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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

常夏のフルーツといえば『パイナップル』?

パイナップルには食物繊維も豊富に含まれていますから、便通を良くし、腸をきれいにする点からもダイエット食として効果的です。
栄養成分としてはビタミンC、ビタミンB群が多く含まれています。また、鉄やマグネシウムといったミネラルも豊富です。

 

 

パイナップルとは

熱帯アメリカ原産の多年草です。果実が食用になりますが、葉っぱに赤や白のキレイな筋の入る品種もあり、観葉植物としても利用されます。日本には1866年、オランダの漂流船によって、石垣島にもたらされたのが最初とされています。

細長くてしっかりした堅さの葉っぱが放射状に伸びます。葉っぱの先端はトゲのように鋭くなっており、フチにもノコギリのようなギザギザがあります。株の中央から太い花茎を伸ばして、その先端に紫色を帯びた小さな花をまとめて咲かせます。茎は太短く、密生した葉っぱに覆われていて見えません。

パイナップルはパインとアップルをくっつけた言葉

「松ぼっくりに似たリンゴ」という意味です。 リンゴは「価値のある美味しい果実」を表しており、リンゴそのものを指しているわけではないそうです。パインはマツのことです。

葉っぱの美しい品種にヴァリエガツスやポルテアヌスがあります。ヴァリエガツスは葉っぱに白い縁取りが入りますが、さんさんと太陽光の降り注ぐ環境で育てると縁取り部分がピンク色を帯びてかわいらしいです。

パイナップルの実について

1コに見えるパイナップルの実は、たくさんの果実が集まったもので「集合果」と呼ばれます。1コのパイナップルの実はおよそ100~200の小さな花の集合体です。

私たちが普段食べている黄色い果肉の部分は、花の土台となっている「花床」と呼ばれる部分が肥大したものです。フルーツとして栽培されているものはいわゆる種なしです。パイナップルは、同じ品種どうしではタネを作る能力がありません(自家不和合成)。受粉しなくても果実が大きくなって甘く熟します。もし、他の品種をもってきて受粉したら、タネはできます。タネは茶色い小粒で、ちょうど皮と果肉の間にできます。食用向きの品種は最もよく知られている「スムース・カイエン」をはじめとして、200品種以上知られています。

タネはできなくても、いろんな所から芽を出して新たな株となります。芽は出てくる位置で呼び名が違います。代表的なものに、果実の頭の部分に生えてる「冠芽」、葉の付け根から出る「吸芽」、地下茎から出る「塊茎芽」などがあり、営利栽培でもこれらが増殖に用いられます。

歴史

原産地はブラジルを中心とする南アメリカ。この地よりヨーロッパ方面に広まりました。ポルトガル人が16世紀始めに西インド諸島グァデループ島で発見し、カリブの土着語でナナス(亀の実の意)といわれていたのをポルトガル語の接頭辞「ア」を冠して「アナナス」と名づけたそうです。ポルトガルやスペイン、フランス、ドイツ、オランダなどでは、一般名も学名もアナナスといいます。 パイナップルという英語名は、果実の形が松かさに似ていて、味がりんごのように甘いということでパイン(松の実)アップル(りんご)と呼ばれたことから来ています。

日本には

江戸時代末期の1845年、オランダ船によって最初に伝わり、沖縄や小笠原諸島で栽培されるようになりました。明治・大正には英語を直訳して「松りんご」と呼ばれていた時代もあります。 現在の主産地であるフィリピンやハワイ、台湾などで栽培されるようになったのは近代に入ってから。19世紀末から20世紀初頭にかけて、缶詰の製造が行われるようになったため、大量に生産されるようになりました。

種類

パイナップルには100以上の品種が存在しますが、大別するとスムース・カイエン系、クイーンレッド、スパニッシュ、カバゾニの4系統に分かれます。世界で生産されるもののほとんどがスムース・カイエン系です。

スウィーティオパイン
ドール社のオリジナルブランドで、日本人の味覚にあわせて開発されました。酸味が控えめで甘みが強く、香りも豊かなパインです。フィリピンのミンダナオ島で栽培されていて、「スイーティオパイン」や「黄金パイン」とも呼ばれています。

