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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

髪の毛が増えることはない!

「わかめを食べると髪の毛が増える(伸びる)」という説について、結論からいうとわかめ自体に発毛効果はありません。

髪の成長にはさまざまな栄養素が必要です。髪にいいと言われる特定の栄養素だけを集中的に摂取しても、太く丈夫な髪を育てるのは難しいでしょう。

とはいえ、わかめが栄養豊富な食材であることは事実です。食事面で育毛環境を整えるなら、ほかの食材とのバランスを考えながら適度にわかめを食べるのは推奨できます。

 

わかめが髪の毛にいいと言われる理由

そもそもなぜわかめが髪にいいと言われるようになったのか?その理由は、わかめに含まれるミネラルが関係しているからだと考えられます。

ミネラルのはたらきと育毛効果

5大栄養素の一つであるミネラルは、臓器や細胞の活動をサポートする栄養素です。
毛髪においては主成分であるタンパク質の生成に役立ちます。ミネラルにはいくつか種類があり、とくに重要なのが髪の細胞分裂を支える役割を担う亜鉛です。
亜鉛は体内で生成できない栄養素なので、普段の食事で積極的に取り入れることが大切です。

 

ミネラル不足が及ぼす影響

育毛と薄毛予防の効果が期待できるミネラル(亜鉛)は、1日あたり10mgを目安に摂取するのがいいと言われています。(女性は8mg)
厚生労働省が行った調査では、日本人の亜鉛摂取量は目安量を下回っていることが報告されました。

亜鉛不足がもたらす影響には!?
  • 味覚障害

  • 生殖機能の低下

  • 皮膚炎

  • 抜け毛

などがあります。

とくに細胞分裂が活発な乳幼児や子どもは、亜鉛不足によって成長障害が起こるとも言われています。偏食や過度なダイエットは亜鉛不足の原因です。また、亜鉛は汗や尿で排出されるため、汗をかきやすい人も亜鉛不足に陥りやすいと考えられています。

 

わかめで白髪は予防できるか?

わかめと髪の毛にまつわる噂には「わかめを食べると白髪にならない」といった内容もあるようです。

結論からいいますと、わかめを食べても諸条件が重なれば白髪は増えます。

というのも、白髪が増える原因には遺伝や加齢、生活環境が大きく関係します。体質的に白髪になりやすい方がいくらわかめを食べたとしても、白髪を予防するのは難しいでしょう。

わかめに含まれるヨードには、メラニン色素を作り出す細胞を活性させる効果があると言われています。その効果ゆえに、髪が黒くなる(=白髪を防げる)という説が生まれたのかもしれません。
繰り返しになりますが、髪の毛はわかめだけを食べ続けても成長しません。むしろ、栄養バランスの偏りが原因で抜け毛や白髪が増えるリスクがあるでしょう。
髪のお悩み解消には、特定の栄養だけを摂取するのではなく、バランスのいい食事を心がけることが大切です。

 

海苔や昆布、ひじきなどの海藻類を食べると髪の毛は黒くなるか?

 

「海藻類が髪の毛を黒くする」という説に医学的根拠はありません。
想像するに、この説は黒々とした海藻類と髪の毛を関連づけた都市伝説なのではないかと思います。
 

髪の毛が早く伸びる食べ物は?

髪の成長スピードを早める食べ物はありません。
育毛環境を整えるには、栄養バランスのいい食事と規則正しい生活が大切です。特定の食品だけにこだわらず、1日を通してバランスのとれた献立を心がけましょう。

 

 

わかめを食べると髪の毛がサラサラになるって本当か?

わかめだけを多量に食べることで髪質を改善させるのは難しいでしょう。
わかめをはじめ、育毛にいい食材をバランスよく食べ続ければ髪質が改善する可能性はあるかもしれません。

 

わかめで髪が増える根拠はない

結論!わかめを食べることで髪が増えるわけではありません。髪についての研究が進んだ現代においても、わかめに増毛作用があるというのははっきりとした証拠がないのです。増毛作用はありませんが、わかめには髪の毛に良い食品であると言われています。

 

わかめに含まれる髪に良い栄養素と摂取方法

わかめには増毛作用などについては、明確な根拠がないが、髪に良い成分が含まれているというのはおわかりいただけたでしょうか?

