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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

「豆苗」と「かいわれ大根」の違いとは

かいわれは辛くて苦いものであるが、豆苗はかいわれよりも繁殖能力が高く、食べると甘いためお子さんでも食べやすい食材という違いがある。

 

「豆苗」とは?

「豆苗」とは、エンドウの若菜のことを言います。
もともとは中華料理において高級食材として存在していましたが、現在では工場による安定生産ができますので、気軽に買える野菜となっています。
栄養はβカロテン、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンC、葉酸と豊富です。
食べ方は炒め物、おひたし、サラダなどがあります。
あくが少なく、そのまま調理できます。
えんどう豆は多彩な「顔」で食卓に登場します。
用途によってさまざまな品種が栽培されており、若いサヤごと食べるのが「サヤエンドウ」と「スナップエンドウ」。
未成熟の「実」を食べるのが「グリーンピース」。
みつ豆や甘納豆に使われる完熟した豆が「赤エンドウ」や「青エンドウ」です。豆苗が甘く、ほんのりと豆の香りがするのは、そのためです。

 

「豆苗」の歴史

えんどう豆の歴史は古く、紀元前7000年ころから南西アジアで作物として栽培され、ツタンカーメンの墳墓からも発見されています。そのえんどう豆の若い芽を摘んで「豆苗」として食べ始めたのは中国で、当時は一部の高貴な人や特別な行事でしか口にできない稀少野菜だったそう。
日本に伝来したのは、1970年代の日中国交回復以降。しばらくは高級中華料理店でしか扱われておらず、一般の食卓とは縁遠い食材でした。

中国では豆苗は畑に植えられ、春に出た新芽を手摘みするという栽培方法がとられていました。
一方、日本では1990年代半ばから、徐々に植物工場で水耕栽培で生産されるようになります。
天候に左右されない、リーズナブルな野菜として家庭の食卓に浸透していきました。ここ数年は、栄養価の
高さや使い勝手のよさ、再収穫の楽しさなども注目されています。

 

「かいわれ大根」とは?

「かいわれ大根」とは、大根の種子を育てたものです。
子葉が開いた頃が収穫時期となります。
味は、辛みがあり、サラダなど生で食べたり、汁物などに入れるなどして使います。
栄養はビタミン、ミネラルなどがあります。
一年を通して、安価で手に入る野菜です。

双葉の形が二枚貝の開いた姿に似ていることから「貝割れ」と呼ばれるようになったそうで、昔は「貝割り菜」ともよばれていたこともあるそうです。古くは平安時代の貴族の高級食材されていたとの記述もあります。

かいわれ大根はアブラナ科野菜で、ビタミン・ミネラルがバランスよく含まれ、抗酸化力にも優れています。特に、ビタミンCは、100g中26mgと豊富に含まれています。

 

かいわれ大根の歴史

1970年頃まで、かいわれ大根は、おすし屋さんや料亭などで彩り・添え物などに使われる高級食材で、一般には普及していませんでしたが、 九州地方で一般向けの量産が始まり、その後日本全国に広まっていきました。 そこで、サラダコスモも、もやしに続く商品として研究、開発に取り組みました。

そして、もやし工場を長野県に新設する際に、これまでの工場の施設を利用しての栽培が可能な、かいわれ大根栽培の工場に生まれ代わり、1985年に本格的にかいわれ大根の生産をスタートさせました。サラダコスモでは、現在、岐阜県中津川市のスプラウト専用工場で栽培しています。

 

「豆苗」と「かいわれ大根」の違い!

「豆苗」と「かいわれ大根」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つはどちらも野菜の種子を発芽させた新芽で、スプラウト食材という共通点があります。
似たような見ために思えるかもしれませんが、まったく違う野菜からできていますので、違いを理解してください。
まず「豆苗」ですが、これはエンドウの若菜となります。
一方「かいわれ大根」は大根の種子を育てたものです。

食感としては「かいわれ大根」の方が細く柔らかく、辛みはありますが生で食べやすいのが特徴です。
「豆苗」は「かいわれ大根」よりも太く、固いですので、どちらかと言えば炒めものなど日を通した方が食べやすいでしょう。
また「豆苗」は根がついた状態で購入した場合は、切った後、さらに育てて再収穫できるという利点があります。
ですが、養分を使い果たしたり、雑菌がわくといったこともありますので、再収穫は1回ぐらいが限度と考えておいた方がいいでしょう。

 

栄養素

豆苗とかいわれ大根は、ともにβカロテン・ビタミンK・葉酸・ビタミンCを豊富に含んでいる。βカロテンについてだけ見ると、豆苗に含まれるβカロテンの量は、かいわれ大根に含まれる量の約1.6倍である。

なお、かいわれ大根には「アリルイソチオシアネート」という辛み成分が含まれている。アリルイソチオシアネートには、抗菌作用・食欲増進といった働きがある。

 

豆苗のふわとろ卵炒め

2人分
豆苗     1パック
卵      4個
サラダ油   大さじ1

【A】
しょうゆ     大さじ1
酒        大さじ1
オイスターソース 小さじ2
砂糖       小さじ1.5
  • 豆苗は根元を落として洗う。
  • フライパンにサラダ油を強火で熱し、卵を溶き入れ、手早くかき混ぜて半熟状にし、いったん取り出す。
  • 2のフライパンに豆苗を入れて、強火で40~50秒炒め、しんなりしたら、あらかじめ合わせておいた【A】を入れて調味し、2の卵を戻し、炒め合わせる。

 

豆苗のふわ玉スープ

2人分
豆苗    1パック
卵    2個

【A】
水           600ml
鶏ガラスープの素(顆粒)大さじ1
  • 豆苗は根元を落として洗い、3等分に切る。
    ボウルで卵をときほぐす。
  • 鍋に【A】を入れて火にかけ、沸騰したら1の豆苗を加える。
  • ひと煮立ちしたら、溶き卵を回し入れ、ゆっくりとかき混ぜる。

 

 

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