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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

飲食店のトイレの重要性とは?

飲食店を経営する方は、店舗の売上を上げるための施策や魅力的なメニュー開発など、日々店舗を成長させるためのアイディアを模索していることと思います。そんな中、飲食店のトイレの重要性について考えたことはあるでしょうか。

飲食店を開業する際はメニューや内外装ばかり気にしがちになってしまいますが、トイレも店舗の印象を左右する重要なポイントです。
「飲食店のトイレの設計はどこを重要視したらよい?」
「飲食店のトイレに必要な機能やアメニティは?」
「飲食店のトイレ掃除のポイントは?」

飲食店におけるトイレの重要性を理解し、清潔な空間を保って店舗のイメージを向上させましょう!

 

 

飲食店における「トイレ」の重要性

飲食店の開業を検討している方のなかには、「飲食店のトイレってそんなに重要なの?」と疑問に思っている方もいることでしょう。まずは重要性を理解するために、飲食店におけるトイレの役割についてご紹介します。

店舗のイメージを大きく左右する

飲食店のトイレは店舗のイメージを左右する重要な存在です。そもそも人は「トイレ=不衛生な空間」という感覚を持っています。そのため、飲食店のトイレが汚れていると、それを見たお客さんは「不衛生な飲食店」と言う印象を持ってしまうのです。衛生管理が行き届いていない、お客さんへの配慮が足りてない店舗と判断されてしまいます。
どれだけ料理の質や接客態度が良かったとしても、「トイレが汚れていた」と言う悪い印象の方が強く残ってしまうでしょう。

雰囲気・世界観の表現の場でもある

飲食店のトイレは用を足すためだけに利用されてるのではなく、身だしなみを整えたり気分転換をしたりと意外と滞在時間が長いことも多く、お客さんの印象に残りやすい空間でもあります。飲食店の内装にこだわりを持っている方は、トイレも店舗のコンセプトと同じ世界観や雰囲気を表現することで、より店舗の良さをお客さんに伝えることができます。
飲食店のトイレは、お店の世界観を表現できる場所としての役割も持っているのです。ショップカードやキャンペーンの告知、隠れメニューなどをアピールし、お店に興味をもってもらうきっかけの場所にもなります。

 

 

飲食店のトイレで重視したい要素

では、実際に飲食店のトイレを設計・デザインする際に、重視すべき要素はどこなのでしょうか。ここでは、特に重視したい4つの要素をご紹介します。

1.におい(香り)

トイレはどうしてもにおいが気になる空間であるため、「におい」には最大限に気をつけましょう。具体的には、嫌なにおいを抑える消臭剤や良い香りのアロマ、芳香剤を置くなどの工夫があります。
香りを選ぶときは、その店舗の雰囲気に適したものを選ぶことをおすすめします。石鹸・ハーブ・ウッド・ラベンダーなど様々な種類の香りから、ブランドイメージに沿った香りを厳選しましょう。

2.清潔感

飲食店のトイレにおいて、なによりも大切な要素が「清潔感」です。便器が汚れていたり、床が水浸しになっていたりするような状態はお客さんに不快感を与えます。トイレの便器の中だけではなく、便器の外側や壁、鏡、手洗い場なども綺麗に保つことが重要です。
少しでも汚れが残っていると嫌なにおいの発生にも繋がるため、清掃は入念におこないましょう。

3.位置

飲食店のトイレの「位置」によっても、お店の雰囲気は大きく変わります。特に飲食店の場合、客席のすぐ近くにトイレがあると食事中にトイレが視界に入ったり、トイレの利用者の出入りが気になったりと、せっかくの食事を心から楽しめなくなってしまいます。
トイレを飲食スペースから離れた位置にするなど、店舗の雰囲気を損なわないような工夫を施しましょう。

4.デザイン(空間設計)

飲食店で食事を楽しんでいる時間は提供された料理や友人たちとの会話などに興味が集中していますが、トイレでは「デザイン(空間)」が目に入りやすいです。客席とは別空間になっており、かつひとりで行くことが多いため、トイレが特徴的なデザインだと覚えてもらいやすいのです。

例えば以下のようなデザインの工夫があります。

・面積が小さい:鏡や光、内装の素材を活用し奥行きを感じさせるデザイン
・カフェ:木材や木目調のクロスを用いて暖かい雰囲気を創出させる

飲食店のコンセプトやトイレの面積の考慮して、好印象を残せるトイレのデザインを心がけましょう。

 

他店と差をつけよう!飲食店のトイレの工夫

飲食店のトイレという狭い空間のなかでも、他店との差別化を図れるポイントは多数あります。ちょっとしたトイレの工夫をおこない、お客さんに少しでも快適な環境を提供しましょう。

あったら嬉しいアメニティー

飲食店の業態や客層によって喜ばれるアメニティーは異なりますが、食後のにおいが気になる方やトイレで身だしなみを整えたい方は多いです。トイレにペーパータオル、綿棒、マウスウォッシュ、油取り、爪楊枝などのアメニティーが設置されていると、お客さんはお店からの良質なサービスを感じられます。
どのようなアメニティーを設置する場合でも、清潔感を感じる配置を意識することがポイントです。

利用しやすいトイレの機能

飲食店などの衛生面が重要視される業界では、センサーによってトイレの蓋が自動で開閉される機能や、自動で洗浄される機能が人気です。手洗い場の蛇口も自動水栓にすることで、より清潔感を感じられます。
その他、お客さんが利用しやすいトイレを作るためにできる工夫として、段差を無くす、手すりを設置する、男女別にするなどが挙げられます。それぞれの飲食店のターゲット層に合わせたトイレの機能、設備の設置を検討しましょう。

