「豆腐と納豆って、文字だけ見たら逆なのでは?」と思ったことはありませんか?
じつは豆腐の腐は「腐る」という意味ではありません。
では、どんな意味があるのでしょう。
豆腐やたい焼き、その他もろもろ身近な食べ物に関する雑学・豆知識を10点ご紹介します。
食事中の会話のおりにちょっと切り口を変えて雑学を披露すると、話も弾むかもしれませんね。
- 豆腐の「腐」はどんな意味?
- チョコチップクッキーができたきっかけは?
- たい焼きにも天然・養殖がある
- 永谷園のヒット商品にはこんな逸話が
- 伯方の塩はどこの塩?
- 昔のヨーグルトのことです
- キュウリとギネスブック
- 餃子は焼くのか、ゆでるのか
- アンデスメロンとアンデス地方は関係ない
- トマトが食べられない?
- 鶏肉とかしわの違いは?方言ではない?
- かしわは方言じゃない?
豆腐の「腐」はどんな意味?
チョコチップクッキーができたきっかけは?
いってみれば、チョコレートクッキーの製造途中で手を抜いたら、チョコが溶けていなくてもおいしいクッキーが焼き上がったというわけです。
たい焼きにも天然・養殖がある
たい焼きには天然ものと養殖ものの二種類があります。1匹ずつ焼くタイプの金型で作ったのが天然もので、6匹以上まとめて焼けるタイプの金型で作ったのが養殖ものです。ちなみに天然ものの方が、皮がサクサクに仕上がるそうですが、養殖ものの方が大量生産には向いています。
永谷園のヒット商品にはこんな逸話が
いまでは中華料理の定番のひとつですが、もともとは永谷園が開発した商品だったのです。
伯方の塩はどこの塩?
伯方の塩はメキシコやオーストラリアの天日塩田塩を使用しています。商品パッケージにもきちんと書いてあります。
CMのイメージが強烈なあまり伯方島の海水だけで作っているように思われますが、じつは違います。
ちなみに赤穂の塩もオーストラリアの海水を輸入して作られています。
昔のヨーグルトのことです
建武の新政で知られる後醍醐天皇。この「醍醐」という言葉はかつて存在した乳製品のことで、今でいうヨーグルトのようなもの。
とてもおいしかったようで、最上の味わいを表すことに由来して、醍醐味という言葉も生まれます。
キュウリとギネスブック
餃子は焼くのか、ゆでるのか
日本では一般的な焼き餃子。中国では水餃子で食すのが主流です。餃子を焼くのは残り物を翌日食べるときくらいだという話もあれば、そもそも丸底の中華鍋では焼き餃子を作りにくいからという話もあります。では、なぜ焼き餃子が日本で普及したのかということについては定かではありません。
アンデスメロンとアンデス地方は関係ない
アンデスメロンの「アンデス」は「つくって安心、売って安心、食べて安心」の「安心です」が由来。心(=芯)を抜いてアンデスと名付けたとか。
したがってアンデス山脈で採れるわけでもないし、アンデス地方とも関係ありません。
トマトが食べられない?
鶏肉とかしわの違いは?方言ではない?
とり肉ってそもそも何の鳥?
福岡は水炊きのように古くからとり肉を好んで食べる土地柄もあって、とり肉を使った”かしわめし”が生まれたそうです。
そもそも「とり肉」とは何鳥の事を指すのか知っていますか?
「鶏肉」 「鳥肉」
の2種類の書き方がされますが、両者の違いとしては以下のようになります。
鳥肉・・・鳥類の肉。一般的な鳥すべてのお肉を指す
鶏肉・・・ニワトリ(鶏)の肉。主に食用のブロイラーの肉を指す
つまり、一般的に食卓に並ぶお肉は鶏肉でダチョウのような特殊なお肉は鳥肉という事になります。
シャモやウコッケイ等の天然記念物に指定されている鶏も総じて「鶏肉」と呼ばれます。
その他では名古屋コーチンといったブランド鶏なんかがあります。
このように鶏でもいろいろな種類があるようです。
それでは「黄鶏」はどうでしょうか?
みなさんは「黄鶏」を読む事が出来ますか?
黄鶏=かしわ
「黄鶏」はかしわと読みます
「黄鶏」は鶏の種類の一つで褐色の羽が特徴の日本原産の鶏を指します。
語源は諸説あり
・褐色の羽と柏(かしわ)の葉の色が似ていたことから
・柏手を打つ姿と羽ばたく姿が似ていることから
・宮中の食前料理を司る人を「膳」(かしわで)と呼んでいたことから
などさまざまありますが、羽毛の色が柏餅に使用する葉の色に似ていたことからというのが正しいようです。
そのため現在でもかしわ(黄鶏)の表記が「柏」とされている商品も多いみたいです。
正確には鶏肉=かしわではない
・鶏肉=ブロイラー、シャモ、ウコッケイなどニワトリ科の食肉をさす
このことから正確に言うと
かしわ=鶏肉ではないのです。
かしわは方言じゃない?
かしわ=鶏肉の方言
という印象を持たれている方が多いかと思いますが、歴史をたどってみるとそうではない事が分かりました。
かしわという言葉が使われだしたのは19世紀中ごろのようです。
茶色の鶏肉を指していた言葉でしたが、時間が経過するにつれ鶏肉全般の事をかしわと呼ぶようになりました。
しかし、現代において鶏肉をかしわと呼ぶのは
・秋田県
・愛知県
・富山県
・近畿圏一体(☜ 私はかしわと呼んでました!!!)
・愛媛県の一部地域
・福岡県
・鹿児島県
だそうです。
一時は一般語として定着した「かしわ」がなぜ一部地域でしか使われなくなったのでしょうか?それは
・関東圏ではかしわよりシャモを好んで食べていた
・東海圏では「トリ肉」を食べるという言い方が上品ではなかったために柏(かしわ)という言葉を用いた
といった要因があるようです。
その後、地方から首都圏に来た人々が鶏肉の事をかしわと呼ぶようになり、現在ではかなり多くの方に浸透したということです。
品がなかったから柏という言葉を選んそうです。言葉一つだけでも歴史の面白さが感じられますね。