ゴールデンパイン
「MD2」という品種をデルモンテ社が独自で改良したもの、糖度が高く甘みの強い品種です。果肉の黄色みが濃く、全体に美しいゴールデンイエローの色を帯びています。ジュースにもよく使用され、糖度が高く甘い香りが広がります。サイズは1~1.5kgくらい。「ゴールドパイン」ともいわれますが、正式名は「デルモンテ ゴールド パイナップル」です。同じ「MD2」を改良した品種も数多くあります。

ピーチパイン
沖縄県や台湾で栽培されている「ソフトタッチ」という品種。サイズは600~800g程度と小ぶりで、果皮は未熟なときは黄色っぽく、熟すと全体が赤みがかってきます。果肉が白っぽくて甘い香りがすることから「ピーチパイン」または「ミルクパイン」と呼ばれています。

ボゴールパイン
台湾が原産の品種。皮目の節のような部分から、手でちぎってスナック菓子のように食べられることから「スナックパイン」とも呼ばれています。芯の部分も食べることができ、甘みが強く酸味が少ないです。

 

ダイエットにも

あんなに甘いパイナップルが、実はダイエット食としてとても優秀だということをご存知でしょうか。 まずはカロリー。パイナップルの可食部100g中のエネルギーは平均51kcalです。

ごはんを茶碗に1杯(150g)食べるとだいたい222kcalですから、生のパイナップルをまるごと1玉食べたとしてもせいぜいごはん1杯~1杯半程度にしかすぎないのです。


成分

生のパイナップルにはプロメリン(プロメライン)というたんぱく質分解酵素が多量に含まれています。この酵素は肉をやわらかくし、消化を助ける働きをします。肉料理は夕飯に食べることが多いのですが、完全に消化しないうちに眠りにつくと、皮下脂肪として蓄積されやすくなります。

パイナップルの効用によって胃もたれを防ぎ、寝る前に十分に消化することができるのです。 ただし、プロメリンは加熱するとその効力を失います。缶詰のパイナップルは高温処理されていますから、残念ながら代用はききません。肉のつけ合わせには生のパイナップルを使うようにしてください。

また、つけ合わせでなくとも、食後のデザートとして食べるのも効果的です。 ちなみに、生のパイナップルを食べると時々舌がピリッとしびれたり、肌に汁が付くと皮膚が荒れてしまったりするのもプロメリンのしわざです。たんぱく質分解酵素の働きによるもので、農薬とはまったく関係がありませんので安心してください。

 

■栄養成分■
炭水化物
炭素と水素の化合物で、消費されてエネルギー源となる

食物繊維
食後のコレステロールの吸収や、血糖値の急激な上昇を抑える作用がある

カリウム
ミネラルの一種で、ナトリウム(塩分)の体外排出、筋肉の収縮、血圧の上昇を防ぐ

マンガン
人体に必要なミネラルの一種で、骨や関節の形成を助ける

ビタミンC
体の酸化を防ぎ、鉄分の吸収を高める

ビタミンB群
エネルギー代謝を助け、粘膜の再生、免疫機能の維持や貧血・疲労感を軽減する作用がある

ブロメライン
たんぱく質分解酵素の1種であり、抗炎症作用などがある

 

便秘解消

パイナップルには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれています。

不溶性食物繊維
「大腸の水分を吸収して便を増やす」「ぜんどう運動を促進させ便の排出をサポートする」などの効果があります。パイナップルに含まれる食物繊維の多くは不溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維
「便を軟らかくする」「便の滑りをよくする」などの効果があります。

また、食物繊維は善玉菌のエサとなり、善玉菌の増殖を促進させるため、腸内環境の改善も期待できます。

 

美肌

パイナップルにはビタミンCが多く含まれています。

ビタミンCは「皮膚のハリや弾力を保つコラーゲンの生成」や「シミのもとになるメラニン色素の合成を抑える働き」があるため、美肌効果につながります。また、抗酸化作用があるため、動脈硬化予防や老化防止も期待できます。

 

パイナップル 約6切れ 54kcal
みかん 1個 49kcal
リンゴ 1/3個 56kcal
バナナ 1本 93kcal
おにぎり 1個 170kcal
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