Web Analytics Made Easy - Statcounter
View My Stats

japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

抗酸化ビタミンACEがそろった トップクラスの栄養価のカボチャ

日本カボチャ、西洋カボチャ、ぺポカボチャの3種類に分けられ、現在の主流は、ほくほくして甘みの強い西洋カボチャです。
栄養価の高さは、野菜の中でもトップクラスで、特にカロテンが豊富。
カボチャが収穫されるのは夏場ですが、冬至に食べる習慣があるのは、貯蔵がきく野菜だからです。
収穫してすぐよりも追熟させたほうが水分が抜けて味わいがよくなり、栄養価も高くなります。
ひょうたんのような形の「バターナッツ」や、茹でると実がそうめん状になる、そうめんかぼちゃなど、ユニークなカボチャもあります。
今では少なくなった日本カボチャは、各地に伝統野菜として残っており、水分が多く、ねっとりとした食感なのが特徴です。

 

 

かぼちゃの原産地

アメリカ大陸です。メキシコの洞窟で、紀元前数千年前の地層から種が発見されています。コロンブスによって、ヨーロッパに持ち帰られて世界中に広がりました。

日本へはポルトガル人によって16世紀中期に九州に伝えられ、17世紀初期には九州で栽培されました。「かぼちゃ」の名前は、カンボジアから渡来したということに由来しています。このときの品種は、今でいう日本かぼちゃです。
日本で栽培されているかぼちゃは、大きく「日本かぼちゃ」、「西洋かぼちゃ」、「ペポかぼちゃ」の3種類に分けられます。日本かぼちゃは、ねっとりとしていて水分が多く、甘味が少ないので、煮物などの日本料理に使われます。

西洋かぼちゃ

粉質でホクホクとした肉質で甘味もあり、各種の西洋料理に使われます。ペポかぼちゃは、変わった形のものも多く、味が淡泊なため、他の食材と合わせて用いるか、観賞用として利用されることが多いようです。代表的なものにイタリア料理に使われる「ズッキーニ」があります。

 

日本におけるかぼちゃの歴史

かぼちゃはウリ科に属するつる性の植物で、現在日本で栽培されているかぼちゃは、日本かぼちゃと西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類に大別される。特に、日本かぼちゃと西洋かぼちゃの2種類のかぼちゃは短期間に(栽培の記録としては1615年ごろから)各地に土着し、著しい品種分化を遂げた。
日本かぼちゃは主に中部以南で栽培され、低温に強い西洋かぼちゃは北海道や東北といった高冷地に発達してきたが、西洋系の品種が主流となってきた現在では、西日本でも寒冷時期に西洋種をハウス栽培するようになっている。
日本への渡来は日本かぼちゃ系品種が最も古く、16世紀 天文年間(1532年~54年)に豊後(現在の大分県)に漂着したポルトガル船によってもたらされたことが日本におけるかぼちゃの起源とされ、これと前後して長崎にも入ってきたとされている。当時の豊後国の大名であった大友義鎮(宗麟)に献上されたことから、「宗麟かぼちゃ」と名づけられた。今では日本各地で様々な品種が作られ、日本かぼちゃ群としては、「鹿ケ谷かぼちゃ」や「黒皮かぼちゃ」「菊かぼちゃ」などが知られている。
その後明治時代にアメリカ合衆国から新しい品種が導入されたのが、現在日本で最もよく食されている「西洋かぼちゃ」と呼ばれるものである。現在の品種の系統としては、「くりかぼちゃ」や「坊っちゃんかぼちゃ」が有名だ。
「糸かぼちゃ(錦糸瓜・そうめんかぼちゃ)」や「ズッキーニ」、ハロウィンで使われるオレンジ色のかぼちゃなどで知られる「ペポかぼちゃ」はその後さらに遅れて渡来することとなるのである。

 

かぼちゃの語源・由来

かぼちゃは、国名の「カンボジア(Cambodia)」に由来する。
天文年間(1532~55年)、かぼちゃはカンボジアの産物として、ポルトガル人によって日本に伝えられた。
カンボジア産のウリの意味で、当初は「カボチャ瓜」と呼ばれ、のちに「瓜」が落ちて「カボチャ」となった。

かぼちゃの漢字「南瓜」

南蛮渡来のウリの意味。
中国でも「南瓜(ナングァ)」と呼ばれる。
かぼちゃの別名には、南京(なんきん)、ぼうぶら、唐茄子(とうなす)、唐瓜(からうり)がある。
南京は、日本にもたらされる寄港地である中国の「南京」に由来する。
ぼうぶらは、ウリ科の植物を意味するポルトガル語「abóbora (アボボラ)」に由来。
唐茄子は、唐の国から渡来したナスという意味から。
唐瓜は、唐の国から渡来したウリの意味である。