快適な空間を演出する設備

コスト次第にはなりますが、トイレ用のエアコンもあったら嬉しい設備のひとつです。換気扇は必ず入れることになるため空気の循環に問題はないですが、暑さや寒さが厳しい時期にエアコンがあると、より快適な空間を提供できるでしょう。
また、BGMは店内と同じでも良いですが、1人で過ごすトイレで耳にする音は記憶に残りやすいと言われています。店内のBGMとは違う、お店のターゲットの世代に合わせたBGMを選択することで、客席に戻った際に話題にもなりやすいでしょう。

 

あったら嬉しいアメニティや機能

それでは、具体的にどのようなアメニティや機能があれば、顧客満足度向上につながるのでしょうか?

● 面白い読み物やポスター

トイレの個室に読み物やポスターを用意しておくと喜ばれます。トイレを待っている間などの暇つぶしになるためです。衛生面を気にされる人も多いので、壁に貼るなどして、直接手で触れないタイプの読み物を用意すると良いでしょう。なお、読み物やポスターがあると待ち時間が長くなる可能性があるので、混雑が予想される時間帯は注意してください

● 消臭スプレー

トイレにあったら喜ばれるアイテムとして、消臭スプレーが挙げられるでしょう。消臭スプレーがあるだけで安心すると感じる顧客は多く存在します。また、消臭機能のあるトイレを設置するのも良いでしょう。

● 綿棒やあぶら取り紙

綿棒やあぶら取り紙なども、トイレにあれば喜ばれるアイテムです。トイレは身だしなみをチェックする場所でもあります。特にお店に長時間滞在していると、化粧崩れが気になってしまう人が多いです。綿棒やあぶら取り紙があれば気軽に化粧直しができます。プライベートな空間で化粧直しができるように個室に鏡を設置しているお店も見受けられます。

● マウスウォッシュ

お店によってはマウスウォッシュがあった方が喜ばれるケースがあります。例えば、ラーメンや焼き肉など、食後の口臭が気になりやすい時にマウスウォッシュがあると便利です。マウスウォッシュがあれば気軽に口臭ケアを行えます。ただ、コップタイプだと衛生面が気になってしまうので、個包装になっているポーションタイプを置いておくことをおすすめします。

● 歯間ブラシ

トイレに歯間ブラシを置いておくことで、喜ばれる可能性が高まります。歯間ブラシがあれば、歯に挟まったものを取り出すことができます。普段から自分の歯間ブラシを持ち歩いている人も多く、ニーズの高いアイテムと言えるでしょう。個包装された歯間ブラシは、衛生的にも喜ばれやすいです。

 

トイレを清潔に保つためには掃除が大切!

飲食店のトイレは、お客さんへ清潔な印象を持ってもらうためだけに綺麗な状態を維持しているのではありません。不特定多数の人が利用するトイレから、感染症や食中毒の発生源を断つためでもあります。

トイレ掃除はこまめにおこない、食中毒や感染症からお客様や従業員を守ることが最優先です。最後に、飲食店のトイレを清潔に保つための掃除のポイントをご紹介します。

見逃しやすい清掃箇所

トイレの空間でもっとも目につきやすい汚れは便器の中です。そのため、便器のなかを重点的に清掃している店舗も多くあります。しかし、壁や床、トイレットペーパーホルダーやトイレの蓋にも汚れは付着しています。目には見えない汚れのため見逃しやすいですが、放置していると落ちにくくなったり異臭を放ったりするため、毎日の清掃に含めましょう。

トイレの清掃を効率よく短時間で終わらせるコツは「掃除する順番」です。上から下・外側から内側の順番で掃除していきます。この順番を守らずに掃除してしまうと、せっかく掃除した箇所にほこりが落ちてしまい、きちんと綺麗にすることができない恐れがあります。

トイレ掃除のタイミング

営業中の飲食店では、不特定多数の人がトイレを利用するため①開店前②営業中③閉店後の、少なくとも1日3回は清掃をおこないましょう。掃除マニュアルを作成し、基本の掃除は1日3回、換気扇や蛇口の水垢取りは週に1回など、毎日の掃除と週に1回程度やる掃除とに分類すると、より効率的に清潔が保てます。

飲食店のトイレ掃除は、衛生管理の要といっても過言ではありません。常に清潔感を感じられるトイレを維持することを意識して営業をしていきましょう。

 

飲食店のトイレは売上に影響する?

飲食店におけるトイレの清潔さは、売上に影響するのでしょうか?
結論から述べると、飲食店のトイレは売上に影響を与えます。どうして売上に影響を及ぼすのか、その理由を以下で確認していきましょう。

 

 

トイレを清潔に保つことで顧客満足度が向上する

 

飲食店のトイレを清潔に保つことで、売上が向上する可能性があります。それは、トイレが清潔かどうかは顧客満足度に関係しているためです。
例えば、トイレが汚い場合、顧客は「このお店には二度といきたくない」と感じてしまいます。そうなるとリピート率が下がってしまい、顧客が定着しません。
顧客が定着しないということは、安定して売り上げを出すことが難しくなり、お店の経営にも影響する可能性があります。
そのため、トイレを清潔に保ち、顧客満足度を向上させることが重要なのです。

 

 

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