ボンゴレは「アサリやボンゴラという貝を使ったパスタ料理のこと」。
アサリやボンゴラという大きめの貝が使われているところに特徴があります。
ペスカトーレは「魚介類を使ったトマトソースのパスタ料理のこと」。
貝類、エビ、カニなどを使っていることが多くトマトソースのパスタであるという点が大きな特徴と言えるのです。
「ボンゴレ」の意味
ボンゴレとは、アサリやボンゴラといった貝を使ったパスタ料理のことです。
ペスカトーレ同様に、トマトソースであることが多いです。
魚介類を使っているという点でもペスカトーレと共通ではあるものの、こういった貝が必須であるという点はペスカトーレとの違いになります。
貝以外の具材に関しては特に条件とはなっていません。
「ペスカトーレ」の意味
ペスカトーレとは、魚介類を使ったトマトソースのパスタのことです。
魚介類を使ったものであれば特に何でも良いので、貝類、エビやカニなどを含めた具材のパスタでトマトソースを使ったものは基本的にペスカトーレと呼ばれます。
そういう意味ではトマトソースのアサリやボンゴラを使ったパスタはペスカトーレという言い方ができなくはないのです。
ボンゴレとペスカトーレは区別がやや難しい
ボンゴレとペスカトーレはともに魚介類を使ったパスタのことですが、ボンゴレはアサリやボンゴラという貝を使っている点が特徴的です。
ペスカトーレは魚介類であればなんでもOKで、かつトマトソースを使っていることが条件となっています。
ボンゴレもトマトソースが使われるケースが多いですから、共通点が多いと言え、定義としてかぶる部分も存在しているのです。
ペスカトーレとは
好みの魚介類を入れ、トマトソースで仕上げたものです。
魚介類はアサリ、イカ、エビ、カニ、ムール貝、ホタテなどがよく使われます。
魚介からでた旨味がトマトソースに染みてコクがあります。
パスタは主にスパッゲティです。
ペスカトーレの意味
イタリア語で、pescatora「漁師」という意味です。
ペスカトーレの由来
漁師が余った魚やそのアラなどをトマトソースで煮込んだことが始まりと言われています。
その当時のペスカトーレは日本でいう「アラ汁」のようなものでした。
ペスカトーレの発祥地
北イタリアのマッジョーレ湖に浮かぶ、漁師が多く住んでいるペスカトーリ島と言われています。
ボンゴレとは
アサリなどの二枚貝を使ったものです。
パスタはスパッゲティやスパゲッティーニ(少し細く、太さ1.6mm前後)やリングイネ(スパッゲティを平たく押しつぶした形)などのロングパスタを使います。
ボンゴレの意味
イタリア語で、vongola アサリやハマグリの貝類を指し、ヴォンゴラの複数形。
ボンゴレの由来
元はナポリ沿岸の地域で身近に採れていたアサリを使って出来たもので、瞬く間に全国に広まりました。
ボンゴレの発祥地
イタリア南西部、カンパニア州ナポリ沿岸部で生まれました。
ロッソ
イタリア語で「赤」という意味です。
トマトソースを使うため、赤く仕上がったもの。
ペスカトーレ・ロッソ
ボンゴレ・ロッソ
と呼ばれています。
ビアンコ
イタリア語で「白」という意味です。
トマトは使わず、白ワインやオリーブオイルで仕上げたもの。
ペスカトーレ・ビアンコ