割り箸を使う時にふと「おてもと」の文字が・・・
割り箸なのになぜ、「おてもと」と言うのかとても気になり調べてみました!って言うお話です。
- 「おてもと」とは
- 割り箸のことをおてもとという理由には
- では何故、おてもとと呼ぶのか!
- おてもとと呼ぶ意味
- 「割り箸」の名前の由来と用途
- それというのは「御手茂登」
- みやこの種類豊富な「おてもと」
- 「利久箸」
- 「卵中箸」
「おてもと」とは
おてもとは漢字で「御手元」「御手許」と書きます。料理を取り分ける箸を「取り箸」と呼ぶことから、各自で使う箸を「御手元箸」と呼ぶようになり、御手元箸を略して「おてもと」という言葉が出来たそうです。
割り箸のことをおてもとという理由には
これは「手もと箸」を丁寧に呼んだものなのです。
日本では懐石料理のメニューにある預鉢や八寸という、いわゆる小鉢がありますがこれらには皆で取り合っても良いように取り箸がついています。
それでは、なぜお箸のことをおてもとと呼ぶのかと言うと、各自が使う箸のことを「おてもと」と呼びます。
POINT
取り箸・・・取り分け用
おてもと・・個人用
と覚えておくとよいでしょう。
なぜ割り箸の、袋に「おてもと」と書いてあるかというと無地の袋では味気ないですしおてもとと書くことによって「お手元箸でございます。どうぞお使いください。」と、ていねいに伝えることができてより、おもてなしの気持を相手に伝えることができるからなんですね。
いや〜日本の文化って奥ゆかしくて
相手への気遣いが素晴らしい国なんですね♪昔は!
では何故、おてもとと呼ぶのか!
それでは、なせおてもとと呼ぶようになったかと言うと料理やなどに行くと箸はかならず、お客さまの手元におかれますよね。
おてもとと呼ぶ意味
料理屋などで箸はお客さまの手元に置かれるから、
手もとに置く箸でお手もと箸。ということからそちらが省略されておてもとと呼ばれるようになったそうです。
今まで、割り箸の紙に「おてもと」と書いていても気にもとめて見ませんでしたが、調べてみるととても心温まる話です。
これからはあなたがご家族や友人に説明してあげると喜ばれるかもしれませんね。
「割り箸」の名前の由来と用途
「割り箸」の由来は、その製作方法。
昔は木の目に沿ってナタで割って作られていたそうで、「木や竹を割って作る箸」という意味から名づけられました。
「真ん中で割って使う箸」になったのは後の世のことだというから意外ですね。
「おてもと」の漢字の書き方には2種類ある
この「おてもと」、漢字で書く場合は「お手元」のほか、もうひとつの書き方があるそうです。
それというのは「御手茂登」
まるで当て字のようですが、これにはきちんとした理由があります。
実は“御・手”は漢字で、茂・登は“変体仮名”なのです。
変体仮名というのは、現在使われている普通の平仮名の形とは違う字体の仮名のこと。
ひらがなの字体のうち、一音一字に統一された1900年(明治33年)の小学校令施行規則改正以降の学校教育では用いられていない平仮名の総称です。
そう言われてもピンとこないかもしれませんが、たとえば、「い」を「伊」、「う」を「宇」の崩し字で表していた時代のひらがなのことを指しており、「御手もと」の「もと」の部分に、昔の文字を使って表記しているということのようです。
ですから「お手元」、「御手茂登」の両方が正しく、同じ意味を表しているのです。
みやこの種類豊富な「おてもと」
「おてもと」の名前の由来と、高級店で使われやすい理由が腑に落ちたのではないでしょうか。
みやこでもたくさんの「おてもと」を取り扱っています。
高級感のあるおもてなし用におすすめの割り箸「角箸」。
また、「天削箸」は、見た目の美しさから、お客様へお料理を提供する際や高級料亭など、ワンランク上のおもてなしを演出したい時におすすめのお箸です。
「利久箸」
千利休が考案したとされる「卵中箸」を元に、明治時代に改良されて作られたことからこの名がつきました。卵中箸との違いは“割って使う”という点です。
「卵中箸」
1本ずつ分かれており、千利休が来客用に使いやすく考案した箸だといわれています。
1本ずつ分かれた1組の箸に帯が巻いてあるため、割る必要がありません。
現在では、お祝いの席などのおもてなし用として用いられることが多いです。
また、高級感を持ちながらリーズナブルであり、直線的な繊維質なので強度が高く、まっすぐに割れやすい材質の「エゾ松」。
きめが細かく強度にも優れ、高級感のある「杉」と、選べる素材もさまざまあります。
長さの目安は、通常サイズの約21cmと、長めのサイズの約24cm。
なんか奥深いぞおてもと!