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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

帆立貝ってどんな貝だ

二枚貝のホタテは、生でも加熱してもプリッとジューシーでおいしいと人気があります。左右で殻の色や形が違うのも特徴的です。 扇子型の固い殻のなかにいるホタテですが、目が何個あるか知ってますか? 一般的に「ヒモ」と呼ばれるホタテの周囲をぐるっと囲んだびらびらした部分にある小さな黒い斑点、この黒い斑点が実はホタテの目なんです。
その数はおよそ60〜120個といわれているんです。

 

帆立貝の旬

一般的に流通しているホタテはほとんどが養殖されているものです。通年を通しおいしく食べることができるのですが、やはり、もっとも身がしまり大きくなる11月〜2月のあいだがおいしい旬の時期といえます。 ただし、天然のホタテは、旬の時期が二度あります。一回目は桜の季節に生まれたホタテです。このホタテが迎える旬は5月〜8月、貝柱が大きく育ち食べ応えがあります。二度目は冬の時期となっています。

 

帆立貝の主な産地

ホタテは、とても冷たい水を好みます。寒海性の貝とも知られていることから、能登半島以北の日本海沿岸、千葉県以北の太平洋沿岸、千島列島などに生息しています。 天然物のホタテは北海道が漁獲量の大半を占めています。養殖物のホタテは青森県が一位となります。

 

帆立貝の栄養

ホタテは低カロリーで高たんぱく質なヘルシー食材としても知られています。1個(100g)あたり79kcalです。ビタミンB12と葉酸などが多いのですが、 とくに注目したいのがタウリンを含んでいることです。 タウリンは、消化管内でコレステロールの吸収を抑える働きをしてくれます。ほかにも、心臓や肝臓の機能を高めたり、視力の回復、高血圧の予防などうれしい効果があるのです。

 

タンパク質

ホタテは100gあたり13.5gのタンパク質を含んでいます。
タンパク質は、筋肉や臓器、体内のホルモン・酵素・抗体を作るのに欠かせない栄養素です。タンパク質が不足すると筋力も低下してしまいます。積極的に摂取していきましょう。ホタテは低カロリーなので、とくにダイエット中は積極的に取り入れたい食べ物です。ただし、ホタテはトリプトファンなどのアミノ酸が不足しているため、ホタテのタンパク質を無駄なく摂りたいなら、肉類・魚介類・大豆製品といったタンパク質食品と一緒に食べるのが望ましいと言われています。

タウリン

ホタテにはタウリンも豊富に含まれています。タウリンと聞いて思い浮かべるのは牡蠣かもしれませんが、100g中に含まれるタウリン量は牡蠣が1100mg、ホタテは1000mgなので、その差はわずか。
タウリンはタンパク質が分解される途中でできる、アミノ酸に似た物質のことです。タウリンは胆汁酸と結びつく働きをもっていますが、胆汁酸の原料はコレステロールなので、タウリンが胆汁酸と結びついて排出が促されると、血中のコレステロールが消費されます。コレステロールは血液をドロドロにして血管を詰まらせる原因のひとつであるため、これを消費することで血液がサラサラになる効果が期待できます。

また、肝機能を高める効果もあるので、お酒の量が増えそうな時にはホタテを一緒に食べると二日酔いになりにくいかもしれません。タウリンは水に溶けやすい性質があるので、鍋物やスープなど汁ごと食べる料理がおすすめです。

 

カリウム

カリウムが豊富なのもホタテの嬉しいところです。カリウムは血中のナトリウム(塩分)を体外に排出する作用があるので、高血圧の予防に効果的です。余分な水分を排出する働きもあるので、むくみの改善にもつながります。

カリウムはホタテの中でも貝柱に多く含まれています。また、ホタテはカリウムの他にマグネシウムも含んでいます。これはどちらも血管をやわらかくする栄養素。カリウムとマグネシウムを適切に摂取することで、血圧を下げ、心臓病のリスクを下げるとも言われています。

 

亜鉛

100g中、2.7mg含まれる亜鉛は、細胞を作ることや代謝を助ける酵素の成分のひとつです。亜細胞を作ることをサポートするので、肌や髪などを健康的に保ってくれます。

また、血糖値を下げる働きや免疫反応にも関係するため、不足すると全身にさまざまな症状が現れてしまいます。とくに注目されているのは、舌にある味蕾(みらい)という、味を感じる細胞を作るのに関与していること。亜鉛は味覚を正常に保つ働きがあるため、亜鉛が不足すると味覚障害になってしまうこともあります。食生活が乱れると亜鉛が不足がちになるのでご注意を!

