幅広い料理やスイーツに用いられ、栄養価が高いことで知られるかぼちゃ。実は、皮や種の部分にも栄養がたっぷり含まれているんです。この記事では、かぼちゃを食べることで期待できる効果・効能を紹介。
- かぼちゃの効果・効能
- 免疫力アップに役立つ
- 抗酸化作用で老化防止
- 肌の健康を守る
- むくみ改善
- 便秘改善
- かぼちゃは皮や種にも栄養がたっぷり
- 皮に含まれる栄養
- 皮の栄養を効率的に摂るのにおすすめの料理(皮ごとかぼちゃサラダ)
- 種に含まれる栄養
- 種の栄養を効率的に摂るのにおすすめの料理(かぼちゃの種のおつまみ)
- ワタに含まれる栄養
- ワタに含まれる栄養
- ワタの栄養を効率的に摂るのにおすすめの料理(かぼちゃ餅)
かぼちゃの効果・効能
かぼちゃを食べることで期待される効果・効能にはどのようなものがあるのでしょうか。また、効率的に栄養が摂れるおすすめの料理もご紹介します。
免疫力アップに役立つ
かぼちゃに含まれるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは免疫に関わる栄養素です。それぞれの働きは以下の通りです。
・ビタミンA…ウイルスや細菌の侵入を防ぐ働きがあり、粘膜の乾燥を防いでくれる
・ビタミンC…細菌から体を守る白血球の機能を高めてくれる
・ビタミンA、C、E…抗酸化作用があり、免疫力低下の一因となる活性酸素を取りのぞいてくれる働きがある
いずれも必要な量をきちんと摂ることで、免疫システムを正常にしてくれるのを助けてくれます。
また、ビタミンA、Eは脂溶性ビタミンといい、油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。そのため、油を使った料理にしたり、脂身の多いひき肉と一緒に調理したりすることで効率よく栄養を摂ることができますよ。
抗酸化作用で老化防止
肌の健康を守る
かぼちゃと枝豆のサラダ、かぼちゃのバター焼き、かぼちゃのそぼろ煮
むくみ改善
かぼちゃはカリウムをとるのにぴったりな食べ物で、むくみを軽くしてくれる働きがあります。
かぼちゃのスープ、かぼちゃのいとこ煮(かぼちゃと小豆の煮物)
便秘改善
かぼちゃは皮や種にも栄養がたっぷり
かぼちゃには皮や種にも栄養が含まれています。具体的にどのような栄養が摂れる。
皮に含まれる栄養
かぼちゃの皮には、果肉部分以上にβ-カロテン(ビタミンA)が含まれるといわれています。ビタミンAは免疫アップや、皮膚の健康を守ってくれる欠かせない栄養素です。
ほかにも、先ほどお伝えしたように皮の部分には食物繊維も多く含まれます。そのため、かぼちゃの栄養を余すことなく摂りたいなら、皮ごと調理して食べるのがおすすめです。
皮の栄養を効率的に摂るのにおすすめの料理(皮ごとかぼちゃサラダ)
種に含まれる栄養
かぼちゃの種は、漢方薬にも使われるほど栄養が詰まっている部分です。カリウム、鉄、亜鉛、食物繊維、多価不飽和脂肪酸(オメガ6系脂肪酸)であるリノール酸をとることができます。
リノール酸は悪玉コレステロールを減らしたり、動脈硬化を防いでくれたりする働きがあります。健康が気になる方は、種までしっかりいただきたいですね。
種の栄養を効率的に摂るのにおすすめの料理(かぼちゃの種のおつまみ)
種は電子レンジで乾燥させて煎ることで、簡単におつまみ&おやつにできます。
まずは電子レンジで乾燥させます。ワタを取り、軽く洗って水分をふき取った種を耐熱皿に並べ、ラップをかけずに600Wの電子レンジで4分ほど加熱します。
その後、いったん混ぜて再度2~3分加熱します。箸などで触ってみてカラカラと乾いた音がして、表面がカサカサとした乾燥した状態になればOKです。
そのあと油をしいたフライパンで、極弱火でじっくりと煎ります。種がパチパチとはじける音がしたら火を止めて、最後に塩をふれば完成です。これだけで、カリカリとした食感と、ナッツのような香ばしさを楽しめるおつまみ&おやつに変身します。
ワタに含まれる栄養
ワタは取りのぞいて捨ててしまうことが多いですが、ワタの部分には食物繊維が含まれています。ワタは少し苦みがありますが、工夫するとおいしく食べられますよ。
ワタに含まれる栄養
ワタは取りのぞいて捨ててしまうことが多いですが、ワタの部分には食物繊維が含まれています。ワタは少し苦みがありますが、工夫するとおいしく食べられますよ。
ワタの栄養を効率的に摂るのにおすすめの料理(かぼちゃ餅)
かぼちゃのワタを活用するなら、ワタで作るかぼちゃ餅がおすすめです。
かぼちゃのワタ1玉分(約100g)を600Wの電子レンジで30~40秒加熱して、水けを軽くしぼります。片栗粉大さじ1.5と砂糖少々を混ぜ、丸めてフライパンで焼きます。仕上げにバターを載せればかぼちゃ餅の出来上がりです。
砂糖によってワタの苦みが気になりにくくなり、もちもちした食感の中に、ワタのザクザクとした食感も楽しめるおもしろいおやつです。
かぼちゃは栄養豊富で、捨てるところがない優秀食材です。ぜひ旬の季節には、おいしいかぼちゃで効率的に栄養を補いましょう。