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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

今更聞けない!世界三大穀物 6

世界三大穀物とは!

世界で栽培される穀物の中で、特に生産量の多い米、小麦、トウモロコシのことです。

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米は世界の総生産量のうち約9割をアジアの国々が占め、そのほとんどをアジアの人々が消費しています。『お米がよく食べられる国は、日本、中国(南部)タイ、インド、ベトナム、スペイン、イタリアなどです』

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米の生育には、生長期に20度以上の高温で、年降水量が1000mm以上の雨、広大な平野や大河が必要です。そのような稲作に適した場所がアジアに広く分布しているため、コメの生産がアジアの国々に集中します。
また、稲作は多くの肥料を必要とせず、何年でも続けて栽培できます。
米は、単位面積当たりの収量が高く(小麦の1.4倍)、多くの人口を扶養できます。
つまり、収穫の効率が良く多くの人の食料を確保できます。
東アジアから南アジアにかけて日本、中国、フィリピン、インドネシア、バングラデシュ、インドと人口が多い国がたくさんありますが、全て米を主食とする国です。

■豆知識■
実は、日本は米作りに不向きな土地だそうです。
日本は国土のほとんどが山と丘で、河川も世界の川と比べて短く急流な為、稲作に適していないそうです。
また、米は本来、熱帯、亜熱帯の植物で、温度が8度以下で生育が止まり、氷点下になると枯れてしまいます。東南アジアのような温暖多湿な地域にこそ適した作物で、雪深い新潟や東北、北海道で栽培できる作物ではありませんでした。
しかし、棚田などの工夫や雑草に弱いジャポニカ米の為にしっかりと雑草取りをするなど、日本の先人たちの工夫と努力また品種改良によって日本の米を食べる食生活が作られました。今では品質も良く本当に美味しい色々な品種があります。努力と苦労そのもの!感謝してお米をいただきましょうね。
日本

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まずは、私たち日本人に一番なじみがある主食といえばお米。

炊飯器を使って炊き上げた白米に、お味噌汁とおかずを一緒にいただくのが、日本では一番多い食べ方ではないでしょうか。

中国

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中国南部でも同じように、炊いたお米とおかずを組み合わせていただくのが一般的のようです。また、中国といえばお粥も外せない一品です。

外食の習慣が多いという中国では、屋台で早朝にお粥を食べてから仕事へ向かうという人も多いのだとか。水分が多く、米がつぶれた状態になるまで煮るため、「食べる」というよりは「飲む」という言葉の方が表現としては近いようです。

南アジア

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日本の米とは種類が異なるインディカ米が主流の、「タイ、インド、ベトナム」などの南アジアでは、炊いた米をカレーと一緒に食べたり、ガパオなどの少し味の濃い料理と一緒にワンプレートでいただくことが多いようです。

日本を含めた雨が豊富なアジア地域では稲作が盛んで、お米そのものを味わう食べ方だけではなく、ビーフンやフォーといった麺類や、生春巻きなどに使われるライスペーパーなど、米を加工したものを利用する食べ方もあります。

イタリア・スペイン

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イタリアやスペインでは 、リゾットやパエリアといった料理にお米が使われています。

余談にはなりますが、おせんべいやお団子も原材料は「米」。そして日本酒の原材料も「米」です。日本では、毎日の食事だけではなく、おやつやお酒にも用いられています。


小麦

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小麦は、熱帯や寒冷地域以外のほぼ全世界で栽培されています。
小麦は、成長期に比較的涼しく、年間の降水量が500~800mm程度とする気候が適しており、温帯から亜寒帯が適しています。
また、小麦に適した条件に開花や結実(実がなる時期)に雨が降らないことも重要です。
品種や種をまく時期にもよりますが、一般的に初夏に開花や結実の時期です。
日本でその時期は梅雨の時期ですので、日本は小麦の生産に適さず、米が主食になりました。
逆にヨーロッパのフランスやイタリアなどカラッと乾燥した地域では、小麦の生産が盛んでおいしいパンやパスタなどが出来ました。
小麦はすりつぶして、小麦粉にしたものをパンや麺類などに加工して食べます。

小麦と言えばパン!

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麦から作られている食べ物で、一番に思い浮かぶのは「パン」ではないでしょうか。日本にもすっかり浸透し、朝ごはんは「パンにヨーグルト」なんて人も多くなってきたのでは。

フランスのバゲットやクロワッサン、イタリアのフォカッチャ、イギリスのイングリッシュマフィン、ドイツの黒パン、東欧のベーグル、インドのナン、中東のホブズ(ピタパン)など、パンと一口に言っても作り方や食べ方は多岐にわたります。

加工食品として

イタリアではパスタ類の加工食品としても利用され、中国北部では、ラーメンや餃子などに。そして日本では、うどんとして食べられていますね。

古代エジプトの時代から小麦の栽培がされていたといわれ、それが世界各地に広まり、その土地土地で発展していった様子がうかがえます。

多種多様な使われ方がされる「小麦粉」は、十分にお腹を満たしてくれ、安価な食べ物として人々に重宝されています。
クレープやクッキー、ケーキのスポンジなど、おいしいお菓子の材料にもなっています。

 

トウモロコシ

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トウモロコシは米と同じく、高温多湿な気候が栽培に適しています。
原産地はメキシコ周辺の熱帯アメリカで、アメリカの温暖な平野はトウモロコシ栽培に適しており、現在の世界最大のトウモロコシ生産国はアメリカです。
トウモロコシはそのまま食べることも出来ますし、すりつぶした粉からトルティーヤを作って食べることも出来ます。
メキシコでよく食べられるタコスもトウモロコシから出来ています。

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また、トウモロコシは米や小麦など食用がメインの穀物と違い、様々な用途があります。

例えば家畜の飼料(エサ)として利用されたりします。
また、アメリカを中心にエタノール燃料としてガソリンと混ぜて、CO2排出量を減らす燃料として利用されたりもします。
このようにトウモロコシは食用としてだけではなく、家畜の飼料(エサ)や工業利用など様々な用途で利用されています。

中南米が起源?

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トウモロコシは中南米が起源であるという説が有力とされており、15~16世紀頃に世界へ広まったとされている食物です。日本でも、江戸時代には広まっていたそうです。

そのまま茹でたり焼いたりしていただくのはもちろん、メキシコのトルティーヤのように、粉末にしたものを利用して、薄いパン状に焼いたものも食べられています。

アフリカ地域

また、タンザニアでは「ウガリ」というトウモロコシの粉を原材料とした料理があります。

つくり方はシンプルで、熱湯にトウモロコシの粉を入れ、木べらで練ったものを蒸します。できあがったモチモチとした固まりを、適当な大きさにし、スープなどに付けて食べるのだそう。

世界で一番作られている穀物

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トルティーヤもウガリも、保存性を考えて乾燥させ粉末にしたトウモロコシを利用して作ります。乾燥させたトウモロコシの粒とバターで作るポップコーンは、ポンポンとはじける作る過程のおもしろさもあり、子どもたちが大好きなおやつの定番として、世界中で食べられていますね。今では、米や小麦を抑えて、世界で一番作られている穀物となっていますが、食べ物としてだけではなく、品種によっては飼料やバイオ燃料としても使われています。

最後に

いかがでしたか!日本人にとってはどれも欠かせない食品だと思います。特にお米は大好きですよね。今では本当に色々な種類があって安いお米から高いお米まで幅広く存在します。

苦労をして良いお米を生産している生産者様には本当に感謝です。

 

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