私たちが普段なにげなく食べている「わかめ」。
あなたは、「わかめ」について本当に知っていますか?ふふふふふ!
- 日本でわかめが食べられるようになったのは
- 奈良時代の万葉集には
- 平安時代には
- 江戸時代には
- 生わかめ
- 湯通し塩蔵(えんぞう)わかめ
- 乾燥カットわかめ
- くきわかめ
- めかぶ
- わかめの栄養素と成分
- わかめと菜の花の和風チャーハン
- 豆腐とじゃこのわかめサラダ
海から採りたてのわかめは褐色です。
湯通しすることで、鮮やかな緑色に変化します。
これは、わかめの持っている赤い色素(フコキサンチン)が、熱によって橙色に変化し、緑の色素(クロロフィル)の色が現れるためです。
湯通ししたわかめを、おいしく食べられるよう保存するために塩蔵したものを「湯通し塩蔵わかめ」と呼びます。
また「湯通し塩蔵わかめ」を塩抜きし、食べやすくカットして乾燥したものは「乾燥わかめ」「カットわかめ」などと言われます。
これらが市販され、また多くのものに使用されています。
日本でわかめが食べられるようになったのは
縄文時代(紀元前6000~300年)からといわれており、青森県の亀ヶ岡遺跡から、縄文土器と一緒に発見されています。
飛鳥時代の日本で一番古い法律である「大宝律令」には「税のひとつ」として定められていました。
奈良時代の万葉集には
海藻を読み込んだ短歌・和歌や長歌が百首近く記録されており、日本人の食生活に広く根付いていたことが分かります。
平安時代には
すでに味噌汁、お浸し、佃煮などの料理法で食されていました。
江戸時代には
産地の名前でおいしさが判断される「ブランドわかめ」が登場し、昭和30年代後半からは三陸地方を中心にわかめの養殖が始まりました。
こうして、日本人の食生活に欠かせないわかめは、日本だけでなく様々な産地からみなさまの食卓に提供され、色々な料理でお愉しみいただいている大切な伝統食材となっています。
湯通しするとクロロフィルの働きで鮮やかな緑色に変わります。
生わかめ
湯通し塩蔵(えんぞう)わかめ
「塩蔵わかめ」は、「生わかめ」を湯通しして、塩づけにして日持ちが出来る様に加工したものです。色は濃い緑色です。
乾燥カットわかめ
くきわかめ
わかめの真ん中を通っている茎にあたる部分です。歯ごたえがあるので、刻んでサラダや炒め物に最適です。
めかぶ
わかめの胞子葉であり食物繊維やミネラルの宝庫であり、珍味です。発ガン防止に役立つフコイダンが多く含まれているとして注目されています。
わかめの栄養素と成分
1.カルシウム
骨や歯の形成に必要な栄養素です。
2.ビタミント
正常な血液凝固能を維持します。
3.鉄分
赤血球を作るのに必要な栄養素です。
4.マグネシウム
骨や歯の形成に必要な栄養素です。 多くの体内酵素の正常な働きと エネルギー生産を助けるとともに、
血液循環を正常に保ちます。
5.食物繊維(アルギン酸など)
「腸の掃除役」として知られています。
腸内環境を整えます。
わかめと菜の花の和風チャーハン
材料(2人分) | 目安量 |
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ごはん(温かいもの) | 400g |
乾燥カットわかめ | 2g |
とき卵 | 1個分 |
菜の花 | 1束(100g) |
にんにく (みじん切り) | ひとかけ |
サラダ油 | 大さじ2 |
こいくちしょうゆ | 大さじ1 |
和風だし(顆粒) | 5g |
つくりかた
- 乾燥カットわかめは水戻しをし、表示より1分早く水気を切る。
- 菜の花は、茎を5㎜程度、葉を1㎝程度に切る。
- 熱したフライパンに、サラダ油(大さじ1)・とき卵を入れサッと炒め、半熟になったら取り出しておく。
- 空いたフライパンに、サラダ油(大さじ1)・にんにくを入れ、弱火で炒める。色ついたらごはんを入れて、炒め合わせる。
- ④に②を入れて炒め、火が通ったら①・③を入れる。ほぐすように炒め合わせたら、鍋肌からしょうゆをまわしかけて再度炒める。
- 火を止め、和風だしをふりかける。全体を混ぜ合わせ、器に盛る。
豆腐とじゃこのわかめサラダ
材料(2人分) | 目安量 |
---|---|
絹ごし豆腐 | 1/2丁(150g) |
ちりめんじゃこ | 15g |
水菜 | 60g |
長ねぎ | 10g |
さつまいも | 80g |
しいたけ | 2枚(40g) |
いりごま | 適宜 |
乾燥カットわかめ | 4g |
市販の和風ドレッシング | 大さじ3 |
つくりかた
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絹ごし豆腐は水気をきり、8等分に切る。
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乾燥カットわかめは表示通りに水で戻す。水菜は3cm幅、長ねぎは斜め薄切りにし、戻したわかめと合わせておく。
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さつまいもは1cm幅のいちょう切りにし電子レンジで加熱する(600W:約1分30秒)。しいたけは半分にそぎ切りにし、さつまいもと共にフライパンでこんがりと焼く。
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器に②を盛り、①・③をのせる。ちりめんじゃこ・炒りごまをちらし、市販の和風ドレッシングをまわしかける。