豆知識と雑学。どちらも生きていくには必要無いけど、知っていると面白いものという印象がありますね。この豆知識と雑学、同じ意味合いで使われている場面が多いなと感じるのですが、どういった違いがあるのかご存知ですか?
豆知識とは!?
豆知識というのは、知識という言葉に、小さいことを表す豆をつけていることから、ちょっとした小さな知識という意味です。ここでいう豆というのは、小さい柴犬を表す豆柴だとかと同じ意味合いですね。辞書には「本筋からは外れているが知っていると役に立つ話」という意味だと解説されています。
また、豆知識には生活に役立つものという意味も含まれているようです。たとえば風を引いたときには喉にネギを張るだとか、火傷したらアロエを塗るといった、生活に直結する古い知識を「おばあちゃんの豆知識」と呼んだりしますよね。
「豆知識」の本来の意味は、「豆のように小さな知識」です。現在では、知っていると日常生活で実際に役に立つ知識のことを指します。そして、「豆知識」は「雑学」の中の一つの種類です。
また、「豆知識」は、「本筋からは離れるが知っていると得する知識」とも言われます。
例えば、犬の歴史についての本を読んでいる時に、「犬の寿命」という豆知識を紹介するページがあるとします。犬の歴史から話はそれますが、犬を飼っている人や、これから飼う人には知っていてためになる情報です。これも「豆知識」と呼ばれます。
雑学とは!?
一方の雑学というのは、多方面に広く浅く集めた知識のことです。一つのジャンルに突き詰めた深い知識を雑学とは呼びませんよね。
また、現代では人々が知らない専門分野外の知識のことを雑学と呼ぶようです。広く浅い知識でも、みんなが知っている知識は常識と呼ばれます。また、特定の学問や事柄の専門家に、人々の知らない詳しい知識があるのは当たり前ですが、これを雑学とは呼びません。雑学には、広く浅く、専門分野外なのに知っている意外な知識というような意味合いがありますね。
雑学というのは、それ単体ではとくに役に立つ知識ではありません。ところが、雑学というのは他の人が知らないことを知っている快感が大きいのです。雑学のことを英語でトリヴィア(trivia)と言いますが、これはラテン語を元にした古代ローマからある言葉だそうで、昔から人間は雑学が好きだったということが分かります。
また雑学はコミュニケーションの手段としての側面もあります。話のキッカケ作りや、話題を広げる手段として雑学が役立つことも多いですよね。
「雑学」は、「多方面にわたる雑多な知識」という意味です。つまり、色んな分野から知識を少しずつ集めて、まとめたのが「雑学」です。
一方、現在は、一般的に「広く知れ渡っていないと思われる知識」を雑学と呼んでいます。よって、「常識」と言われる、みんなが知っていることは雑学にはなりません。
また、「雑学に詳しい人」と言えば、一つのことを深く知っているのではなく、いろいろな分野のことを広く浅く知っている人のことを指します。
雑学には、「コミュニケーションツール」としての役割もあります。
人気テレビ番組「トリビアの泉」のように、役に立つかわからないけど面白くて、次の日に友達に教えたくなってしまうようなマニアックなネタ、これも雑学と呼ばれています。