を客観的に見つめ、自店に合った集客方法を選択することが重要です。

条件別で選ぶ最適な集客方法

世の中はさまざまな集客方法であふれている。
その中から、自分の店に合った方法を見つけるために、かけられる予算やターゲット層を決めるなど、まずは可能な限り条件を絞って、効率的な集客をするための準備を行うことが成功への近道なのです。

 

「予算」から考える集客

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お金をかけた集客方法は効果が高く、結果が出るのも早い。
しかし、少ない予算でも効果的な集客方法は数多く存在する。時間と費用のバランスを考えて選択しましよう。

 

無料でできる集客方法

インターネットを活用する方法であれば、無料で行えることが数多く存在する。
一つずつ見ていきましょうか!

 

■ホームページやブログは、自作をすれば費用がかからない。

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ただし、デザインやプログラミングに詳しくない場合は、外注したほうが効率的な場合もある。ホームページやブログへのアクセスを習慣化してもらうために、例えば簡単なメニューのレシピなど役立つ情報を掲載すれば、特に女性層へのアピールにもつながる。
手間はかかるが有効な手段。しかし、作るだけでは意味がないので、SEOなどしっかりとターゲットを絞らないと意味がないでしょう。

 

■SNSを積極的に利用した集客も方法のひとつ。

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SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略称で、代表的なサービスにFacebookページやLINE @、TwitterやInstagramなどがある。
ホームページへの誘導やキャンペーンの告知、常連客とのコミュニケーションにも活用できる。インターネットを活用する無料の集客施策で大切なのは、お客様からの評判や口コミ。

既存客を通じて口コミを増やす以外にも、人脈を広げることで知人の来店を促せる。
そこでの評価が良ければ、芋づる式に新規顧客を増やすことが可能になる。

3万円以内でできる集客方法

無料の方法と同様に、手間のかかるものが多い傾向がある。
しかし、継続することで効果が発揮されることから、習慣化できるとよい。

アピール力のある看板やウェルカムボードは、道行く人を集客するには必須のアイテム。

看板のサイズや値段はピンからキリまであるため、予算に合ったものを選びやすい。
店舗看板や店の場所を示す案内看板などは、宣伝にも効果的。

スタンドタイプのA型看板は、比較的安価で手に入る。
メニューの紹介には文字だけでなく写真も用意しておくと、お客様がより具体的に料理をイメージしやすい。加えて、手軽な集客方法のひとつにポスティングがある。

チラシを手作りすれば、費用をできるだけ抑えることもできる。ターゲット層や配布地域を特定したアピールも可能です。

近隣の店と協力関係を作れば、互いの店のチラシやクーポンを配布するといった取り組みもできる。ポイントカードの作成も、常連客を作りたいときには有効です。

そして、来店したお客様には、手紙やSNSでお礼のメッセージを送ってみるのもいいだろう。
同時にクーポンを発行することで、次回の来店へとつなげる方法もある。
手紙は手書きで温かみを出すなど、印象に残りやすくなる工夫も取り入れたいですね。

 

3万円以上の集客方法

広告や新聞の折り込みチラシも定番の方法。

地域を絞ることで費用の調整もできる。
フリーマガジンなどの地域メディアを活用する方法もある。

媒体によるが、1ページ当たりの掲載費は50~80万円が目安だ。一番小さいサイズなら、3万円弱での掲載が可能なものも。

これらの方法は、価格の割に反応率が低いという意見もあるようです。
しかし、クーポンなどを付与することで効果は上がり、即効性も高くなる傾向がある。
予算に余裕がある場合には、ぜひ検討しても良いでしょう。

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立地条件」から考える集客

店の立地によっても適した方法は異なってくる。
次に、それぞれの立地条件を生かした効果的な集客方法を考えてみよう。

 

◎駅前・繁華街

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集客に最も適した立地と言われている分、競争率や土地代が高いというデメリットもある。

回転の速いお店の場合は、店頭看板などで安いメニューを中心に宣伝して、積極的にお客様を呼び込もう。検索されやすい場所でもあるので、グルメサイトの掲載に力を入れることも効果的です。

◎地下・空中階

路面店と比べて、入りづらさや見つけにくさといったデメリットがある。その分、テナント代は安く抑えられるのが特徴です。

まずは看板による集客を強化したい。

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入口の看板だけではなく、上層階の窓や外壁に大きな看板や袖看板を出す方法も有効。
階段やエレベーターの位置を示すサインや、他の階にチラシを置くといった工夫もできる。

地下の場合、内装やメニューを工夫して隠れ家的な雰囲気を演出してみるのもいいだろう。
逆に、音楽やお客様の話し声が聞こえるよう、ドアや窓を開けっぱなしにして、お店の存在や雰囲気を外に伝えることも集客には効果的。

どちらの場合にも、SNSなどのインターネットをうまく活用して、店内の様子をわかりやすくアピールすることは欠かせない。

 

◎住宅街

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繁華街と比べ、客数の分母が少ない。
だが、近隣住民に合わせた店づくりをすることで常連客を維持しやすいメリットもある。
まずは店の認知度を上げ、新規客を一人でも多く増やす必要がある。

メニューの工夫や改善はぜひ継続してほしい。
近隣の店をリサーチして、他店にはない料理や日替わりメニューの開発にも取り組んでみよう。内装や外観を見直すことも集客アップに役立つ。
お店のコンセプトや居心地の良さにこだわった内装は、お客様の満足度向上にもつながる。

