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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。個人店の現状整理・壁打ち相談 この相談は、 売上を伸ばす方法を教えるものではありません。 集客やSNS、広告の話もしません。 閉店・縮小・継続で迷っている個人店が、 感情ではなく、 数字・状況・体力を整理するための時間です。 一般論ではなく、 「あなたの店の場合」を一緒に言語化します。 ⸻ 対象 ・個人で飲食店を続けている方 ・一人、または少人数で経営している方 ・続けるかどうかを真剣に考え始めている方 ※営業目的・情報収集のみの相談はお受

味よりも“段取り”が売上をつくる日 〜店が一番忙しい日のリアル〜

飲食店という仕事は、とにかく“味”が命だと思われがちだ。

もちろんそれは正しい。味が悪い店に未来はない。しかし、現場に長くいると、どうしても避けられない日がある。

「今日は味より段取りが勝負だ…」

そんな、“戦いの日”が。

これは料理人のプライドや理想論とはまったく別次元で、現場スタッフ全員が肌で理解している “売上を守るための現実” である。

今日は、飲食店コンサルの視点から、忙しい日に発生する “段取りが売上をつくる瞬間” を、リアルに上から目線で書いていきます。笑笑

 

■1.繁忙日の合言葉:「味はいつも通り、しかし段取りはいつもの2倍」

繁忙日というのは、店にとって“戦場”そのものである。


・給料日前の週末

・大型連休最中

・SNSで突然バズった翌日

・天気が良すぎる日、悪すぎる日

・そして「なぜ今日?」という謎の大混雑


こんな日は、厨房の空気が違う。

スタッフの動きも違う。

店主の顔つきも若干険しい。

しかし、本当に違うのは“段取りのレベル”。

普段なら

「落ち着いて作ること」が最優先だが、

繁忙日には優先順位が変わる。

「落ち着いて作ってる暇はない。

しかし、乱れてもいいわけじゃない。」

この絶妙なラインを守り続けるのが、段取りの力だ。

 

■2.段取りが悪いと、どれだけ味が良くても“売上は落ちる”

段取りが良いと売上が伸びる。

段取りが悪いと売上が落ちる。

飲食業をやっていると、味より圧倒的に売上に直結するのは“段取りの質”だと痛感する。

 

●段取りが悪い店に起きがちなこと

オーダーが溜まる
提供が遅れる
お客様のイライラが溜まる
結果、追加注文が減る
最悪、クレームで赤字の元を作る


味が良いのに売上が悪い店は、たいてい繁忙時の段取りが弱い。

 

逆に、味は普通でも繁忙日が強い店は、

回転率・追加注文率・満足度が上がる。


「料理は美味しいけど提供が遅い」

これほど飲食の価値を落とす要因はない。

 

■3.“段取りが売上をつくる日”に生まれる、厨房の名シーン

ここからは、繁忙日あるあるをストーリー調でお届けする。

 

●(1)戦いの始まり:

「仕込み量もっとあった方がよかったか…?」事件

オープン前、いつもより仕込みを増やしたにもかかわらず、

店主はなぜか不安な顔をしている。


店主

「これ…今日の分、足りるかな?」

スタッフ

「いや、十分あると思いますよ?」

店主

「いや、なんか…今日ヤバい気がする」


飲食歴が長い店主は、天気・電話の雰囲気・街の空気で“繁忙の匂い”を察知する。

結果的にその勘は大体当たる。



●(2)開戦:

「ドリンクだけでも早く出せ!」の号令

繁忙日の鉄則のひとつ。

料理が遅れてもドリンクだけは死守する。


なぜなら、

ドリンクの提供スピードが店の“忙しさの印象”を決めるから。

お客様

「ドリンク早っ!」

→ この瞬間、店の印象がよくなる。多少の遅れは許容される。

ドリンク出しが遅い店ほど、お客様の不満は急激に増える。

 

●(3)中盤戦:

「あと何名様?」「今何分待ち?」と、数字ばかり飛び交う厨房

繁忙日になると、厨房は“戦略本部”のようになる。

店主

「今、何名来るの?」

スタッフ

「次、4名と2名が並んでます!」

店主

「フライヤーあと何分空く?」

スタッフ

「2分です!」

数字だけで会話が成立する日。

これぞ段取りの極み。

料理を作るだけではなく、

順番の最適化・火入れタイミング・ホールとの連携

これらがすべて売上に直結する。

 

●(4)終盤戦:

「もう一山くるぞ」店主の不気味な予言

ピークが終わったと思いきや、

店主が静かに言う。


店主

「まだ今日は終わらない、あと一山ある」

 

スタッフ

「いやいや、もう十分混んだじゃないですか!」

店主

「今日は…なんか来る。」

そして本当に来る。

飲食店あるあるすぎて笑えない。



■4.段取りが良い店にだけ起きる“奇跡の売上カーブ”

繁忙日に段取りが良い店は、

後半ほど売上が伸びる。


理由は明白。

お客様が満足して追加注文が入る
回転率が落ちない
提供スピードが安定する
“混んでいるのに不快にならない”という奇跡の状態が作れる

段取りの強さは、客単価にも直結する。

忙しい日の段取りとは

店がパワーアップするためのブースター

みたいなものだ。

 

■5.では、段取りが強い店は何が違うのか?

飲食店コンサルとして、

段取りが強い店には共通点がある。

① ピークタイムの“未来予想図”をスタッフが全員共有している

何も考えてない店ほど繁忙日にパニックになる。

 

② 細かい仕込み量が「繁忙日仕様」になっている

仕込み量=売上予測力。

 

③ ホールと厨房の“情報共有スピード”が異常に速い

オペレーションが店を救う。

 

④ スタッフが「自分の役割」を全員理解している

繁忙日は“誰が何をするか”で勝負が決まる。

 

⑤ 何より店主が冷静(または冷静に見える)

店主の慌て方はそのまま店の混乱に反映される。

 

■6.結論:「味の力」は平日に、「段取りの力」は繁忙日に店を救う

飲食店の成功は

味 × 段取り × サービス × 雰囲気

これらの掛け算で決まる。

しかし、繁忙日だけは例外だ。

段取りこそが売上の要となる。

味が良くても段取りが悪い店は、

どれだけ美味しくても繁忙日に売り負ける。

逆に段取りが強い店は、

どんなに忙しくても

「また来よう」と思わせる体験をつくることができる。

繁忙日の段取り力は、

店の実力、そして店主の力量をそのまま映し出す鏡である。

 

 

 

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