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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

「低脂肪牛乳」と「低脂肪乳(加工乳)」「低脂肪乳(乳飲料)」の違い?

スーパーに行くとたくさんの種類の牛乳が並べられています。

あなたは数多くある牛乳を見分けることが出来ますか?その違いについて曖昧な知識を持っている方も多いと思います。

 

栄養価の違い

牛乳と低脂肪乳ではカロリーにも違いがあります。コップ 1 杯分を比較すると、牛乳は約 135kcal、低脂肪乳は約 90kcal です。

カロリーは低いですが、低脂肪乳の方が高い栄養価があります。なぜなら、低脂肪乳には脱脂粉乳が加えられているため、カルシウム、たんぱく質等の栄養価が高いからです。そのため、牛乳よりもダイエット向きであると言えます。脂肪は少なく、カルシウムはしっかり摂取したい方にピッタリです。

含まれている栄養価も大きく異なります。

低脂肪乳の栄養価
  • ビタミンB2:皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素。不足すると成長阻害の症状が出る。
  • カルシウム:歯、骨を強くする栄養素。骨粗しょう症を予防する。
牛乳の栄養価
  • ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける栄養素。丈夫な骨、歯をつくる。
  • ビタミンB:生きるためのエネルギーをつくる栄養素。皮膚や粘膜の健康維持を助ける。

値段の違い

スーパーでは低脂肪乳の方が比較的に低価格で売られています。これは低脂肪乳で抜き取られた脂肪分をバターやチーズの加工品に転用することが出来るからです。

また、低脂肪乳に加えられている脱脂粉乳は長期保存が可能で原材料が安くなることも要因です。

 

低脂肪牛乳

原材料は生乳のみとされ、乳脂肪分の一部を減らし低脂肪にしたものです。乳脂肪分は0.5%以上1.5%以下と定められています。

 

加工乳

生乳や牛乳などに脱脂粉乳やクリーム、バターなどの乳製品を加えたもの、あるいは生乳を原料とした脱脂粉乳やバターなどの乳製品を加工したものです。牛乳・乳製品以外は加えてはならないとされています。

 

乳飲料

乳製品や生乳、牛乳などを主原料に、ビタミン・ミネラル・果汁など乳製品以外のものを加えたものです。

 

低脂肪あるいは低脂肪乳の表記について

加工乳であれば、乳脂肪分が100mlあたり0.5g~1.5g以下であること、もしくは対象の種類別牛乳に比べて乳脂肪分が「100mlあたり1.5g以上低減」または「25%以上低減」されているものです。
乳飲料であれば、脂質が100mlあたり0.5g~1.5g以下であること、もしくは対象の種類別牛乳に比べて脂質が「100mlあたり1.5g以上低減」または「25%以上低減」されているものです。

 

カルシウムの量について

低脂肪牛乳・低脂肪乳(加工乳)は、種類別牛乳と同等以上となります。
低脂肪乳(乳飲料)については、商品によって種類別牛乳より多いものから、少ないものまであります。

 

牛乳と低脂肪牛乳はどちらが体に良い

牛乳は、水分と乳固形分からなっています。さらに乳固形分は、乳脂肪分と無脂乳固形分にわけられます。乳脂肪分は脂質のこと、無脂乳固形分は牛乳から乳脂肪分と水分を除いた、たんぱく質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなどのことです。

牛乳とは

原材料が生乳100%で成分を調整していない、乳脂肪分が3.0%以上、無脂乳固形分が8.0%以上のものをいいます。

低脂肪牛乳とは

生乳からほとんどの乳脂肪分を除き、乳脂肪分が0.5%以上1.5%以下、無脂乳固形分が8.0%以上のものをいいます。

つまり、牛乳と比べて脂質とエネルギーが少なく、その他のカルシウムなどの成分は同じです。

 

牛乳の規格

牛乳の規格は、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」で決められていています。

抜粋すると・・・

  • 生乳とは、牛から絞った状態の乳(未殺菌)のこと。

  • 牛乳とは、生乳100%を原料として、成分無調整、殺菌済、乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形分8.0%以上のもの。