テラス席やガラス壁を導入すれば、外から店内の様子を伺いやすい。
お客様は、安心感を得ることで入店へのハードルが下がる。

地域の方に店の存在を知ってもらうことも重要です。チラシの配布やイベントへの参加、フリーペーパーへの掲載は、周辺地域へのアピール力が高い。認知度の向上をめざして、話題性のある商品の紹介をSNSで行う、などの方法も積極的に取り入れよう。しかし逆にマイナスイメージも広まるのに早いので、注意しましょう。

 

「日時」から考える集客方法

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時間帯や曜日、季節によって、来店するお客様の種類は変わる。
店の稼ぎ時を見極めて、集客に注力する時間を柔軟に設定してほしい。

 

◎平日の集客

平日の飲食店には、限られた時間内で来店するお客様が多い。
近隣にある企業の昼休憩や社員の帰宅時間を調査し、それに合わせた集客方法を検討してみよう。平日のランチタイムは価格帯を安めに設定して、来店のきっかけを作ってみるなど。

来客が少ない時間帯には、日替わりメニューや斬新な料理をキャンペーン価格で販売してみてはどうだろうか。
平日が休みの方をターゲットにキャンペーンを行う方法も有効ですね。

いずれも、SNSを活用すれば、効率的な宣伝ができる。常連客になってもらえば、夜や休日の利用も促せるだろうと思います。

 

◎土日・祝日の集客

基本的に、平日よりも客数が多くなる。
回転率を意識することに加え、家族連れなどを意識した集客方法を考えたい。

例えば、ファミリー層やカップル層に向けた特別メニューを開発してはどうか。より良いサービスの提供で顧客満足度を上げるために、スタッフの増員も検討してみよう。

 

◎季節ごとの集客

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季節に合わせた集客方法で、お客様の定期的な来店をめざそう。
来店時に次のイベントの告知もできるとより良い。

以下は季節のメニューや集客につなげられるイベントを、月ごとにまとめたものである。

1月:成人式

2月:節分、バレンタインデー

3月:ホワイトデー、送別会

4月:花見

5月:こどもの日、母の日

6月:梅雨、ジューンブライド

7月:七夕、海の日

8月:お盆、夏祭り

9月:月見、敬老の日

10月:ハロウィン

11月:いい夫婦の日、七五三

12月:クリスマス、大晦日

年中行事や季節に合わせたメニュー、旬の食材を使用した料理などは、ぜひ取り入れてみてほしい。

 

「ターゲット」から考える集客方法

お店のターゲット層によっても効果的な集客方法は異なる。特徴的なターゲットを例に、集客方法を考えてみたい。

 

◎女性客

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女性客をターゲットにする場合、スタッフや知人などから女性ならではの意見を取り入れて、お店作りをすると良い。お店の雰囲気が気に入って来店する女性客も多いことから、女性の心をつかむような内装や家具、テーブルウェアを工夫したい。
大規模な改装は難しくても、スタッフのユニフォームや机・椅子、食器などであれば、変更もしやすいでしょう。

女性向けのメニューも充実させよう。少食の人に合わせた料理やデザートも喜ばれる。
女子会向けのプランやレディースデーを設けて、飲食店掲載サイトで宣伝する方法も女性客の獲得には有効でしょうね。

 

◎団体客

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団体客は、数が少ないものの、1回分の売上は大きい。
複数の方に来店してもらえるので、お店の認知を高めることにもつながる。

まずは団体客の受け入れ体制を整えることが先決です!
店内の机や椅子は移動が可能なものにして、さまざまな人数に対応できる環境を作ろう。
新年会や忘年会、送別会シーズンにはDMを送り、結婚式などの2次会向けプランは、ホームページ上で継続した宣伝を行うのも良い。

 

◎訪日外国人

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今後ますます増えていくことが見込まれる訪日外国人の集客を考える上で、言語の問題は外せない。対応が可能なスタッフがいない場合には、外国語が話せるスタッフを雇う、翻訳機デバイスを取り入れるといった方法も検討しよう。
スタッフが英会話教室に通うためのサポート体制を整えるのも良案かもしれません。

また、キャッシュレス決済を好む外国人は年々増加しており、クレジットカードをはじめとするさまざまな決済手段を用意しておく必要もある。ホームページやグルメサイトを活用すれば、外国人へ向けたお店のアピールを独自に行うことができる。
受け入れ体制が整ったら、旅行会社に営業して、ツアーなどに来店を組み込めないか働きかけてみるのも手。

自分の店に合った集客方法が重要

売上アップのために行う集客方法には、あまりコストをかけたくないのが経営者の本音。
お金をかけなくても、効果の出る集客方法はたくさんある。

まずはお店のコンセプトや強みを知り、整理することが重要。
目的とするターゲット層を明確にし、その人たちに届くベストな集客方法を選択しよう。

SNSを利用した集客方法も登場し、時代と共にアプローチの仕方は変化している。しかし基本は変わらない。方向性を見失ったときは商売の根底にあるお客様の声を大切にして、人を喜ばせる集客を意識しよう。

 

最後に

ては色々あるものの、受け入れ態勢が整って居ないと本末転倒になります。
まずはしっかりと地に足をつけて、しっかりと見直したのちに色々手を出しましょうね。

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