 

ビタミンB1

ホタテにはビタミンB1も含まれています。

ビタミンB1は、糖質が代謝されてエネルギーになるのを助ける働きがあります。ビタミンB1があることで体内で効率的にエネルギーが作られていくのです。不足してしまうと糖質がうまくエネルギーにならないため、食欲がなくなり、疲れやすく、だるいなど夏バテのような症状が出てきます。さらに不足すると脚気になってしまうことも。

また、ビタミンB1には脳内の神経伝達物質を正常に保つ働きもあるので、しっかり摂取することで集中力アップにも効果的です。

 

ビタミンB12

ビタミンB12は、タンパク質や核酸の合成、アミノ酸や脂肪酸の代謝などに関係しているほか、血液の成分である赤血球に含まれるヘモグロビンを作るのに関係しています。

そのため、不足するとたとえ鉄分が足りていても貧血になってしまうこともあります。また、ビタミンB12が不足すると神経痛や神経麻痺など、神経にも障害が起こるため、神経の機能を保つ作用があるといわれています。

 

葉酸

ホタテには貧血予防に効果的な葉酸も含まれています。

葉酸はビタミンB群のひとつで、赤血球の生産を助ける働きがあり、このことから別名「造血ビタミン」とも呼ばれています。また、細胞が作られる際に欠かせないDNAを合成する働きもあり、細胞分裂が盛んな胎児ではとくに必要な成分です。そのため、妊娠を考えている女性や妊娠中は意識して摂りたい栄養素です

 

新鮮なホタテの選び方

新鮮なホタテはやはり貝柱がの身が厚く透明感のあるもがおすすめです。二枚貝のまま購入するのであれば、口が少し空いていおり、触るとすぐに口を閉じる。 そして、しっかり閉じて再度、触っても開かないものを選んでください。また、ヒモの部分が殻についているものが活きがいいとされています。
 

名前の由来

【中国名の由来】
殻の形が扇を思わせることから、海扇、扇貝といいます。


【英名の由来】
英語ではscallopといいますが、その語源ははっきりしていません。ただし、これからscale(天秤)、skull(頭蓋骨)という言葉が派生しました。ホタテガイの貝殻を上皿天秤の皿として使ったり、その形状が頭蓋骨に似ていることからです。


【仏名の由来】
フランス語ではpetoncle、conque de Venusといいます。
西洋では海から生まれた美しい女神ウェヌス(アフロディテ)の持ち物とされ、一説によると女神はホタテガイそのものから生まれたとすらいわれています。
petoncleは、ラテン語のpectenに-culusがついた言葉pectunculusの転化で、女神ウェヌスとかかわりのあるこの貝を愛すべきものと考え、語尾に縮小辞culusをつけたようです。
またconqueはギリシァ語のkonkhe〈貝、貝殻〉からきていて、conque de Venusは「ウェヌスの貝」という意味です。

バル風!ホタテときのこのアヒージョ風炒め

材料 (2〜3人分)
ベビーホタテ    150g
しめじ       1パック(100g)
ブロッコリー    1/2株(100g)
にんにく(みじん) 1片分
赤唐辛子(輪切り) 1本分
塩         少々
黒こしょう     少々
オリーブオイル   大さじ3杯
 
にんにくが効いてワインにもビールにも合うホタテときのこのアヒージョ風炒めのレシピです。作り置きもできるのでとても便利なひと品ですよ。 ブロッコリーはレンチンすることで時短になるのでおすすめです。しめじをマッシュルームに変えたり、パプリカなどを加えたりアレンジも豊富なレシピです。
 
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