玉ねぎは、東欧系の辛み品種と南欧系の甘み品種があり、皮の色や大きさにより黄玉ねぎ、白玉ねぎ、赤玉ねぎ、小玉ねぎなどに分けられます。日本で流通しているのは辛み品種の黄玉ねぎが多く、貯蔵性が高いのも特徴です。通常、玉ねぎは日もちをよくするために、収穫してから1ヶ月くらい風にあてて乾燥させてから流通させています。新玉ねぎといわれるものは、黄玉ねぎや白玉ねぎを早取りし、すぐに出荷したもので、皮が薄く、実の水分が多くてやわらかい、という特徴があります。また、みずみずしく、辛みが少ないので、サラダなどに入れて生食するのがおすすめです。
- タマネギとは
- タネまき・育苗管理
- 新玉ねぎのオニオンスライス/サラダにする場合の材料 (2人分)
- キヌアを食すツナサラダ
- ポテトチップスの食感を楽しむツナサラダ
- 大根のシャキシャキがたまらない和風サラダ
タマネギとは
タマネギは、生では辛味と独特の香りがありますが、加熱すると甘い味に変化します。また、カルシウムやリン、鉄などのミネラルやビタミンB1、B2も含んでいて、大変栄養価の高い野菜です。煮物、炒め物、揚げ物などの各種料理やサラダにも適していて、利用範囲が大変広く、一年中食卓に欠かせない野菜です。
秋まき栽培は、早採り栽培の場合、貯蔵性は悪いが肥大のよい早生種を用い、普通栽培では中生種を、貯蔵用栽培では貯蔵性の高い晩生種を用います。
辛さでみると、刺激成分の多い東ヨーロッパ系の辛タマネギと、刺激成分が少ない南ヨーロッパ系の甘タマネギがあり、さらに表皮の色には黄色系、赤色系、白色系があります。日本ではほとんどが辛タマネギで、表皮の色は主に黄色系ですが、赤タマネギは甘みがあって生食に適します。
ポイント
冷涼な気候を好み、寒さには強いのですが、暑さには弱く、高温になると休眠します。また、球は日が長くなり温度が上がってくると肥大し始めます。したがって、温暖地・暖地では秋まき、春~初夏採りとなります。ただし、早まきして大苗で越冬すると、トウ立ちが多くなります。北海道などの寒冷地では越冬が困難なので春まき栽培となります。土質は土壌水分に富む粘質土壌でよく生育し、酸性土壌には弱い野菜です。
タネまき・育苗管理
苗床に8cm間隔に浅い溝をつけ、タネを5mm間隔くらいにスジまきします。薄く覆土してから水やりをします。乾燥すると発芽しないので、新聞紙やワラなどをかけておきます。発芽後、新聞紙は取り除きます。草丈が6~7cmの頃、混んでいるところを間引き、草丈約10cmで1.5cm間隔に間引いて、追肥します。
新玉ねぎのオニオンスライス/サラダにする場合の材料 (2人分)
新玉ねぎ … 1/2個
かつお削り節 … 1パック(2gほど)
ポン酢醤油 … 適量(酢+醤油でもOK)
オリーブオイルなど好みの油 … 好みで少々
【酢水にさらす場合の材料】
水 … 200ml
酢 … 小さじ2
玉ねぎを使ったツナサラダのレシピ
サンドイッチの具材にもなっているように、ツナと玉ねぎの組み合わせは最強ですよね。ツナの魚臭さを玉ねぎがさわやかに消し去ってくれるので、サラダにも合わせて使いたいものです。でも、ただ玉ねぎとツナを使うだけでは目新しさに欠けるので、ちょっと変わった材料を合わせました。玉ねぎとツナを使ったサラダのレシピを3つご紹介します。
キヌアを食すツナサラダ
材料(4人分)
・キヌア:1カップ
・レモンマーマレード:大さじ2
・レモン果汁 10:大さじ3
・オリーブオイル:大さじ5
・ツナ缶:1缶
・玉ねぎ:1/4個分
・きゅうり:1本
・チェリートマト:8個
・サラダ菜:適量
・塩、黒こしょう:適量
「キヌア」はアンデス原産のアカザ科の植物で、「キノア」ともいいます。大へん栄養バランスに優れた穀物で、スープに入れたり粉に挽いてパンのようにしたりして食すことが多いです。そんなキヌアをご飯のように炊いてサラダにまぶせば、もうこれだけでかなりの栄養をとることができますね。キヌア自体にはあまり味がないので、しっかりドレッシングをかけて召し上がってください。
ポテトチップスの食感を楽しむツナサラダ
材料(4人分)
・ツナ缶:2缶
・玉ねぎ:1/4かけ
・パセリ:大さじ1〜2
・ポテトチップス:1/2袋
・マヨネーズ:大さじ4〜5
・こしょう:少々
・サラダ菜:数枚
ポテトチップスをサラダの材料に使うレシピです。ポテトチップスは加工したジャガイモなので、サラダとの相性がいいんですよ。ポテトチップス以外の材料をあらかじめ混ぜておき、最後にポテトチップスを加えるだけで、パリパリの食感が楽しいサラダのできあがりです。しっかり味がついたポテトチップスを使えば、ほかに味つけは不要なので、とてもお手軽です。
大根のシャキシャキがたまらない和風サラダ
材料(2人前)
・大根:150g
・紫玉ねぎ:1/2個
・ツナ缶:1個
・のり:適量
・ドレッシング:大さじ2
大根を使った、歯ごたえがシャキシャキのサラダです。玉ねぎと大根は、血液をサラサラにする効果がある野菜、最近肉やジャンクフードしか食べていないという方には、ぜひおすすめのレシピです。玉ねぎにはアントシアニンの含まれた紫玉ねぎを使うと彩りがきれいなだけでなく、抗酸化作用も期待できますよ。