ところてんと寒天の違い
同じ種類の原料からできているのですが、製法が違うということだけなので、一般にはあまり知られていません。大きく分けると、まず、ところてんを作ってから寒天になります。
ところてんには海のミネラル分がたくさん含まれていますが、寒天にはまったく含まれていません。逆に、ところてんには磯の匂いが残るので苦手な人も多いですが、寒天はほとんどにおいがしませんので、万人に受け入れられ料理やお菓子にも使うことができます。
ところてんとは
天草を原料として煮溶かし、型に流し込み成型し作る食品です。ひとことでは簡単にすんでしまいますが、ところてんの専門店としてもう少し深く説明をしたいと思います。
原料の天草はほぼ、日本全国で取れますが、一般的には太平洋岸のほうが量も多く、品質も良いとされております。この天草を水と一緒に煮ると、ドロドロのところてんの素になる成分が出てきます。(煮続けても天草が溶けてなくなることはありません)
寒天とは?
寒天とは、ところてんを凍らせて乾燥させたものをいいます。長野県や岐阜県は原料である天草のある海が無いのになぜ寒天の産地となっているかというと、冬に氷点下になって凍らせることができるからです。
寒天冷しゃぶサラダ
■4人分
材料 分量
寒天 5g
豚ももしゃぶしゃぶ用 200g
レタス 50g
もやし 50g
パプリカ(赤・黄) 各1/4個
水菜 50g
玉ねぎ 1/2個
■作り方
1、寒天は水で戻して、水気をきっておきます。
2、もやしはさっと茹でて冷ましておきます。
玉ねぎは薄くスライスして、水にさらしておきます。
レタスは食べやすい大きさに切り、パプリカは薄くスライスします。
3、たっぷりの湯を沸かし、沸騰したら豚肉を1枚づつ入れ、色が変わったら引き上げて
氷水にとって冷まし、ザルに広げて水気をきります。
4、お皿にレタスともやしを敷いて、(3)の豚肉と(1)の食べちゃう寒天と 残りの野菜を
彩りよく盛りつけます。
5、お好みのドレッシングやポン酢をかけて出来上がり。
寒天と豆腐の中華煮
■材料【2人分】
絹豆腐 150g
棒寒天 1/2本
カットわかめ 3g程度
ねぎ 1/3程度
しょうが 1片
鶏ガラスープの素 大さじ1程度
オイスターソース 大さじ1程度
塩・胡椒 少々
ごま油 小さじ2程度
■作り方
寒天つくね
■材料(2人分)
鶏ひき肉 100g
おから 50g
青しそ 6枚
大根おろし 1カップ
棒寒天 1/2本
みそ、塩、こしょう、サラダ油
■作り方
1、寒天は水洗いして水に30分以上つけて戻す、水を絞ってみじん切りにする。
2、ボウルにひき肉、おから、ねぎ、1の寒天、みそ小さじ2、塩、こしょう各少々を入れ
て、粘りが出るまで手でよく混ぜる。6等分して、楕円形にまとめ、青じそを巻く。
3、寒天はもどしてみじん切りにして、ひき肉だねに混ぜる。おからも食物繊維が多いので、
混ぜ込むとさらに食物繊維プラスに。
4、フライパンに油大さじ1/2を熱し、2を並べる。焼き色がついたら上下を返し、
両面に焼き色がついたらふたをして弱火にし、5〜6分、蒸し焼きにする。
5、3を皿に盛り、大根おろしの汁を軽くきって添える。