パスタとは、イタリア語で「小麦粉を練って作った食品の総称」のことで、スパゲッティはパスタの中でも小麦粉を練って細長くしたものを指します。パスタには数百種類もあると言われており、ペンネ(両端が斜めにカットされたペン先の形)、ラザニア(平たいシート状)、フェットチーネ(幅広の麺)、カネロニ(円筒の形)、フジッリ(らせん状の形)、ファルファッレ(ちょうネクタイの形)、コンキリエ(貝殻の形)などはご存じではないでしょうか。
- パスタの選び方
- マカロニ(Maccheroni)とは?
- マカロニの名前の由来
- マカロニの形状
- リガトーニとマカロニの違い
- マカロニの茹で時間
- 茹でる上でのポイント
- マカロニに合うおすすめパスタ料理
- マカロニを使ったおすすめパスタレシピ3種
- お弁当にも!簡単マカロニケチャップ
- 基本のマカロニサラダ
- 鶏肉とじゃがいものマカロニグラタン
日本でも多くの種類が市販されています。以前の日本農林規格(JAS)では、マカロニ類の規格として定義されていました。
マカロニ
2.5mm以上の太さの管状またはその他の形状(棒状または帯状のものを除く)に成形したもの
スパゲッテイ
1.2mm以上の太さの棒状または2.5mm未満の太さの管状に成型したもの
バーミセリー
1.2mm未満の太さの棒状に成型したもの
ヌードル
帯状に成型したもの
パスタの選び方
形、歯ごたえなど好みですが、薄いパスタはスープなど、管状、ねじれた形はソースが絡みやすいクリームやチーズソースによく合うとされています。
ちなみに、ニョッキも、じゃがいもと小麦粉で団子状にして作られるパスタの一種なのです。ゆでてバターとパルメザンチーズで和えたり、グラタン、ミートソースやトマトソースで和えるとおいしいですよ。
マカロニ(Maccheroni)とは?
既にご存知の方も多いとはお思いますが、改めてマカロニについてご紹介しておきたいと思います。
マカロニはイタリア語表記だと「Maccheroni」となり、正式な日本語表記は「マッケローニ」となります。よく短めのパスタの多くはマカロニと表記されていますが、こちらも明確な基準があります。
これは形状にも関わる話なので後述させていただくとして、そのほとんどは乾麺となっており、イタリアを始めとした多くの国で使用され、様々な料理が生み出されています。
材料には小麦粉を使用し、これに塩を加えてこねた後、筒状の成形器具に入れ、圧力を加えて押し出すことで、皆さんが良く知るところの形になります。長さに関しては押し出しのスピードと、出てきたパスタを切断するタイミングの調整で決めるということです。
マカロニの名前の由来
マカロニの語源はイタリア語のマッケローネ(Maccherone)の複数形に当たるマッケローニから来ており、そのままの名前が使用されています。
ただこれにも諸説あって、古代ギリシア語のmakariaであるという説もあり、有力なものの1つとして挙がっています。
マカロニの形状
マカロニと言えば円形で穴が開いたものと言うイメージが強いと思いますが、正確には穴あきの円筒状で直径2~5mm、円周部の肉厚1mm前後のショートパスタに属する物という規定があります。
家庭でもよく使われるパスタであり、多くの場合は間違いなくこの形状のものが並んでいると思いますが、先述したように国や地域などで他のものもマカロニと呼ぶこともあるので注意が必要です。
リガトーニとマカロニの違い
マカロニに似たパスタにツィーテというものがあります。こちらも直径5~6mm程度で穴あきの円筒状となっているのですが、大きな違いはその長さにあります。
マカロニはショートパスタなのに対して、ツィーテはロングパスタになります。そのため、ツィーテはロングマカロニとも呼ばれています。
素材などは同じなので、要は切るタイミングで長さが違う2種類のパスタと言うことになるのです。
マカロニの茹で時間
マカロニを美味しく食べるには当然茹でる時間が最も重要になってきます。マカロニ自体は乾麺が流通しているため、それに合わせた茹で時間になるのですが、調理の仕方が豊富であり、求める硬さで茹で時間が若干異なります。
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硬め:9分
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柔らかめ:9分強(11分)
暖かい状態で食べるのであれば歯ごたえがあるように少しだけ硬めに、冷やしてサラダなどに使う場合は、硬くなってしまうため少し柔らかめになるよう茹でるのがポイントとなります。
茹でる上でのポイント
茹でる上でのポイントもあります。マカロニを含めパスタには下味をつけるために塩を入れます。しかしこれは適当な分量で良いわけではなく、お湯に対して1%の分量となっています。
つまり1L(1000g)のお湯であれば10gの塩を入れる必要があります。これは浸透圧というものに関係しており、こうすることで下味が付くと共に、ソースに絡めた際、水分でソースの味が薄まることを防ぐ役割もあります。
アルデンテのパスタを美味しくいただくためにも、茹で時間だけでなく、塩にも注意して茹でるようにしましょう。
マカロニに合うおすすめパスタ料理
先述したようにマカロニは様々な国で、多種多様な料理に使用されています。そのためマカロニは大抵の調理に合わせやすいパスタとも言えます。
しかし強いて言うならどのような料理と相性がいいか、気になると方もいるでしょう。
その太さや、空洞な内部の穴が特徴のマカロニはクリームソースとの相性が特にいいとされています。
グラタンなどがその例に挙がります。あとはマヨネーズとの相性も良いため、よくサラダに利用されるパスタでもあります。
マカロニを使ったおすすめパスタレシピ3種
そんなマカロニですが、食べるのであれば美味しく調理できるレシピで作りたいと言う方も少なくないと思います。そこでここからはマカロニを使ったおすすめパスタレシピを3種類ほどご紹介していきます。
お弁当にも!簡単マカロニケチャップ
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ウインナー 4本
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たまねぎ 1/2個
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マカロニ(早茹で1分半のもの) 30g
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塩コショウ 少々
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サラダ油 少々
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水 100cc
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固形ブイヨン(または固形コンソメ) 1/2個
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ケチャップ 大さじ2〜3
フリッジを使っていますが、マカロニでも十分にケチャップが絡んで美味しくなります。固形ブイヨンをベースにケチャップで味付けしてあるので、濃い味がよく絡みます。
基本のマカロニサラダ
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サラダマカロニ 150g
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タマネギ 1/2個
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きゅうり 1本
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ハム 4枚
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ゆで卵 2個
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オリーブオイル 大さじ1
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マヨネーズ 大さじ5
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塩こしょう 少々
王道とも言えるマカロニサラダも絶品です。こちらはアレンジせず、基本的な調理法を貫いていますが、それ故にマカロニサラダの美味しさが冴えるレシピになっています。
鶏肉とじゃがいものマカロニグラタン
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鶏もも肉 300g
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じゃがいも 2個
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玉ねぎ 1/2個
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グラタン用マカロニ 80g
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バター 30g
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薄力粉 大さじ2.5〜3
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牛乳400cc
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塩 適量
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こしょう 適量
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ピザ用チーズ お皿の表面を覆う程度
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パン粉 お好みで
グラタンもマカロニでは鉄板と言えるでしょう。こちらはホワイトソースも作っているので、調理工程は少し多いですが、低コストで美味しく作ることができます。