Web Analytics Made Easy - Statcounter
View My Stats

japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

レタスの栄養!イライラを鎮める効果も

シャキシャキ食感が美味しいレタスはサラダには欠かせない野菜。ほとんどが水分ですが、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれており、食物繊維も豊富です。

 

レタスとはどんな食材?

レタスは古くから食べられている野菜のひとつで、地中海沿岸から西アジアが原産です。野生種は結球していない葉レタスで、品種改良によって玉レタスやリーフレタスなどのさまざまな品種が誕生しました。

日本全国で栽培が行われており、季節によって産地が変わります。春と秋には茨城産が多く出回り、夏は長野などの高冷地で栽培されたレタスが多く流通しています。冬には暖かい気候の香川産などが多くなります。

一般的にレタスと呼ばれているのは結球している玉レタスですが、他にもさまざまな種類があります。

グリーンリーフやサニーレタスなどの結球しない「リーフレタス」や茎を食べる「茎レタス」、ロメインレタスなどの葉がほとんど巻かずに立っている「立ちレタス」があります。

シャキシャキとした歯触りが美味しいレタスは約95%が水分でそれほど栄養価は高くありませんが、ビタミンCやビタミンE、カリウム、カルシウム、食物繊維などがバランスよく含まれています。

レタスの茎を切ると出てくる白い液体はサポニン様物質のラクツカリウムで、鎮静や催眠効果が期待できると言われています。さらに、レタスにはイライラを鎮める効果があるカルシウムも含まれているので、リラックス効果も期待できます。

サラダで生食にするイメージが強いですが、加熱しても美味しく食べることができます。炒め物やパスタに加えたり、スープや鍋などにも活用できます。レタスを調理の最後に加えて加熱時間を少なめにするとシャキシャキ食感も楽しめます。

 

体に悪い!栄養がない!というのは本当か

レタスが体に良くないというような噂があるようですが、そのようなことはありません。

昔からレタスは母乳の出をよくする野菜としても知られているように、水分代謝を活発にする作用があります。すると細胞が元気になり代謝アップにもつながる体によい野菜です。

もしかしたら体に悪いというのは、褐色に変色している部分かもしれません。レタスは酸化しやすく、空気に触れると茶色や赤っぽい色に変わる性質があますが、単なる変色であれば問題なく食べられます。

しかしドロドロ状の茶色いレタスは、腐っている可能性が高いです。なのでこのような場合は取り除くようにしましょう。

実にレタスの90%以上が水分ですので、栄養がないように思われがちですが、他の野菜に負けないほどの栄養素が含まれているものもあります。

 

美味しいレタスの選び方

・葉にハリがあるもの
・みずみずしいもの
・葉の巻きがゆるいもの
・芯の切り口がきれいなもの

芯の部分に湿らせたペーパータオルをあててビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。あまり日持ちはしないので、2〜3日で食べ切るのがおすすめです。

レタスは刃物で切ると切り口が茶色く変色してしまいます。調理する場合は手で食べやすい大きさにちぎるのがおすすめです。包丁で千切りにする場合はカットしてから早めに食べるのがおすすめです。

 

■レタスに含まれる栄養【レタス(可食部100gあたり)】■
エネルギー…12㎉
水分…95.9g
炭水化物…2.8g
カリウム…200㎎
カルシウム…19㎎
マグネシウム…8㎎
リン…22㎎
ビタミンA(β-カロテン当量)…240㎍
ビタミンE…0.3㎎
ビタミンB1…0.05㎎
ビタミンB2…0.03㎎
葉酸…73㎍
ビタミンC…5㎎
食物繊維総量…1.1g

 

・美肌に欠かせない!ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンの合成にかかわるビタミンで、ストレスから体を守る働きをします。活性酸素を消去する抗酸化作用があり、動脈硬化の予防にも効果が期待できます。

また、皮膚のシミやしわを防ぎ、傷や炎症の治りをよくする効果もあります。さらに、粘膜を強くして健康に保つ効果があることから風邪予防にも効果的です。水溶性のビタミンで熱に弱い性質があるので、生で食べるとより効率的に摂取できます。

 

・アンチエイジング効果も!ビタミンE

強い抗酸化作用を持ち、体をストレスから守り、老化を抑える効果があります。不飽和脂肪酸の酸化を防ぎシミやしわの増加を防ぐ、毛細血管を広げて血行を改善する、悪玉コレステロールの酸化を防止して動脈硬化を予防するなどの効果も期待できます。

 

