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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

七味の”七”って何?七種類?

唐辛子は南米アマゾン河流域が原産地とされ、中南米では古くから食用とされていたことが知られています。すごい!
これをコロンブスが持ち帰り、まずヨーロッパに広め、その後、南蛮船が東洋にもたらしたとされています。日本には、1592年、秀吉の朝鮮出兵時に種子がもたらされたとする説や、それ以前にポルトガルの宣教師が紹介したという説があります。

 

七味と一味の違いは何?

七味と一味の違い?
ご存じの方も多いとは思いますが改めてここで再確認しておきましょう。

ハウス食品によると

「一味唐辛子の原料は、唐辛子だけ」、いっぽう「ハウス食品の七味唐辛子には、唐辛子、陳皮、ごま、山椒、けしの実、青のり、しょうがをブレンド」しているそうですが、この「七」種の内訳はメーカーにより異なるようです。

どちらか辛いのか?が気になりますが、こちらもハウス食品によると「七味には、唐辛子以外に辛味のないものも含まれているのに比べ、一味は唐辛子だけですので、一味のほうが七味よりも辛味が強い」とのこと。

 

七味の歴史

もともとは漢方薬だった!

七味唐辛子は「薬研堀」とも呼ばれており、その発祥は浅草にある「やげん堀」というお店だと言われています。

その創業はなんと1625年(寛永2年)!当時の七味唐辛子はスペインから漢方薬として伝わっており、それを「食事と一緒に取れる薬」にできないかと改良したのが「やげん堀」でした。

お客の目の前で希望に合わせて材料を調合するパフォーマンスも人気を集めた秘訣。この浅草「やげん堀」は現在も浅草の仲見世通りに存在しているそうです。

 

トウガラシの歴史

トウガラシは中央アメリカ、南アメリカおよび西インド諸島が原産地であり、すでにおよそ9000年前に栽培され常食されていたとされており、中南米のインデイオ達がトウガラシを薬用に使用していて、「アヒ」と呼んで痙攣や下痢を治療するのに服用していました。

今では世界の三大スパイスといわれている「ペパー(胡椒)」、「シナモン(桂皮)」、「クローブ(丁子)」と肩をならべるほど、いや、ある意味ではそれ以上に世界中で広く使われているトウガラシですが、このスパイスが中南米以外の地で認知された時期はペパーなどに比べると驚くほど最近なのです。

トウガラシ(チリ)を世界中に広めた人物は、かの有名なクリストファー・コロンブスです。コロンブスは新大陸を発見した1493年にコーカサスのペパー(胡椒)よりももっと辛く、種類も色彩も豊富なトウガラシ(チリ)を偶然発見し、それをスペイン(ユーラシア大陸)に持ち帰ったとされています。

さらに50年後の16世紀中頃には南米を出たトウガラシが日本へ渡来することになります。 

 

七味の「七」って、具体的には何?

七味唐辛子の「七」の内訳は決まっているわけではありません。

唐辛子はマストで入っていますが、そのほか、青のりや山椒、麻の実、けしの実などを原料としていることが多いようです。

どのような配分で何を組み合わせるかはメーカーによります。
なぜ「7種類」なのかというと、日本では古くから7が縁起のよい数字とされてきたためだと言われています。

 

七味唐辛子の選び方は?

七味唐辛子はブランドによって使用している原材料が異るため、辛味や風味は大きく違います。いろいろ試して、ぜひ自分好みの七味唐辛子を見つけてみてください。いくつか常備して、使用する料理によって変えてみるのもおすすめです。

 

七味唐辛子の保存法

開封前は常温保存、開封後は容器口から虫が入らないように要冷蔵。封を切ったら、なるべく早く使い切ってください。

 

七味唐辛子の入れ物がひょうたん型をしている理由

食堂などで、唐辛子を提供するのにひょうたん型の入れ物に唐辛子をいれていることがありますが、これはなにか特別な意味があるのか?

これは、もともと唐辛子が、実際にヒョウタンに入れられていたことによります。

唐辛子は乾燥した状態を保っておく必要があるため。

乾燥剤などのなかった昔は、湿気を吸い取る性質をもったヒョウタンに入れるのが適していたのです。そのスタイルが今でものこって、ヒョウタンの形をした木製の入れ物に入れられることがあると言うわけです。


ちなみにヒョウタンは瓜の一種であり、熟した実の中身を取り出して乾燥させることによって、容器として使う事が出来ます。ことわざにも登場するように、日本人の生活には身近なものでした。

 

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