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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

【お店の名前の付け方】「流行る名前」と「流行らない名前」

お店の名前は、今後の売り上げや集客にも大きく影響するため、最重要のポイントでもあります。
店名は、看板をはじめ、ホームページやチラシ、ナプキンや箸袋までいたるところに記載されるものです。よく考えずにお店の名前を決めてしまうと、のちのち頭を抱える事態になりかねません。

繁盛店に共通する「流行る店名」の特徴って?

繁盛しているお店の多くは、以下のポイントを意識して店名を決めています。

  ①2~7文字である
  ②ショルダーネームがある
  ③客層を意識した字面である
  ④お店を連想するキーワードが入っている
  ⑤ゆかりのある人の名前を使っている
 
 ①2~7文字である
お客さまに覚えてもらいやすいのは、2~7文字程度の店名です。それ以上長いと言葉に出しにくく、ネットで検索するときにも入力の手間がかかります。
看板を見たときにパッと頭に入ってくるくらいの、「オリジナリティ」と「インパクト」のある店名にしましょう。
 ②ショルダーネームがある
ショルダーネームとは、お店の肩書きのことです。

  パン屋であれば「ベーカリー 〇〇〇」
  喫茶店であれば「珈琲専門店 〇〇〇」
  焼き鳥屋であれば「鳥料理と地酒 〇〇〇」

このように、店名(〇〇〇)の前につけるものです。

お店の名前にショルダーネームをつける最大のメリットは、何のお店かすぐに分かってもらえること。焼き鳥が食べたいと思いながら歩いている時に、『焼鳥 でんぞう』という看板があったらつい入ってしまいますよね。

ショルダーネームがあるだけで、「〇〇が食べたい」「こんなお店に行きたい」と思っているお客さまに、ダイレクトにアプローチできます。
 ③客層を意識した字面である
女性や若い方向けのお店なら、『カフェ にじいろ』や『うどんダイニング たぬき』など、ひらがなやカタカナを使った店名がよいでしょう。
優しくやわらかなイメージを与えることができます。

一方、『自家焙煎珈琲 大友』や『手焼き煎餅と煎茶の店 空』のように漢字を多く使うと、重厚感のある店名になります。
男性や年配の方に、より親しまれやすくなりますね。

字面は、来てほしいお客さまの層をイメージしながら考えましょう。
④お店を連想するキーワードが入っている
提供する料理や立地の特徴、開店までのエピソード、オーナーの好きな言葉など、お店にまつわるキーワードを挙げてみましょう。それらを組み合わせると、造語の店名が浮かんでくるかもしれません。
ただし、あまりに意味不明な店名にすると、何のお店かわからなくなってしまうので要注意です。
もちろん、キーワードは無理に組み合わせなくてもOKです。5月にオープンするサンドイッチのお店なら、「サンドイッチバー メイ(May)」などでもいいのです。新緑のきれいな並木道にあるお店なら、ブランディング効果もばっちりですね。
⑤ゆかりのある人の名前を使っている
『炭火焼肉 りょうちゃん』『カフェ&バー さちこ』など、オーナーやお店にゆかりのある人の名前を使うと覚えやすく、親しみを持ってもらえます。
オープンに直接かかわった人物でなくても大丈夫。開業を目指すきっかけをくれた先輩、メニューのヒントになる料理をつくった友人など、いろいろな人の顔を思い浮かべてみましょう。誰かの名前を使うときは、本人に了承をもらうのを忘れないでくださいね。
 

売れる飲食店に共通するネーミングや注意点

飲食店の名前は、オーナーが自由に決めることができます。しかし、実際に売れている飲食店のネーミングには、共通している5つポイントがあります。店名の決め方としてぜひ参考にしてみてください。

【ポイント1】読みやすい

最近では、人でもキラキラネームなど漢字を見ただけでは読むことのできない名前が多いです。お店の名前がなんて読むのか分からない名前だと、間違った名前で覚えられてしまったり、意味がわからないことから来店することを拒否するお客様も出てきてしまう可能性もあります。

売れる飲食店には、初めて見た方が誰でも読める名前であるという共通点があります。日本国内の店舗であれば、ひらがな・カタカナ・画数の少ない漢字は、多くの方に読みやすいといえます。