・むくみの解消に!カリウム

カリウムは体の水分バランスを保ち、ナトリウムを排出して正常な血圧を保つ効果があり、高血圧予防に効果が期待できます。また、体内の余分な塩分を排出することからむくみの解消にも効果的です。

 

・骨粗しょう症の予防に!カルシウム

骨や歯を作るのに欠かせないミネラルです。体内にあるカルシウムの99%は骨と歯に存在しています。

また、筋肉を動かしたり、精神の興奮をおさえ安定させるなどの効果もあります。カルシウムは吸収されにくい栄養素のひとつですが、ビタミンDと一緒にとることで吸収率がよくなります。

 

・生活習慣病予防にも効果的!食物繊維

レタス100gあたりには水溶性食物繊維が0.1g、不溶性食物繊維が1.0g含まれています。不溶性食物繊維は腸の中で水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を促して便秘の解消に役立ちます。

また、有害物質を排出する効果もあります。水溶性食物繊維は、腸内環境を整える効果や血糖値の急激な上昇を抑える、コレステロールの吸収を抑制する効果が期待できます。

食物繊維は噛み応えがあるので満腹感を感じやすく、しかも低カロリーなので肥満予防にも効果的。糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

 

栄養を上手にとるコツ

・ちぎる前に洗う

ビタミンCやビタミンB群などの栄養素は水に溶けやすい性質があるので、水で洗うと流れ出てしまいます。小さくちぎってから洗うと栄養素が流れ出やすくなるので、大きい葉のまま水洗いするのがおすすめです。

生食にすると最も効率よくこれらの栄養素を摂取できますが、加熱調理にする場合は水溶性の栄養素が流れ出たスープや煮汁も一緒に食べると栄養をムダなく摂取できます。

 

・加熱して食べる

レタスは加熱することでカサが減り量を食べることができます。食物繊維を効率的に摂取できるので、腸内環境を整える効果も期待できます。また、β-カロテンやビタミンEは油で調理すると体内への吸収率がアップします。

 

レタスチャーハン

シャキシャキレタスの食感が美味しいチャーハンです。カニカマの代わりにハムを使用してもお作りいただけます。

 

材料(2人分)

ごはん(温かいもの)   300g
レタス         60g
カニカマ        4本
卵           2個
鶏がらスープの素    小さじ1/2
しょうゆ        小さじ1
塩、こしょう      各少々
ごま油         大さじ1

 

作り方

①レタスは手で一口大にちぎり、カニカマは1㎝幅に切る。卵を溶きほぐして塩少々を加えて混ぜる。

②フライパンにごま油を強めの中火で熱し、卵を流し入れる。半熟状になればごはんを入れて炒め合わせる。

③カニカマ、レタスの順に加えてさっと炒め、鶏がらスープの素、塩、こしょうで味付けする。鍋肌からしょうゆを回し入れてさっと炒めれば出来上がり。

レタスたっぷりロコモコ丼

ボリュームと満足感のあるロコモコ丼ですが、やはりカロリーや糖質が気になりますよね。

ご飯の量を少し減らし、その分レタスをたっぷりのせることで、満足感はそのままにカロリーや糖質を抑えることができます。

 

ハンバーグ 材料〜1人分〜

ひき肉                    70g
A:卵7g、塩こしょう 少々
玉ねぎ                 20g
パン粉                   4g
牛乳                      5g
サラダ油                4g

ロコモコソース
ケチャップ、ソース 大さじ2
ご飯                     100g
レタス                   50g
トッピングの野菜(トマト、きゅうりなど) お好みの量

 

作り方
①玉ねぎはみじん切りにして油(分量外)で炒めて冷まし、パン粉に牛乳を入れてふやかす
②ボウルにひき肉を入れ、A、①を加えてよく混ぜ、手に油(分量外)をつけて1.5cm厚さの楕円形する
③フライパンに油を熱し②を焼く
④レタスは千切り、ロコモコソースは混ぜておく
⑤ごはん、レタス、ハンバーグの順に載せて上からソースをかけて、できあがり

※ご飯50gをキャベツ50gに置き替えるとおおよそ80kcal、糖質18g減!
※お好みで目玉焼きを乗せても美味しいです!

 

最後に

レタスには葉酸やカリウム、β-カロテンといった体によい栄養素が含まれていることがわかりましたね。

そしてとくにレタスやリーフレタスに、栄養が多く含まれていることもご理解いただけたと思います。

葉酸やカリウムは水に溶ける栄養素のため生で食べるのをオススメしますが、スープのように汁ごと食べる料理ならば加熱しても余すことなく栄養を摂ることができます

スポンサーリンク