野菜をたくさんおいしく食べられるサラダですが、実はとても歴史が古い料理。今回は、そんなサラダの歴史を紐解きながら、現在のサラダ事情について詳しくみていきましょう。
サラダの原型ができたのは古代ギリシャ時代!
現在のサラダの原型は、なんと紀元前! 古代ギリシャ時代にはすでに食べられていたそうです。当時は野草に塩を振ったシンプルなものだったようですが、その後、古代ローマ時代になるとオリーブオイルや酢などで味付けをしたものや、塩漬けの魚を用いたものなど、さまざまなサラダが登場しています。
サラダの定番野菜であるキャベツやレタスといった葉物野菜やオリーブ、大根などは、地中海沿岸の特産ということもあり、サラダにも多様性が生まれたのでしょうね。
日本
サラダという食文化がなかなか定着しなかったようです。中国の歴史書「魏志倭人伝」に、邪馬台国では野菜を生食しているとの記述があるそうですが、定着したといえるのはそれから1500年以上も後、欧米の食習慣が入ってきた明治時代以降で、そのきっかけはとんかつの付け合せの千切りキャベツだったとも言われています。
欧米と比べるとサラダが日常的に食べられるようになるまでにかなりの時間がかかった日本ですが、近年では、コンビニやスーパーでもサラダは定番ですよね。ポテトサラダ、グリーンサラダ、マカロニサラダ、ごぼうサラダなど、ラインナップもバラエティ豊かです。
居酒屋やファミリーレストランなどの飲食店
たくさんの種類のサラダが提供されています。近年はシーザーサラダや海鮮サラダ、アボカドや鶏肉、ゆで卵を乗せたコブサラダなどが人気。これらは新たな定番メニューとして多くの人に好まれているそうです。
サラダは、使う野菜を自由に組み合わせられるだけではなく、トッピングやドレッシングで味やボリュームを比較的自由にアレンジできるため、野菜をたくさん食べやすいメニューのひとつ。野菜不足を感じたら、栄養満点なサラダを食べてみては?
シーザーサラダ
カリカリベーコン&クルトンで手軽に作れます。
【材料】(2人分)
ベーコン…1枚
レタス…4~5枚
きゅうり…1本
パセリのみじん切り…少々
食パン(8枚切り)…1枚
ドレッシング
・クリームチーズ…20g
・プレーンヨーグルト…大さじ1
・マヨネーズ…小さじ1
・塩、こしょう…各少々
【作り方】
1.食パンは8mm四方に切って耐熱皿に中央をあけて並べ、ラップをかけずに電子レンジで約3分10秒加熱し、広げてさめるまでおく。
2.ベーコンは5~6mm幅に切る。耐熱皿にペーパータオルを2枚重ねて敷き、ベーコンを中央をあけて並べ、ラップをかけずに電子レンジで約1分加熱する。取り出して別のペーパータオルでベーコンを軽く押さえ、脂を除く。
3.レタスはざく切りに、きゅうりは2~3mm厚さの小口切りにする。クリームチーズは小さめの耐熱容器に入れ、ラップをかけずに電子レンジで約20秒加熱してやわらかくし、ほかのドレッシングの材料を混ぜ合わせる。
4.レタス、きゅうりを器に盛って1、2、パセリを散らし、ドレッシングをかける。
かつおのレモンドレッシングあえ
【材料・2人分】
かつお(刺し身用) 1/2節(約200g)、サニーレタス 2枚、きゅうり 1本、にんにく 1片、レモンドレッシング(玉ねぎのすりおろし 1/4個分、オリーブ油 大さじ4、レモン汁 大さじ1、塩 小さじ2/3、こしょう 少々)
【作り方】
1. かつおは7mm幅に切る。サニーレタスは食べやすい大きさにちぎる。きゅうりは皮むき器で皮をしま目にむいて、斜め薄切りにする。にんにくは薄切りにし、耐熱皿に並べて、ラップをかけずに電子レンジで色づくまで1分~1分30秒加熱する。
2. 大きめのボウルにドレッシングの材料を入れて混ぜる。かつお、サニーレタス、きゅうりを加えてあえ、器に盛る。にんにくを散らす。
※電子レンジを使う場合は500Wのものを基準としています。600Wなら0.8倍、700Wなら0.7倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。
サラダ感覚で野菜をたっぷり食べられる魚介のマリネです。かつおは食べやすいように、7mm幅にカットしておくこと。ペーパータオルで野菜の水けを取っておくと、ドレッシングがよくからんで水っぽくなりません。