そもそも、日本かぼちゃは伝来の歴史においても二つのグループに分かれていたとされており、ひとつは「ボウブラ」、もうひとつは「南京かぼちゃ」と呼ばれていたといわれている。ボウブラは、ウリ科の植物を意味するポルトガル語「abobora」に語源をもつ系統である。また、中国から伝来したかぼちゃは、中国の南京の港から持ち込まれるかぼちゃ、という意味で「南京かぼちゃ」「南瓜(ナンキン)」と呼ばれてきたようだ。中国でも、かぼちゃは「南瓜」と呼ばれ、「南蛮渡来の瓜」を意味しているといわれている。
唐の国からやってきた茄子という意味から「唐茄子(トウナス)」という別名で呼ばれることもある。

 

西洋カボチャの栄養

三大抗酸化ビタミンといわれる、β-カロテン、ビタミンE、Cが多く、これら3つの成分が相乗的に働き、免疫力を強化、細胞の老化を予防し、動脈硬化やガンなどの生活習慣病の発症や進行を抑制します。
野菜類の中で、特に多く含まれるビタミンEは、血行を促進し、体を温めるので、冷え性の緩和に効果的です。
糖質や脂質のエネルギー代謝を活発にするビタミンB1やB2もバランスよく含まれ、栄養価の高さは、野菜の中でもトップクラスです。皮には果肉以上にカロテンが豊富に含まれているのでできるだけ皮ごと調理しましょう。

西洋カボチャの選び方

完熟しているかを見極める方法は、ヘタです。コルクのように枯れて乾いているものを選びましょう。皮にツヤがあって硬く、しっかりと重みのあるものが良いです。

カットされたものは、種がしっかりと詰まっていて、果肉のが鮮やかな色をしているものを選びましょう。

かぼちゃの旬は収穫時期とは違う

かぼちゃは戦国時代に日本に入ってきた、歴史の深い野菜です。甘くておいしいのはもちろんのこと育てやすいこともあって、全国的に栽培されています。

家庭菜園などでかぼちゃを育てたことがあるという人も多いでしょう。スーパーには1年中並んでいるかぼちゃですが、旬の時期は秋から冬です。かぼちゃを育てたことがある人ほど、かぼちゃの旬を聞いてびっくりするのでは。

なぜならかぼちゃが収穫できるのは真夏から初秋にかけての時期だからです。普通野菜は採れたてが美味しいものですよね。でもかぼちゃは収穫してすぐよりも、数カ月保管して追熟してからの方が美味しくなり、栄養価も増えるんです。

旬というのは自然のなかで育った食べ物がもっとも美味しく、栄養価が高い時期を指します。そのため、かぼちゃの旬は収穫してすぐの夏ではなく秋から冬とされています。冬至の日にかぼちゃを食べる風習がありますよね。この風習は栄養価の高いかぼちゃを食べることで免疫力を高めるためとされています。それほど冬のかぼちゃは栄養価が高くなっています。

 

 

 

 

かぼちゃに含まれる栄養素は?

かぼちゃにはベータカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどが含まれています。これらの栄養素は抗酸化作用があるとされ、アンチエイジングビタミンとも呼ばれています。

さらに身体の余分な塩分を排泄させてむくみを取るカリウムやスッキリお通じを叶えてくれる食物繊維も豊富です。

つまりかぼちゃには美容にいい栄養素がいっぱい含まれているということ。

またベータカロテンは粘膜や呼吸器系等の保護作用、視力維持にも効果があると知られています。

それだけでなく免疫力を高め、抗発ガン作用があるとされています。

つまり、秋冬に追熟して栄養価が高まったかぼちゃを食べることで風邪予防効果が期待できます。

美味しくて栄養価が高いかぼちゃを見分けるためには皮と軸の切り口を見ます。皮の表面がつやつやしているのがいいかぼちゃです。

たまに下の方が黄色かったり、オレンジ色だったりするかぼちゃがありますよね。

あの色むらは皮に日が当たっていなかったために起こります。この色むらは味に関係ありません。

むしろこの日焼けしていない部分は中身と同じ色といえるので、完熟の目安になるほどです。

色むらがあるかぼちゃの場合、オレンジ色が濃いものを選びましょう。

軸の切り口がしっかり乾燥していて、軸の周りが凹んでいるのもいいかぼちゃの証です。

カットかぼちゃを購入する時には中身が濃いオレンジ色をしている、種がぷっくりと膨らんでいるものを選ぶのがポイントです。

種が平らなものは少し収穫が早かった可能性があります。味わいがいいのはより完熟してから収穫したかぼちゃです。

 

