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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

色々なかぼちゃ。美味しいかぼちゃ。健康にいいかぼちゃ。

ほくほくした食感で甘味のあるかぼちゃは煮物、スープ、お菓子など幅広く料理に使える万能な野菜です。かぼちゃは品種の多い野菜で、最近では年中店頭に並んでいる西洋かぼちゃのほかにも、さまざまな種類が出回っています。

 

かぼちゃの種類は大きく分けて3つ

かぼちゃは大きく分けると、「西洋かぼちゃ」「日本かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」という種類があります。まずは、これら3種類のかぼちゃの特徴や違いをみていきましょう。

西洋かぼちゃ

スーパーなどでよく目にするかぼちゃは西洋かぼちゃです。西洋かぼちゃは一般的に甘味が強く、食感はほくほくしています。皮の表面は、日本かぼちゃよりもつるっとしているものが多くなっています。
ただし、ひと口に西洋かぼちゃといっても、品種によって色や形にさまざまな違いがあります。よく見かける皮が濃い緑色で丸い形の「えびすかぼちゃ」以外にも、オレンジ色の皮でひょうたん型の「コリンキー」や、細長い形の「ロロンかぼちゃ」なども西洋かぼちゃの仲間です。

日本かぼちゃ

日本かぼちゃは現在とても貴重なかぼちゃで、日本料理店などでよく使われています。そのため、スーパーなどで目にする機会は少ないかもしれません。
日本かぼちゃは皮の表面がでこぼこしています。味は西洋かぼちゃと比較すると、甘味が少なくて淡白な味わいのものが多く、ねっとりした食感が特徴です。

ペポかぼちゃ

ペポかぼちゃは、もともと北米南部の地域で作られていた品種で、「そうめんかぼちゃ」や「ズッキーニ」が代表的なものです。変り種のかぼちゃで、これまではあまり日本で栽培されることはありませんでしたが、このごろは出回るようになってきました。
味や食感は西洋かぼちゃや日本かぼちゃとは全く異なり、淡白でシャキシャキしているものもあります。

 

西洋かぼちゃの品種

コリンキー

コリンキーは、オーストラリアと日本のかぼちゃを掛け合わせた日本生まれの品種で、生食用に開発されました。
東北地方から中国四国地方まで幅広い地域で栽培されていますが、特に山形県や岩手県、神奈川県などで盛んに生産されており、よく出回るのは5~6月頃です。
コリンキーは丸く、先が少しとがった独特の形をしています。皮はオレンジ色で、中身は鮮やかな黄色です。
完熟する前に収穫することで青臭さがなく、生で皮ごと食べることができます。加熱調理してもおいしいですが、せっかくなら独特のコリコリした食感を活かして、生でサラダや浅漬けにして食べるのがおすすめです。

宿儺かぼちゃ

宿儺(すくな)かぼちゃは、岐阜県北部にある高山市丹生川地域周辺で栽培されているへちまのように細長いかぼちゃです。
甘みが強く、食感はほくほくしていますが、口当たりは一般的な西洋かぼちゃよりもなめらかです。皮が薄く表面はすべすべしているので、ピーラーでも皮がむきやすく調理しやすいという特徴もあります。
宿儺かぼちゃもどんな料理にも合いますが、皮の処理がしやすいのでサラダなどのほか、プリンやケーキといったお菓子作りにも適しています。

長かぼちゃ

長かぼちゃは、へちまのように細長い形をしている西洋かぼちゃの1種です。先ほどの宿儺かぼちゃも長かぼちゃの1種で、そのほかには石川県能登地域で作られている「弥栄(いやさか)」など、さまざまな種類が全国で栽培されています。
味は栗かぼちゃに近く、強い甘みとほくほくした食感が特徴です。どんな料理にも合いますが、細長い形状を活かしてステーキにすることもできます。

伯爵かぼちゃ

伯爵かぼちゃは雪化粧かぼちゃの1種で、皮が白くメロンのような甘い香りがするのが特徴です。北海道や新潟県などの寒冷地で多く栽培されています。
雪化粧かぼちゃと同様に熟成されると甘みが増し、調理するとほくほくした食感に変化します。煮崩れしにくいので、煮物や味噌汁に使うと伯爵かぼちゃのおいしさと食感をより楽しめるでしょう。

