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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

美味しい桃 (もも)

桃はバラ科モモ属の木になる果実で、中国が原産とされています。日本では縄文時代から既に種が見つかっていますが、主に食用として本格的に栽培が始まったのは江戸時代位からとされています。明治時代に入り、中国から水蜜桃が輸入されるようになり、それを品種改良した物が現在一般に流通している色々な桃の原型となっています。

 

 

さまざまな桃のタイプ

桃には大きく分けると水蜜桃と呼ばれる一般的な桃と蟠桃、それにネクタリンの三つのタイプがあります。ここでは主に水蜜桃と蟠桃を紹介していきます。水蜜桃にも数え切れないくらいの品種があります。それぞれ、微妙に違いがあるのです。一般に桃として店頭に並んでいるものを分類するにもその外観や特徴から三つの系統に分けたり、収穫時期で分ける考え方などがあります。

 

水蜜桃の3つの系統

水蜜桃には品種の系統で分けると、白鳳系、白桃系、黄金桃系の三つになります。現在、当サイトでは白鳳・白桃系56種、黄桃系8種、それに蟠桃の合計66種類の品種を写真とともに来歴や食味、旬などを紹介しています。

 

収穫期で分ける早生種、中生種、晩生種

収穫時期でわけると、早生種、中生種、晩生種の三つです。それぞれの品種ごとで、収穫できる期間は10日間程度短く、早生種に始まり、中生種、そして晩生種へとシーズン中次々と店頭に並ぶ品種は変わっていきます。

 

桃の旬と品種ごとの旬

「桃」は詩の世界では秋の季語となっていますが、美味しい食べ頃の旬は夏から初秋の時期で、お盆の時には必ずと言っていいくらいお供え物に入っているのではないでしょうか。

 シーズンは極早生品種の「はなよめ」や「ちよひめ」で始まり、それに続いて「白鳳系」、途中からは白桃系が中心となります。味的には、白鳳系は甘みが強く肉質がやわらかめで多汁であるのに対し、白桃系は果肉の色が白く、肉質がやや硬めで締まっており日持ちが良いという傾向があります。

 

美味しい桃を選ぶポイント

全体にはっきりした紅色で色付いているものを選びます。ボケた紅だったり、黒ずんだ紅はよくありません。色付いている部分に果点と呼ばれる白い斑点が表れている物は糖度が高く美味しい印です。そして、枝についていた側の色を見て、綺麗な白い色のものを選びます。緑がかったものは未熟果で、黄色みを帯びてきているのは鮮度が落ちてきたものです。

傷やあたって茶色っぽくなった部分があるものは言うまでもなく避けましょう。

上から見た時に綺麗な丸い形のもの、縦に伸びる縫合線(割れ目)に対して左右対称の物を選びます。左右に伸びた楕円のものは核割れしている可能性があります。また左右どちらかに偏っているものも避けましょう。大きさは、概して大きい物の方が美味しい物が多い傾向にあります。作り手も大きい物の方に手をかける傾向にあります。

香り

鼻を近づけて甘い香りが立ってるものを選びます。

その他

お店によっては糖度を示している事も近年増えてきています、参考にすると良いでしょう。桃の場合、11度を超えていれば大体甘く美味しいと考えて良いでしょう。また、桃に限った事ではありませんが、近年は事前に糖度など品質が計測できるようになったので、美味しい桃は概して値段も高くなってしまいます。セール品には期待しない事です。

 

桃の保存方法

未熟でまだ硬い桃は、常温で柔らかくなるよう追熟させます。未熟なものを冷蔵庫に入れると追熟せず、そのまま傷みはじめてしまいます。熟して食べ頃の物は冷蔵庫に長時間入れる場合は、1つずつ紙に包んでビニールやポリの袋に入れて野菜庫に入れます。日持ちしないので、早めに食べましょう。

 

冷やすのは食べる直前に

桃は冷やしすぎると味が落ちるので、提供する1~2時間程度前に冷蔵庫に入れて冷やすか、食べる10分くらい前に氷水に浸けておくと美味しく食べられます。

 

切り方

切り分ける際には、まず、種から取ります。種離れのよい品種ならば、表面の溝にそって包丁を一周させた後、両手で軽く持って種を軸にひねると、ふたつに離れます。次に種をえぐり取ってから、皮をむくようにします。その後、皮を剥いて切り分けます。そうしないと、先に皮を剥いてしまうと、ぬるぬるして手が滑ったり、果肉を潰しかねないのです。

また、桃はお尻の方(枝についていたのと逆側)が糖度が高くなっています。一切れずつ不公平が無いように、縦にくし切りにするのが良いでしょう。

身離れが悪い場合は、先に皮を剥き、種をかすめるように果肉をそぎ切りにしていきましょう。

 

湯剥きで皮を剥く

コンポートを作る場合など、やや未熟な桃は手で皮が剥けないことが多いです。そういう場合は湯剥きしましょう。 沸騰させている熱湯につけて氷水に落とすと、比較的楽にむけます。

 

生食以外にも

生食はもちろん、コンポートやジャム、タルトにしてもおいしいです。また、ピューレにしたもので、ムースやシャーベットにも適しています。

生食ではそれほど美味しくない小ぶりの物などはセール品に多く、そう言ったものはコンポートにすると煮崩れも少なく美味しいデザートが作れます。

 

