「コロッケ」とは、日本で非常にポピュラーな料理のひとつで、じゃがいもやひき肉、玉ねぎなどを混ぜて形成し、衣(小麦粉→卵→パン粉の順)をつけて油で揚げたものです。外はサクサク、中はホクホクとした食感が特徴です。
- 起源はフランス
- 明治時代:日本に伝来
- 大正〜昭和初期:庶民の味へ
- 昭和後期〜平成:バリエーションの拡大
- 現代:進化系コロッケの時代
- 名前の由来
- コロッケの健康面:良い点・気をつけたい点
- ヘルシーに楽しむアイデア
- 美容に良いポイント
- 気をつけたい美容的デメリット
- 美容に優しいコロッケのアレンジ例
起源はフランス
18世紀ごろのフランス料理「クロケット(croquette)」が原型。
「クロケ」はフランス語で「カリッと音を立ててかじる」という意味。
ベシャメルソースやマッシュポテトを使った一口サイズの揚げ物だった。
明治時代:日本に伝来
明治時代(1868〜1912年)にフランス料理として日本に入ってくる。
当初は高級ホテルやレストランで供されていた「洋食」。
材料のホワイトソースや生クリームが高価だったため、じゃがいもで代用され、現在の「ポテトコロッケ」に進化。
大正〜昭和初期:庶民の味へ
1920〜30年代には、町の「洋食屋」や「惣菜屋」で広まり始める。
戦後(昭和20年代)になると、じゃがいもやパン粉が普及し、家庭料理やお弁当の定番に。「安くてお腹いっぱいになれる」=庶民の味方に!
昭和後期〜平成:バリエーションの拡大
カニクリームコロッケ、カレーコロッケ、チーズ入りなどが登場。
コンビニ・冷凍食品化でさらに身近に。
学校給食にも定番として登場。
現代:進化系コロッケの時代
ヴィーガン仕様、グルテンフリー、高たんぱく低糖質など健康志向のアレンジも。
地元食材と組み合わせたご当地コロッケも登場(例:黒毛和牛コロッケ、ホタテコロッケなど)。
名前の由来
フランス語の「croquette(クロケット)」が語源で、西洋料理のひとつとして明治時代に日本に入ってきました。そこから日本流に進化して、今の「コロッケ」になりました。
ちなみに、ものまねタレントの「コロッケ」さんとは別モノです!
コロッケの健康面:良い点・気をつけたい点
良い点
じゃがいも由来のエネルギー源
主成分は炭水化物なので、体や脳を動かすエネルギーになります。
たんぱく質も含まれる
肉入りなら、たんぱく質も補給できます。
野菜も摂れる
玉ねぎや人参などを混ぜることで、少しですがビタミンや食物繊維も取れます。
注意点
高カロリー・高脂質
衣をつけて揚げているので、1個(中サイズ)で約200〜300kcal以上。脂質も多め。
油の質と量に左右される
揚げ油が古かったり、吸油率が高いと、トランス脂肪酸や酸化脂質のリスクあり。
炭水化物+脂質の組み合わせ
血糖値が急上昇しやすい食べ物。糖質制限中の人は注意。
ヘルシーに楽しむアイデア
揚げずに焼く
「焼きコロッケ」にするとカロリーが大幅カット!
豆腐・おから入りでライトに
かさ増しにもなるし、糖質も抑えめ。
野菜を多めに混ぜる
キャベツ、きのこ、枝豆などを入れて栄養アップ。
パン粉に工夫
全粒粉パン粉やオートミールを使うと、食物繊維が増える。
美容に良いポイント
成分 | 美容効果 | 含まれる材料 |
---|---|---|
ビタミンC | 肌のハリ・美白・抗酸化作用 | じゃがいも(加熱にも比較的強い) |
ビタミンB群 | 代謝アップ・肌荒れ予防 | ひき肉、玉ねぎ |
食物繊維 | 腸内環境改善=肌荒れ予防 | じゃがいも、野菜類 |
たんぱく質 | コラーゲン生成サポート・髪や爪の原料 | 肉類、豆腐コロッケなどで補える |
気をつけたい美容的デメリット
揚げ油の酸化 → 肌の老化・ニキビの原因に
特に外食や総菜では油の鮮度が読めない
高脂質・高糖質 → 皮脂の過剰分泌やむくみの原因に
小麦粉+パン粉+揚げる=血糖値スパイクが起きやすい
市販のコロッケは添加物も多め
→ 頻度や量に気をつけながら、なるべく手作りや「焼きコロッケ」などで調整を!
美容に優しいコロッケのアレンジ例
アレンジ | 美容的メリット |
---|---|
焼きコロッケ | 油をカット。酸化ストレス減。 |
豆腐やおから入り | 高たんぱく・低カロリー・イソフラボンで美肌効果も |
アマニ油入りマッシュポテト | オメガ3脂肪酸で抗炎症&美肌 |
かぼちゃやさつまいもを混ぜる | βカロテンで肌のターンオーバー促進 |
パン粉にオートミール | 食物繊維で腸活 → 肌にも良い |