わかめに含まれる栄養素は?

先ほどわかめにはビタミンやミネラルが含まれるとお伝えしましたが、その他にも高血圧予防や血液をサラサラにするアルギニン酸が含まれます。
アルギニン酸は、わかりやすく言うとわかめのヌルヌルとした成分の正体です。
アミノ酸の一種で、髪の成分である「ケラチン」を合成するのに必要な栄養素です。
高血圧予防や血液をサラサラにするという観点からも健康に良い食品であることはおわかりいただけたと思います。
血液がサラサラになることで、頭皮の毛細血管が活性化し、髪への栄養補給がスムーズに行えるようになります。
わかめは「髪が増える」というのは断言できませんが、髪にとってよい環境を整える食品であるというのは、おわかりいただけたでしょうか?

わかめはどうやって摂取すると良い?

わかめは比較的容易に手に入る食材ではありますが、どのように摂取するのがよいでしょうか?
家族がいる家庭は料理をする際に取り入れやすいですが、一人暮らしの男性などは外食や中食が中心の方も多いので、なかなかわかめを意識的に摂取するのは難しいかもしれません。
食事でわかめの取り入れ方ですが、実践しやすいのは味噌汁やスープなどの汁物や、サラダの具材に入れるというのがおすすめです。
味噌汁やスープに入れる場合は、乾燥わかめをそのまま汁の中に投入します。
サラダに入れる場合は、ぬるま湯に数分つけて戻してから使用するようにしましょう。
これらは日頃の食事で取り入れやすいので、是非実践してみましょう。

 

髪の毛の成長に必要な食べ物

髪の毛を成長させるにはどのような食材を摂取すればよいでしょうか?

それには髪の毛の材料になるタンパク質と髪の毛の合成を助ける亜鉛が含まれる食材を積極的に摂取することをおすすめします。

タンパク質

日常の食事でも摂取しやすいタンパク質。タンパク質は、髪の毛の材料になると言われています。タンパク質と聞くと肉や魚に多く含まれるイメージがありますが、それらは動物性タンパク質と言われます。
一方で、大豆や納豆、豆腐などは植物性タンパク質と呼ばれます。
これらは、比較的手に入りやすく身近な食材から摂取が可能なので、積極的に摂取するようにしましょう。
また、動物性タンパク質だけを摂れば良いというわけではありません。
肉にはタンパク質の他に脂質も多く含むので、植物性タンパク質とバランスよく摂取することを心がけてください。

亜鉛

髪の毛の合成を助ける作用のある亜鉛ですが、わかめ以外で亜鉛が多く含まれる食材は、生牡蠣・牛もも肉・レバー・チーズ・たらこ・海苔などの海藻類です。
これらは意識して摂るようにしましょう。

頭皮環境を改善する食べ物

ビタミン類は、頭皮環境を良くする栄養素です。
ビタミンB群(B1,B2,B12)が特に髪に良いと言われています。
具体的には、髪の成長に関わる毛母細胞の分裂の補助や、タンパク質を分解してアミノ酸を吸収しケラチンを作りやすくします。
また、ビタミンEは血流を良くし血管を保護する作用もあります。
ビタミンAは頭皮の乾燥を防止するなどの作用があります。

 

各ビタミン類が含まれる食材をご紹介

  ビタミンB群:豚ヒレ肉、うなぎ、カツオ、さんま、納豆など
  ビタミンE:アーモンド、落花生、ひまわり油など
  ビタミンA:鶏レバー、豚レバー、うなぎ、マーガリン、にら、ほうれん草など

それぞれによって作用は異なりますが、ビタミン類を摂取することで髪にとって良い影響を与えるというのは、ご理解いただけたのではないでしょうか。

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