 

日本かぼちゃの品種

普段は目にすることが少ない、日本かぼちゃの代表的な品種について。

黒皮かぼちゃ

黒皮かぼちゃは黒くて艶のある皮が特徴で、表面がごつごつしています。日本かぼちゃの生産地は全国でも少ないですが、黒皮かぼちゃは宮崎県で古くから伝統的に栽培されてきました。
黒皮かぼちゃの果肉はさっぱりとした味わいで粘質です。そのため煮崩れしにくいので、特に煮物に適しており、食べるとその舌ざわりのなめらかさに驚くでしょう。

小菊かぼちゃ

小菊かぼちゃは手のひらに収まるほどの小さなサイズで、上から見ると菊の花に見える形が特徴のかぼちゃです。熟すと皮が黄色やオレンジ色に色づきますが、熟しても甘みが増すわけではありません。
もともと、小菊かぼちゃは福島県会津地方の伝統野菜でしたが、現在では石川県や福井県などでも盛んに栽培されています。
小菊かぼちゃも甘みが少なくさっぱりとした味で、粘質な果肉です。小ぶりなかぼちゃですが、実がつまっているので食べごたえがあります。こちらも煮崩れしにくいので、特に煮物に適しています。

バターナッツかぼちゃ

バターナッツかぼちゃは、南アメリカ原産でアメリカで人気のかぼちゃです。
ひょうたんのような縦長の形をしており、すべすべしたベージュ色の皮が特徴的です。まだ日本での生産量は少ないものの、全国的に栽培されています。
加熱するとねっとりした強い甘みを感じることができ、グラタンやスープに使うとおいしく食べられます。また、バターナッツかぼちゃは生で食べることもできるので、スライスしてサラダなどに使うのもおすすめです。

 

かぼちゃは美肌の強い味方!

かぼちゃの効果としてまず注目したいのが美肌効果です。
かぼちゃには、肌を若々しく美しく保つために役立つ栄養がいっぱい含まれているのです。
かぼちゃの黄色の元になっているβカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。
ビタミンAには肌のターンオーバーを促進する働きがあります。
また、美肌ビタミンとしておなじみのビタミンCもたっぷりと含まれています。
ビタミンCにはコラーゲン生成を促し、メラニンの生成を抑える働きがあり、美白・美肌作りに欠かせません。
ビタミンCは加熱調理で失われやすいですが、かぼちゃのビタミンCはでんぷんと結びついているため壊れにくいという特徴があります。
さらに、肌の血行を促進しバリア機能を高める働きのあるビタミンEも豊富です。
ビタミンA、C、Eは、どれも抗酸化作用を持つビタミンなので、肌を老化させる活性酸素の働きを抑える作用もあります。

 

毎日の健康維持にもかぼちゃが効く!

かぼちゃは美容に良いだけではなく、日々の健康に良い効果もいっぱいです。

免疫力アップ

肌や粘膜にはウイルスや細菌が体内に侵入することを防ぐ免疫器官としての働きがあります。
かぼちゃに含まれるβカロチン(ビタミンA)には肌や粘膜を丈夫にする働きがあるため、免疫力がアップします。
また、かぼちゃに含まれるビタミンCにも白血球の働きを強化する働きがあります。

肩こり、冷え性の予防・改善

ビタミンEには毛細血管を広げる働きや、過酸化脂質を分解して血液サラサラにする働きがあるため、血流が改善されます。
血行不良によって引き起こされることの多い肩こりや冷え性などの症状緩和や予防にも役立ちます。

貧血の予防・改善

かぼちゃには鉄分も多く含まれます。
女性に多い貧血の予防や改善効果も期待できます。

便秘解消・デトックス

食物繊維たっぷりのかぼちゃは、便秘解消にも役立ちます。
腸内の環境が整うことで、体内の老廃物が排出されやすくなり、デトックスが進みます。
美容や健康に良いこといっぱいのかぼちゃ。
おいしいこの時期に積極的に食べるようにしたいですね。

 

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