Web Analytics Made Easy - Statcounter
View My Stats

japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

医薬品、医薬部外品、食品などさまざま『のど飴』

暑い夏の冷房や冬の空気の乾燥などで、1年中のどの乾燥やせきの症状に悩んでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか?
のどのトラブル対策で手軽に取り入れられるのがのど飴ですね。コンビニやドラックストアでも沢山の種類が並んでいます。

 

「のど飴」とは

のど飴には厳密な定義というものがありません。
そのためコンビニやスーパーで買えるものから、薬局にしか売っていないお薬ののど飴まで、現在ではたくさんの種類が発売されています。
味や価格はもちろん、成分や効果も大きく異なりますので、ここではのど飴を以下の3つの種類に分けてみてみましょう。

  • 医薬品ののど飴

  • 医薬部外品ののど飴

  • 食品ののど飴

 

のどのトラブルの原因と解決方法とは?

私たちののどは通常、唾液により潤った状態になっており、ウイルスや細菌など外部から入ってくる異物が付着しないようになっています。
しかし、乾燥や免疫機能の低下によって唾液が少なくなると、ウイルスや細菌がのどに付着してしまい、炎症を起こしてしまいます。
炎症が起きるとのどに痛みや腫れが出たり、ウイルスや細菌を追い出そうと咳・たんが出たりします。 のどのトラブルを回避するには乾燥を防ぐことがとても大切です。
家の中など閉鎖的な空間ではマスクを使う、加湿器を使うなど、部屋が乾燥しないように心がけましょう。また、のど飴など飴をなめることで唾液が分泌され、のどの乾燥を防ぐことが期待できます。  


そして、乾燥対策と同じくらい気をつけていただきたいのが、免疫力をアップするということです。同じ環境・ウイルスや細菌にさらされていても、免疫力が強ければ症状は軽くてすみます。バランスの良い食事と休養・運動をこころがけましょう。

 

医薬品ののど飴

医薬品ののど飴は、「固形飴」や「せきどめ」など、医薬品として有効成分による効能・効果が認められているドロップ剤を指します。
医薬品の中でも、その成分や効き目などによって、さらに「第1類医薬品」「指定第2類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」と分かれており、現在「指定第2類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」のドロップ剤が数種類存在するのみです。
製造には国の承認が必要であり、また販売には許可が必要なため、医薬品の販売が可能な薬局やドラッグストアなどでしか買うことができません。手軽に買うことはできませんが、つらい症状の際には医薬品のドロップ剤(のど飴)をおすすめします。
「せき止め薬」の成分を配合したドロップ剤が主体であり、配合されている成分によって、せきやたん、のどの痛みといった症状に対して効き目が期待できますので、症状にあった製品を選ぶことが重要です。

 

医薬部外品ののど飴

医薬部外品ののど飴は、「糖衣」「薬用のど飴」「ガードドロップ」など、医薬品に準じて有効成分による効果が認められているドロップ剤などを指しますが、医薬品に比べ、効き目が穏やかで副作用が極めて少ないのが特徴です。
製造には国の承認が必要ですが、医薬品と違い、販売には許可がいらないため、コンビニやスーパーなど多くのお店で買うことができます。医薬品に比べて効き目は限定的ですが、手軽に買えるのが魅力的ですね。
せきどめの効能を持つものは無く、のどの痛みや腫れを抑えたり、口腔内を殺菌したりする効能・効果を持つものが多く、症状にあった製品を選ぶことが重要です。

 

食品ののど飴

食品ののど飴は、「プロポリスマヌカハニーのど飴」など、お菓子のキャンディーの一種ですので効能・効果は一切認められていませんが、のど飴を舐めることでのどがスッキリします。
製造や販売に医薬品のような制限が無いため、色や形、味などさまざまな種類の製品をいろいろなお店で買うことができます。
医薬品や医薬部外品のような効き目は望めませんが、多様な味や食感、美味しさを味わうことができますね。

 

のど飴は舐めすぎに注意

のど飴は何個も続けて舐めると逆効果となる場合があり、注意が必要です。
のどの粘膜には体外から侵入してきた異物を排除するせん毛が生えており、口腔内の唾液中の粘液はこのせん毛を保護する役目を持っています。
しかし、のど飴を舐めるなど食べ物が口腔内に入ってくると、唾液の中の粘液は「消化」という役目も負うようになり、せん毛の保護がおろそかになってしまいます。
のど飴を続けて舐め続けていると、せん毛のはたらきが悪くなり、侵入してきた菌やウイルスを排除しにくくなるおそれがあるというわけです。
また、医薬品や医薬部外品ののど飴の場合は、連続して舐めることで有効成分が過剰にはたらき、粘膜を痛めるおそれも。
他にも、のど飴は砂糖や水飴などでコーティングされたものが多く、虫歯の原因や糖分の過剰摂取にもつながりかねないので注意したいですね。

 

のど飴の正しい舐め方

のど飴は正しく舐めることで、その効果を最大限に発揮します。
とくに次の2つの点に注意し、のど飴と正しく付き合いましょう。

症状に合ったのど飴を選ぶ

のど飴は症状に合ったものを選びましょう。
医薬品や医薬部外品ののど飴を選ぶ際は、あらかじめ効果や効能をきちんとチェックしておくことが重要です。
また、食品ののど飴は症状改善の効果は見込まれないため、効能や効果を期待するなら医薬品や医薬部外品のタイプを選びましょう。

2時間以上の間隔を空ける

医薬品や医薬部外品ののど飴は一回の服用後、2時間以上の間隔を空けて服用する必要があります。
効果を期待するあまり、立て続けに何個も舐めるのは逆効果。
つい「のど飴だから」とおやつ感覚でいくつも口に入れてしまいそうになりますが、一般的な薬と同じように用法用量を守って服用することを忘れないようにしましょう。
また、食品に分類されるのど飴であっても食べ過ぎはNGです。

 

妊婦さんとのど飴との付き合い方

医薬品ののど飴の場合、妊娠中の服用には注意が必要です。
医薬品の中でも「第二類医薬品」に分類される『浅田飴』や『浅田飴せきどめ』などは、妊娠中の服用を推奨していません。
「第三類医薬品」に分類される『南天のど飴』も、服用の際には医師や薬剤師などに相談するよう注意しています。
一方で医薬部外品ののど飴は、基本的に妊娠中でも服用できるとされていますが、念のため医師や薬剤師に相談しておくと安心ですね。
また、食品ののど飴はとくに用法や用量は定められておらず、医師や薬剤師への相談も不要ですが、摂取しすぎには注意しましょう。

 

 

スポンサーリンク