桃の栄養と期待される効能

桃はカリウムや食物繊維をはじめ、身体にうれしいさまざまな栄養素を含んでいます。

 

むくみ解消に「カリウム」

桃にはカリウムが含まれ、むくみ解消に役立ちます。

カリウムは余分なナトリウムを排出する働きがあり、むくみの原因となるナトリウムの摂りすぎを調整してくれます。

むくみをすっきりさせたいときは、カリウムを含む桃などの果物や野菜を意識して取り入れましょう。

お通じをよくする「食物繊維」

桃はペクチンという食物繊維を含んでいます。

食物繊維はお通じを良くしてくれるほか、血糖値の急激な上昇を抑えたり、血中コレステロール値を下げたりする働きもあります。

肌を健やかに保つ「ビタミンC」

桃はビタミンCを含み、肌を健やかに保つのに役立ちます。

ビタミンCは皮膚のコラーゲンが作られる際に欠かせず、また日焼けによりメラニン色素が作られるのを抑える働きも期待されています。

アンチエイジングに欠かせない「ビタミンE」

桃に含まれるビタミンEは、抗酸化作用により私たちの身体をサビから守ってくれます。サビ(酸化)が肌の老化の原因のひとつとなるため、ビタミンEのような抗酸化ビタミンは、アンチエイジングには欠かせません。

 

桃を毎日食べても大丈夫?栄養過多に?

桃を毎日食べても問題はありませんが、食べ過ぎるとオーバーカロリーになることがあります。食べ過ぎには注意し、適量を心掛けましょう。

 

缶詰の桃は栄養がなくなる?

缶詰の桃は、生のものに比べるとカリウムやビタミンCの量が少なくなっています。

100gあたりでどの程度差があるのか、比較してみましょう。

桃の缶詰には白桃と黄桃の2種類あるため、両方を比較しています。

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どちらの缶詰も、カリウムは半分以下、ビタミンCは4分の1の量まで減っています。

これはカリウムとビタミンCが水溶性のため、シロップ漬けにされることで栄養素が流れ出てしまうことが原因のひとつと考えられます。

食物繊維とビタミンEは水溶性ではないため減っておらず、むしろ生より多く含まれていることがわかります。

このように、缶詰の桃でもすべての栄養素がなくなるというわけではありませんので、果物が高価で手に入りにくいときには取り入れるのも良いでしょう。

ただし、シロップ漬けにされている分カロリーは高くなっているため、食べ過ぎには気をつけてください。

 

桃は妊婦が食べても大丈夫?

桃は妊娠中の方が食べても問題ありません。妊娠中の便秘やむくみなどのトラブル解消に、桃の栄養素が役立つでしょう。

また妊娠中の体重増加が気になる場合、お菓子などの間食を桃などの果物に置き換えると、栄養を摂りながらカロリーカットができます。

桃の缶詰でも問題ありませんが、前述のようにカロリーが高めであるため、食べ過ぎには気をつけましょう。

 

 

美容にはどんな食材が効果的?

美容に良い果物や野菜って沢山ありますよね!
特に有名なのがトマトだと思います。
トマトの中にあるリコピンには高酸化作用が強く、お肌を綺麗にしてくれる効果があると言われています。
果物だとレモンが柑橘系なかでもビタミンCが豊富に含まれているので、美肌を目指すなら是非沢山食べておきたいですよね。
しかしトマトもレモンもクセのある食材なので味が苦手な人も多いかもしれません。
特にレモンはとってもスッパイので、一度に何個も食べることは出来ないでしょう。
そこでお勧めしたいのが甘くて美味しい「桃」です。
桃は確かにおいしいですが美容促進の食材としてはあまりイメージが無いかもしません。
しかし桃には美容成分が多く含まれており、お肌を気に掛ける人には是非食べてもらいたい果物です。

 

お肌を健康的に保ってくれる

お肌の健康を保つのって意外と大変ですよね。
睡眠時間や食生活など毎日の生活の積み重ねが肌の健康に繋がるので、ちょっとした油断がお肌の健康を崩してしまいます。
桃に含まれているナイアシンという成分は皮膚や粘膜なのどの健康を保つ働きをしてくれます。
他の果物にもナイアシンが含まれているものはありますが、比較的桃には沢山のナイアシンが含まれているので美肌効果のある食材として知られています。
またみずみずしい桃の果肉は皮膚に潤いを与え、肌を美しくしてくれます。
美肌以外にも高血圧の予防や便秘改善など、健康的に見ても桃は素晴らしい食材です。
美味しく食べて綺麗で健康になれるなら、とってもうれしいですよね

 

女性には嬉しい桃の成分

夏場は気温が高いためエアコンや扇風機で涼しく過ごすかと思います。
しかし女性の身体に冷えは禁物です!
身体を冷やすことで後々身体に支障が出てくるので、出来るだけエアコンなどにあたりすぎたくないですよね。
桃は冷たくして食べるととっても美味しいですが、身体を冷さないので夏場の女性に適している果物でもあります。
一説によると「桃は身体を冷さない唯一の果物」と言われる程です。
また桃には疲労を回復する成分が多く含まれているので、夏バテでなにも食べたくない時には桃を食べれば元気が取り戻せるかもしれません。
栄養価も高く美味しい桃で元気になれるのなら、何個でも桃を食べたいですね!
夏と言えばスイカを食べる習慣のある日本ですが、今年は桃へシフトチェンジしてもいいかもしれませんね。

 

 

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