反対に、英語・フランス語・イタリア語は人によって見慣れないため、読めなかったり読み方を間違ってしまったりするかもしれません。

【ポイント2】覚えやすい

なんといっても、覚えやすい名前にすることが1番だと言えます。例えば、発音がいい名前・テンポの良い名前・しっくりくる名前など。

お客様の頭の中に残るような名前を付けることができると、より良いです。覚えやすい名前にすることにより、お客様も「〇〇に行かない?」などと、行き場所や買う場所食べる場所などに困ったときなどでも、パッと店名が出てくることから、お店の売上も上昇をする傾向にあるのです。覚えやすい名前にすることにより、かなり嬉しいメリットは多いのです。

一度来店された方に名前を思い出していただき、リピートしていただきやすくするために、記憶に残るネーミングを心がけましょう。インパクトがありかつ短い名前ほど、多くの方にとって覚えやすく流行る名前に近づきます。

【ポイント3】分かりやすい

一般的に、意味の分からない言葉は印象に残りにくくなります。店名を聞いただけで、どんな飲食店であるのかが想像できるほうが、より印象に残りやすいのです。

和食なら和食らしく、中華料理なら中華料理らしく、どんな料理が出てくるのかを想像しやすい、分かりやすい店名をつけましょう。例えば、「〇〇宿」などと名前がついていることからお客様は宿泊をすることのできるお店だと思い入店をするとします。

しかしながらそのお店は飲食店だった…。その他にも、「〇〇kitchen」と名前がついていることからお客様が料理教室と勘違いをしていたら雑貨屋だった…など。

お店の本来のコンセプトと店名が全くもってマッチしていないものであると、お客様が間違って来店をされたり、逆に客足が減ってしまう場合もあります。しっかりとコンセプトに合う名前を選ぶことが良いです。

【ポイント4】似た名前は避ける

お店をつける場合、他店や有名人などと似ている名前は避けるようにしましょう。全く同じだったりすると、著作権を侵害したとして訴えられてしまう場合もあります。

そのことから、お店の名前をつける時や考える時には、必ずその店名をネットなどにて検索して、同じ名前のお店や芸能人などがいないか確認をすることをおすすめします。

【ポイント5】お店のコンセプトにあっている名前にする

どのお店でも、コンセプトはあるものです。

そのコンセプトに合わせた名前にすることにより、より印象に残りやすいようなお店へとなります。また、その他にもお店がどの年代や性別をターゲットとしているのかを見極めてから、名前を決めることもおすすめです。

若い女性向けなら可愛らしい名前に、子供向けなら少しウケを狙った面白い名前など。ターゲットが決まっているのであれば、ターゲットに合うような名前にすることもおすすめです。

 

こんなネーミングは避けて!「流行らない店名」の特徴

   ①読めない、覚えられない
   ②誤解を与える
   ③他店と似ている、かぶっている

こんな店名に決めてしまうと、流行らないお店の道へまっしぐらかもしれません。

 

①読めない、覚えられない

ケーキ屋さんやカフェなどには、フランス語やイタリア語の長い名前をつけたくなるでしょう。横文字の名前は確かにおしゃれではありますが、はじめてのお客さまには、ほぼ覚えてもらえません。

長すぎるヨーロッパ風の店名や、漢字のみで表記する中国語の店名などは、読めない、覚えられないため、認知度を上げるのが難しくなります。

「あの街で買ったケーキ、おいしかったな。また行きたいけど、何ていうお店だっけ?」…そんな風に名前を忘れられてしまっては、ネットで検索してもらうこともできず、リピーター獲得どころではありませんよね。

 

②誤解を与える

何を売っているのか、どんな料理が食べられるのかが店名からイメージできないと、お客さまの頭に印象を残すことは難しいです。

『Cattleya カトレア』という名前のお店があるとします。

この名前が付けられたお店では、どのような料理を食べられるでしょうか。洋風な名前から連想されるのは、やはりフレンチやイタリアンといったおしゃれな洋食でしょう。

もしも、このお店が和食料理店で、しかもお店に入った後にそれに気がついたなら…お客さまをがっかりさせてしまうかもしれません。「何のお店か分からない店名」だけでなく、「字面で誤解させてしまうような店名」も避けた方がよいでしょう。

 

③他店と似ている、かぶっている

お店の名前を決めたら、同じエリアにある既存店が似たような店名を使っていないか、必ず確認しましょう。

お客さまに似たようなお店だと思われてしまい、ブランディングが難しくなります。

また、ほかのお店が商標登録をしていた場合、同じ店名を使うと罰せられることもあります。そこまでの事態にはならないにしても、「営業妨害だ!」と思われる可能性は十分にあるでしょう。

