災害などの非常時には長期間保存できる非常食(保存食・備蓄食品・防災食)が大活躍。とはいえ、「非常食っておいしいの?」「スーパーで買えるの?」「何日分が必要?」「安く揃えられる?」など疑問がいっぱい。 お米やおかずなどのご飯、お菓子や缶詰はもちろん、水やあると安心なカセットコンロまで、いざという時にあると便利なおすすめ非常食をジャンル別に揃えました。美味しい非常食を見つけて、いざという時に備えましょう!
- 非常食とは? 災害時の食料にまつわる疑問を解決!
- 備蓄する食品選びのポイント
- 非常食って何日分必要?
- 「この非常食、いつ買った…?」を防ぐ!
- 好みに合う食べ物を備蓄
- 防災用に揃えておきたい! おすすめの非常食
- なにより大事!飲み物
- 開けるだけ!そのまま食べられる非常食
- フリーズドライ味噌汁・スープ
- レトルトご飯
- カップ麺・即席麺
- 缶詰
- おすすめのおいしい備蓄食料・非常食5選
非常食とは? 災害時の食料にまつわる疑問を解決!
震災や遭難など非常事態により、食料の確保が困難になった時のための食料のことを「非常食」といいます。代表的な非常食には、水、アルファ米、パン、レトルト食品、缶詰、カンパン、チョコレートなどがあげられます。その他にも、最近ではバラエティ溢れる非常食が販売されていますので、お気に入りの一品を探してみてください。
備蓄する食品選びのポイント
備蓄する食品選びのポイントは、以下の3つが挙げられます。
- 好みに合う食べ物を備蓄
- 常温で日持ちするもの
- 家族構成やアレルギーも考慮する
災害時は、ただでさえつらく、我慢するのはストレスがたまります。好きな食べ物や自分が食べて美味しいと思うものを備蓄しておくことで、災害時のストレスを少しでも和らげる効果が期待できます。
さらに、停電により冷蔵庫の中の食料品の多くは、すぐに食べられなくなるかもしれません。備蓄する食品は、常温で長期保存できるものを選びましょう。
また、高齢者や乳幼児など、家族構成に合わせた食品を選び、食品アレルギーがある方も大丈夫な食品を買い置きしておきましょう。
非常食って何日分必要?
大きな災害が起きた際、電気・ガス・水道・通信・交通などのライフラインが復旧するには、一般的に3日間と言われています。非常食は最低3日分、余裕があれば1~2週間分備蓄しておくと安心でしょう。
1人の3日分でもこのくらいの量となり、1週間分だと約倍の量になります。家族全員分だと結構な量になりそうですね。
「この非常食、いつ買った…?」を防ぐ!
「1年も期限が切れてる!」「いつ買った?」となりがちな非常食。そこで、レトルト食品や缶詰など、一般的な保存食を少し多めに買い置きしておき、順次消費しながら一定の保存食を確保する「ローリングストック法」が推奨されています。消費しては補充して鮮度を保つ事で、いざというときに安心して食べることができます。
好みに合う食べ物を備蓄
電気が使えなくなることも、想定しておく必要があります。備蓄食材は、常温で日持ちするものを選びましょう。要冷蔵や要冷凍の食材は、冷蔵庫がないと傷んでしまいます。常温で日持ちするものとして、インスタント食品、レトルト食品、缶詰などがあります。普段から買いだめしておくと良いでしょう。賞味期限は、しっかりと確認しておきましょう。
- インスタント食品
- レトルト食品
- 缶詰
防災用に揃えておきたい! おすすめの非常食
非常食には、調理が必要・不要なものや、飲み物・お菓子、補助食品など、様々な種類のものがあります。スーパーで普通に買える非常食も多いので、安く揃えることも可能。衛生面や栄養面なども考慮してバランスよく準備しましょう。
なにより大事!飲み物
成人一人に対して、一日に必要な水は約3Lと言われています。飲み水だけではなく調理にも使う場合、それ以上の量が必要です。普段使いもできるので、常にストックしておきたいですね。
信州などに伝わる「氷もち」は、厳しい寒さが生んだ伝統の自然食です。栄養価が高いお菓子としてだけではなく、離乳食や病気のときの流動食にもなります。何年でも持つようですが、販売上、賞味期限は1年となっています。
2016年の熊本地震のときに被災者の命を救ったのは、地元に伝わる干しタケノコでした。干しタケノコは、九州に伝わる保存食です。この機会に、地域に伝わる自然食品を見直してみるのも楽しそうです。
開けるだけ!そのまま食べられる非常食
水も熱も不要で、どんな場所・状況でも栄養補給ができる非常食です。味が心配……と思われる方、ご安心を!バラエティ溢れる美味しい物がたくさんあります。
フリーズドライ味噌汁・スープ
お湯を注ぐだけで元の状態に戻るフリーズドライ食品は、備蓄には欠かせません。フリーズドライ食品の賞味期限はメーカーによって異なりますが、1~3年半ぐらいです。温かい味噌汁やスープは、被災したときの空腹感だけではなく、気持ちも満たしてくれます。
アマノフーズの「フリーズドライ味噌汁」は、31種類31食入りで、毎日違った味が楽しめます。箸やお茶わんは入っていないので、別途で用意してください。非常時だけではなく、普段使いとしても人気が高いです。
レトルトご飯
エネルギー源となる炭水化物は、被災時には欠かせない食料です。レトルトごはんの賞味期限は一般的に製造から1年ぐらいです。お米の備蓄としてはもとより、レトルトごはんがあると、簡単に温かいごはんを食べることができます。カセットコンロ、鍋、水があれば、電気が使えなくても温められます。フィルムを剥がさずフィルム面を上にし、沸騰したお湯で15分以上加熱してください。容器から出して耐熱袋に入れ、湯せんすると、加熱時間が短縮でき、カセットボンベの節約にもなります。
カップ麺・即席麺
カップ麺や即席麺も、備蓄食料としておすすめです。おなじみの「日清カップヌードル」の賞味期限は6カ月、袋タイプのチキンラーメンは8カ月保存できます。バーゲンで買いだめするとお得に購入できますが、いろいろな味がセットになって箱に入っているものだと保存しやすいです。3年間保存できる保存缶のカップヌードルもありますが、普通のタイプで十分間に合います。
缶詰
ツナ、サバ、イワシなどの魚介の缶詰、コンビーフ、焼き鳥などの肉の缶詰は、手軽にタンパク質を摂取することができる備蓄食材です。最近では、おかずやお惣菜の缶詰もあり、非常時でも普段の味が楽しめるようになりました。「サンヨーおかず缶セット」は、たっぷり五目野菜豆、ひじきふっくら煮、切り干し大根うま煮、牛すき焼き風、たけのこやわらか煮、きんぴらごぼうの6種類2缶ずつが入っています。賞味期限は、味によって異なりますが、約3年が目安です。
おすすめのおいしい備蓄食料・非常食5選
ご紹介する備蓄食料・非常食は、おいしくて、満腹感が得られるものばかりです。買いだめしておく棚にぜひ一品加えると、万が一のときでもおいしく食べることができます。
- [小缶]クラッカーとシチュー2種類(野菜シチュー+チキンシチュー)[3缶セット]
- 尾西のアルファ米
- 新・食・缶BAKERY 5年保存
- カゴメ(KAGOME)野菜の保存食セット
- 美味しい防災食
主食、副食、乳製品、お菓子などを、バランスよくストックするのがポイントです。棚に入れるときは、賞味期限が早いものを手前に、遅いものを奥の方に置き、期限切れにならないように、時々確認しましょう。