かぼちゃの種類は主に3種類

かぼちゃの種類1 西洋かぼちゃ

日本にかぼちゃが入ってきたのは戦国時代と書きましたが、今日本で主に食べられているかぼちゃは明治時代に入ってきた西洋かぼちゃをルーツとしています。

西洋かぼちゃはほくほく、ほっこりとして甘みが強いのが特徴です。

その名の通り洋風のレシピに合う味わいのため、第二次世界大戦後に起こった洋食への食生活の変化を追い風に一気に広まったとされています。

寒さにも強く、日本各地で育てやすかったのも広まった一因です。

今ではハウス栽培もあわせて日本全国で育てられ、長い季節食べられるようになっています。

かぼちゃの種類2 東洋かぼちゃ

西洋かぼちゃが台頭するまではかぼちゃといえば東洋かぼちゃ、日本かぼちゃが主でした。

西洋かぼちゃに比べて甘みは薄いものの味わい深く、ねっとりとした食感が特徴です。

水分量が多いので煮物に向いています。

見た目は西洋かぼちゃより東洋かぼちゃの方がごつごつして溝やしわがはっきりとしています。

かぼちゃの種類3 ペポカボチャ

かぼちゃといえばハロウィーンというイメージがありますよね。ハロウィーンにはジャックオランタンという黄色いかぼちゃを使ったお化けの顔を作ります。

あの黄色いかぼちゃは西洋かぼちゃでしょうか、東洋かぼちゃでしょうか。

答えはどちらでもありません。ジャックオランタンを作るためのかぼちゃはペポカボチャといいます。

れっきとしたかぼちゃの仲間ではありますが、多くが園芸品種で食べてもあまりおいしくありません。

 

かぼちゃは北から南まで広く育てられている

かぼちゃは育てやすい野菜なので日本全国で育てられています。

一大生産地は北海道。

日本で生産されているかぼちゃのうちおおよそ6割は北海道で生産されています。

次点で鹿児島、茨城と続きます。

まさに北から南まで広く育てられていることがわかります。

おいしいかぼちゃの生産地の共通点は盆地で朝晩の寒暖差が激しいということ。

寒暖差によってかぼちゃがより美味しくなるんですね。

 

かぼちゃの煮物

かぼちゃの煮物は定番で、しかもみんなが大好き。

鍋やフライパンに大きめの一口大に切ったかぼちゃ大1/4を並べて、水200㏄、しょうゆ・酒・砂糖・みりん各大匙2を入れます。

落し蓋をして中火にかけ、煮汁が湧いてから10分~15分程度煮れば完成!

少し大きめにかぼちゃを切るとよりほくほくした味わいになります。

もっと簡単に作りたいという人にはレンジ調理もおすすめ。

かぼちゃ大1/8を一口大に切り、レンジ可能な容器に並べます。

水大匙4、しょうゆ大匙1/2、砂糖・みりん各小匙2を混ぜたものを掛け、ふんわりラップをしてレンジで6分程度チンするだけでしっとりおいしいかぼちゃの煮物に。

かぼちゃのサラダ

洋食の味わいが合うのもかぼちゃの魅力。

かぼちゃを蒸すかレンジでチンをして柔らかくしてつぶし、マヨネーズと塩コショウで和えるだけで立派な一品になります。塩もみした玉ねぎやキュウリを一緒に混ぜれば食感アップ。

レーズンやサワークリーム、ナッツと合わせればおもてなしにもぴったりのゴージャスなサラダになります。

かぼちゃのクッキー

栄養たっぷりのかぼちゃを使ったクッキーはダイエット中のおやつにもぴったりです。

加熱して柔らかくしたかぼちゃ大1/8を裏ごしします。

別の容器に室温に戻した無塩バター60gと砂糖40gを入れてすり混ぜ、滑らかなクリーム状にします。溶き卵1/3個分、裏ごししたかぼちゃを加え、さらによく混ぜ合わせます。

薄力粉120gをふるい入れ、ゴムべらなどで粉っぽさがなくなるまで混ぜたのち、棒状にまとめて1時間ほど冷蔵庫で休ませます。

5㎜程度の厚さに切り、170度に予熱したオーブンで15分程度焼けば出来上がりです。

スポンサーリンク