 

お店の名前を決めたら、必ず商標登録をする

店名が決まったら、必ず商標登録をしましょう。「個人経営の小さいお店なのに、商標登録をする必要があるの?」と思うかもしれません。でも、他店と店名がかぶった場合、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
商標権は、どちらが先にオープンしたかにかかわらず、先に登録をしたお店に与えられます。
お店の名前が、すでに商標権を持っている他店とかぶると、訴えられてしまうかもしれません。
そうなれば、「パクリ」というマイナスイメージがつくだけでなく、今までの店名は使えなくなります。費用をかけて、看板やホームページ、紙ナプキンやおしぼりなどを作り直さなければなりません。
商標登録にはある程度の費用がかかりますが、大切な店名を泣く泣く手放すことのないよう、忘れずに登録をしておきましょう。

 

良い店名はGoogleMEOの効果も抜群!?

日本国内におけるネットユーザーが検索で利用している検索エンジンの70%以上は『Google』であるといわれています。つまり、飲食店を探したり、行きたいお店を探したりする際、70%以上の人がGoogleを利用しているといっても過言ではないということです。

GoogleMEOとは、Google検索エンジンやGoogleマップ内の検索において、上位に検索されるための対策を指しますが、、Googleにただ登録するだけでは上位表示されませんので、マップ上に上位表示されるための対策を行わなければなりません。

目につきやすい店名、魅力的な店名は上位表示されている店舗の中でも特にクリックされやすくなったり、来店を促したりすることができる可能性もありますので、GoogleMEO対策は侮らず行っておくようにしましょう。

 

飲食店のネーミング一覧

飲食店の業態別に、実際に存在する飲食店名のネーミングとその由来をご紹介していきます。店名の候補を検討する上でぜひ参考にしてみてください。

居酒屋のネーミング例

和民
創業者である渡邉美樹氏の名前が由来。

塚田農場
自社農場のある宮崎県日南市の地名が由来。

鳥貴族
顧客を貴族のように大切に扱うという方針が由来。

ウメ子の家
梅酒や梅カクテルが充実している特徴が由来。

てけてけ
鶏がテケテケと歩く可愛らしい姿が由来。

レストランのネーミング例

サイゼリヤ
創業日の誕生花「くちなし」のイタリア語表記が由来。

びっくりドンキー
顧客を「びっくり」させるインパクトと、のろまな「ロバ(=ドンキー)」でもたくましく育つようにという創業者の願いが由来。

ガスト
スペイン語で「おいしい」を意味する「gusto(ガスト)」が由来。

モスバーガー
モス(MOS)は、「mountain(山)」「ocean(海)」「sun(太陽)」という3つの単語の頭文字が由来。

リンガーハット
長崎の貿易商フレデリック・リンガー氏の名前が由来。

カフェのネーミング例

スターバックス
小説『白鯨』の登場人物である、コーヒー好きな航海士「スターバック」が由来。

タリーズコーヒー
創業者トム・タリー・オキーフ氏のミドルネームが由来。

ドトールコーヒー
コーヒー農園で働く創業者が下宿していたブラジル「ドトール・ピント・フェライス通り」の地名が由来。

シャノアール
19世紀のフランスに実在した同名のキャバレー「シャノアール」が由来。

ベローチェ
イタリア語で「速い」を意味する「veloche」という言葉が由来。

和食屋のネーミング例

とんでん
北海道を開拓した「屯田兵(とんでんへい)」が由来。

かっぱ寿司
水流を使って寿司を回していた第1号店の様子が河童の皿のように見えたことが由来。

つるとんたん
ツルツルとしたうどんを、トントンと打って、タンタンと切る音が由来。

新宿さぼてん
生命力の強さから企業理念に合う植物である「サボテン」が由来。

夢庵
夢のように非日常を楽しめる少し高級感のある飲食店という意味合いが由来。

中華料理店のネーミング例

バーミヤン
かつて西洋と東洋の交流地点であったアフガニスタンにある都市の名前が由来。

餃子の王将
日本一の餃子店を目指すという創業者の思いが由来。

万豚記
中国では裕福の象徴とされている豚が増えるという意味合いが由来。

日高屋
創業した埼玉県日高市の地名が由来。

銀座アスター
中国の上海に実在した高級ホテル「アスター・ハウス・ホテル」の名前が由来。

 

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