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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

コラーゲンの効能

コラーゲンは肌だけではなく、皮膚や骨などあらゆる組織や臓器に分布しているタンパク質の一種です。コラーゲンの主な効能である「肌に潤いや弾力を与える」「丈夫な骨を形成する」「関節の動きをよくする」「丈夫な腱や筋肉をつくる」について、コラーゲンの種類や役割についてです。



 

コラーゲンの種類と役割

コラーゲンは人の体に存在するタンパク質の一種で、皮膚や骨などあらゆる組織や臓器に分布されています。繊維や膜のような構造体を作りながら存在し、体内のタンパク質の約30%を占めています。

構造の違いや機能などからコラーゲンの種類は分類され、繊維性コラーゲン、基底膜コラーゲン、短鎖コラーゲンなどがあります。

さらに発見された順番にⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型…と名付けられています。よく知られるものは下記の5つです。

Ⅰ型:人の体に最も多く存在するコラーゲン。皮膚、腱、靭帯、角膜など多くの結合組織に存在。骨の形成に重要である。

Ⅱ型:軟骨や硝子体などに存在。関節軟骨の主要な成分である。

Ⅲ型:皮膚や血管壁などに存在。肌のダメージを回復したり血管の弾性を高めたりする。

Ⅳ型:皮膚の基底膜などに存在。細胞をつなぎ合わせたり成長を促したりする。

Ⅴ型:血管や筋肉、胎盤などに存在。Ⅰ型やⅢ型と共に含まれ結合組織を形成している。   

コラーゲンの主な効能 

コラーゲンは動物特有のタンパク質で、主に皮膚や骨などの結合組織に存在しています。
繊維性の強くしなやかな構造や膜状の構造を形成しながら、体の形態や機能を維持する働きを担っています。
コラーゲンの主な効能には、「肌に潤いや弾力を与える」「丈夫な骨を形成する」「関節の動きをよくする」「丈夫な腱や筋肉をつくる」の4つがあります。

①肌に潤いや弾力を与える

人の体内に存在するコラーゲンのうち約40%は皮膚に存在しています。
皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3つの層で成り立っており、中でも真皮は肌組織の本体といえ
る部分で、その大部分がコラーゲンによって構成されています。
真皮では皮膚の形や潤い、ハリ、弾力などが整えられています。

②丈夫な骨を形成する

皮膚以外にもコラーゲンが大切な働きをしている組織で知っておきたいのが、骨や関節、筋肉といった体の動作、運動機能と関わる部分です。コラーゲンは丈夫な骨を形成して骨折などのケガを予防したり、肘や膝の曲げ伸ばしに必要な関節の動きを滑らかにしたりする効能があるため、私たちが健康に活動し続けるためにとても重要な存在です。多種類あるコラーゲンのうち人の体に最も多く存在するⅠ型コラーゲンは、骨の有機物の90%以上を占めています。

コラーゲンは骨の構造のベース
骨というと「カルシウムでできている」とイメージがあるかもしれませんが、実際には「コラーゲンの繊維にカルシウムなどのミネラル分が付着している」という構造になっています。
カルシウムだけだと硬い塊になってしまうところを、コラーゲンがしなやかなクッション性を骨に与えることで外部からの衝撃を和らげ、骨が傷むのから守ってくれているのです。

骨の強さを測る骨密度はカルシウムなどのミネラル分がどれだけ詰まっているかを確認するものですが、「骨密度は十分あるのに、骨折などのケガをしやすい」という方の場合、カルシウムは足りているけどコラーゲンが少ないために骨がしなやかさを失い、弱く壊れやすくなっている可能性が考えられます。

体内のコラーゲンは、減少したり年齢を重ねたりすることで質が低下、骨にカルシウムが付着しにくくなってしまうなど支障をきたします。コラーゲンの減少や質の低下は、高齢者に多い骨粗しょう症の原因としても考えられています。
アクティブな毎日を送っていくためにも、骨の中に質の良いコラーゲンをしっかりと維持していきたいですね。

③関節の動きをよくする

コラーゲンは関節にも存在し、軟骨の構造を維持するⅡ型コラーゲンは関節軟骨の主要な成分です。関節は骨と骨をつなぎ合わせる部分であり、軟骨や靭帯が間に入ることで、骨同士が擦り合って傷つくのを防いでくれる効能があります。
骨に含まれるコラーゲンと同じく、関節のコラーゲンもクッションのような働きをしながら強度や弾力性を保ってくれています。

 

骨と違うところは、関節は曲げ伸ばしといった動作が伴うということです。骨の結合部であるため、動かすと摩擦が生じます。
関節軟骨でコラーゲンの合成がうまくいかなくなると、関節は滑らかな動きを失って可動域が狭まったり、少しの動作や衝撃でも傷めやすくなったりします。
衝撃が大きくなると関節は炎症をおこし、ひどく場合は歩行も困難になるなど、日常生活にさまざまな影響を及ぼしてしまいます。
最近になって、食事などで体内にとりこまれたコラーゲンは骨や関節などの細胞に作用し、新たなコラーゲンを生み出す可能性があることが明らかになってきています。
人は生きていく上で日々体を動かすことが必要であるため、膝などの関節痛は一度生じると慢性化しやすくなります。まずは予防という観点から、生活の中でコラーゲンを積極的にとり入れることを意識していきたいですね。

④丈夫な腱や筋肉をつくる

コラーゲンの効能はスポーツにおいても注目されています。コラーゲンは筋肉と骨をつなぐ腱の主成分でもあり、筋肉中にも豊富に含まれています。


激しく体を動かし続けていると、「使いすぎ症候群」と呼ばれる腱や筋肉の損傷によるスポーツ障害が生じやすくなります。投球による野球肘やランニングによる膝の痛みなどがその例です。
コラーゲンの合成は損傷した筋組織が回復していく時に活発になるため、その際にコラーゲンを補給することで新たに丈夫で壊れにくい筋組織が形成されることが期待できます。

 

コラーゲンの多く含まれる食品

豚肉、湯葉、脱脂粉乳、焼き麩、高野豆腐、ゼラチンなど

 

鉄分の多く含まれる食品

レバー、アサリ、ひじき、大豆、ほうれん草など


ビタミンCの多く含まれる食品

赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ、イチゴ、レモン果汁、キャベツなど

 

動物性食品
鶏手羽、鶏ガラ、砂肝、豚足、豚耳、牛すじ

海洋性食品
フカヒレ、えび、かれい、魚介、魚の皮、うなぎ、なまこ、クラゲ、すっぽんなど

そして、ゼラチンは主に動物性のコラーゲン原料となっています。

ゼラチンは原料であるコラーゲンを加熱処理して作られます。

 

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