ブラックフライデーの数字だけを見て飛びつくと、実はまったく得してない…どころか 普段より損しているケース すらあります。
代表的な手口を「仕組み」「なぜ起きる?」「見抜き方」まで徹底解説します。

- ① “もともと送料無料だったのに送料を付ける”価格マジック
- ② “直前に値上げしてからの値下げ” で“割引率が盛られる”
- ③ “セット販売で安く見えるが単品価格より高くなる”
- ④ “ポイント増量で実質安く見えるが現金価格は変わらない”
- ⑤ “通常配送を有料にしてPrime加入を誘導する”
- ⑥ “在庫処分の型落ち商品だけが安くなり、最新モデルは値下げゼロ”
- ⑦ “送料込み価格を“クーポン値引き”に見せる”
- ■ まとめ:ブラックフライデーは“総額”で判断しないと損する
① “もともと送料無料だったのに送料を付ける”価格マジック

■ 手口
普段:
本体3,980円・送料無料
セール時:
本体3,380円(−600円)・送料600円
広告では
「600円値引き!」
と書けるので“お得に見える”。
しかし実質は全く値下げされていない。
■ なぜ起きる?
出品者側が「セール価格を強調したい」
送料を後から加算する方式はAmazon画面で気づきにくい
値引き率を上げるために送料を外すと、安く見える
■ 見抜き方
商品ページの「配送料」の欄を必ず確認
カートに入れて総額を見る
“Primeマークが付いてない商品”は特にチェック
② “直前に値上げしてからの値下げ” で“割引率が盛られる”

■ 手口
ブラックフライデー前の数日で
4,980円 → 6,200円に値上げ
その後セールで
6,200円 → 4,980円に“値下げ”
結果:
「30%OFF!」と表示できる。
しかし、実質 元の値段に戻しただけ。
■ なぜ起きる?
Amazonの割引率が“直近価格”基準で表示される
出品者側が「セール時にお得に見せる」ために調整する
■ 見抜き方
Amazonの「価格推移」をチェック(Keepaが有名)
最近だけ値上げ→値下げしてないか確認
異常に割引率が大きい商品は特に怪しい
③ “セット販売で安く見えるが単品価格より高くなる”

■ 手口
ブラックフライデーでよくある
「2点セットでお得!」
実際は——
単品3,000円 × 2 = 6,000円
セット価格:6,280円(80円高い)
「お得セット」と書かれると反射的に安いと勘違いする心理を利用。
■ 見抜き方
単品価格とセットの合計を比べる
どちらを買うと得か冷静に計算する
④ “ポイント増量で実質安く見えるが現金価格は変わらない”

■ 手口
「ポイント20%還元!」
と書かれるとお得に見えるが…
本体価格:10,000円(変化なし)
ポイント2,000円が加わっただけ。
● ポイントは即時値引きではない
● 使用期限があることもある
■ なぜ起きる?
現金値下げよりポイント還元の方が出品者コストが低い
Amazon側も“還元キャンペーン”を強調できる
■ 見抜き方
ポイント抜きで本体が安いか?をチェック
ポイントが本当に使えるか確認
⑤ “通常配送を有料にしてPrime加入を誘導する”

■ 手口
ブラックフライデー時期に合わせて
一部のショップが
「通常配送:◯◯円」
にすることがある。
結果として
・Prime=無料
・非Prime=送料有料
→ セール価格が魅力でも、送料で上乗せ。
■ 見抜き方
Primeマークの有無をチェック
配送料がセール前後で変わってないか履歴を確認
⑥ “在庫処分の型落ち商品だけが安くなり、最新モデルは値下げゼロ”

■ 手口
最新モデル(本当に欲しいやつ)はほぼ値下げなし。
代わりに 型落ち旧モデルだけ大幅値引き。
「50%OFF!」と書かれるが、実際は
型落ち・在庫過多・返品再生品 だったりする。
■ 見抜き方
型番をしっかり確認
最新モデルの価格と比較
“並行輸入品”にも注意
⑦ “送料込み価格を“クーポン値引き”に見せる”

■ 手口
実質送料分だけクーポンで引いて
「今だけ1,200円OFFクーポン!」
でも総額は
セール前と変わらない パターン。
■ 見抜き方
クーポン適用前後で総額を比較
他ショップの総額と比較
■ まとめ:ブラックフライデーは“総額”で判断しないと損する
Amazonのブラックフライデーで特に騙されやすいポイントは以下
✔ 表示価格が安く見える
✔ 送料が別
✔ 割引率が盛られている
✔ 型落ちや在庫処分が中心
✔ 実質的に元値と変わらない
✔ ポイント還元で“安い風”演出
結論:カートに入れて“支払い総額”を見るクセが最強の対策。