  • 特別牛乳(プレミアムミルクと呼ばれています)は、限定された牧場および処理施設で作られる牛乳のこと。乳脂肪分3.3%以上、無脂乳固形分8.5%以上のもの。

  • 成分調整牛乳は、生乳100%を原料とし、成分調整して殺菌したもので、無脂乳固形分8.0%以上ですが、乳脂肪分に関する規定はありません。

  • 低脂肪牛乳は、生乳100%を原料とし、成分調整して殺菌したもので、乳脂肪分0.5%以上1.5%以下、無脂乳固形分8.0%以上のものです。

  • 無脂肪牛乳は、生乳100%が原料で、成分調整して殺菌したもので、乳脂肪分0.5%未満、無脂乳固形分8.0%以上のものです。

  • 加工乳は、生乳、牛乳のほかに脱脂粉乳やバターなどの乳製品を原料として製造、無脂乳固形分8.0%以上と定義されています。

ちなみに、濃厚牛乳は加工乳に含まれています。濃厚牛乳といっても乳脂肪分が何%以上という規定はありません。

 

牛乳の健康効果

丈夫なからだをサポートする

牛乳にはカルシウムが多く含まれています。カルシウムは、体の形成に必要な栄養素です。 また牛乳含まれるホエイプロテインというタンパク質は、効率よくからだに吸収できるメリットがあります。
丈夫なからだをキープしたい方や小魚をあまり食べない方、成長期の子どもにおすすめの食材です。

 

満腹感で食べ過ぎを防止する

牛乳には良質な脂質が多く含まれているため、満腹感を持続しやすい特徴があります。
脂質を制限しすぎると、暴飲暴食や間食の増加につながりやすいのですが、牛乳に含まれる脂質は酸化しにくく、体のエネルギーになりやすいので、ダイエットをサポートしてくれます。

満腹感を持続させたい方は、低脂肪乳や無脂肪乳ではなく牛乳を選ぶとよいでしょう。ただし、飲み過ぎには注意してください。

 

快眠をサポートする

牛乳には必須アミノ酸の1種であるトリプトファンが多く含まれています。トリプトファンは快眠をサポートするメラトニンのもととなる成分です。
トリプトファンは人間の体内で作り出せないので、食事から摂取する必要があります。
トリプトファンを多く含む牛乳は、スムーズに寝付きたい方や朝スッキリ起きられない方、夜中に目覚めてしまうことに悩んでいる方に向いています。

 

牛乳の選び方

栄養バランスがいいものから選ぶ

バランスよく栄養が補えるものを選びたい場合は、普通牛乳がおすすめです。普通牛乳は、一般的な味で栄養バランスがよく、どの料理とも相性が良く使いやすい牛乳です。
どの牛乳を選べば良いかわからない場合にも、まず、普通牛乳をおすすめします。

まず、普通牛乳を飲んでみて、味が濃く感じる方は低脂肪乳や無脂肪乳に変更し、味が薄く感じる方は成分調整牛乳に変更するというようにすれば、自分の好みもわかりやすく、選択がしやすくなります。

 

味の好みから選ぶ

牛乳は種類によって味が違っています。毎日飲み続けるために自分好みの味から選ぶのもよいでしょう。
生乳の味をしっかり感じられるものを選びたい場合は「普通牛乳」、濃厚でしっかり味を感じられるものや、逆にあっさりした味を好む場合は「成分調整牛乳」を選ぶとよいでしょう。
淡白な飲み口で重くない味を楽しみたい方は「無脂肪牛乳」や「低脂肪牛乳」がおすすめです。


目的に合わせた種類を選ぶ

自分の目的に合わせて牛乳を選ぶ方法も一般的です。

油っこい食事が好きな方や、カロリー制限したい方は「低脂肪乳」や「無脂肪乳」がおすすめです。ダイエット中の暴飲暴食を防ぐためには、満腹感を感じられる「普通牛乳」を選ぶとよいでしょう。

価格が安くて毎日続けられるものを選びたい場合は「低脂肪牛乳」や「無脂肪牛乳」が向いています。

 

【カロリーを抑えたい方に】おすすめの牛乳

カロリーを抑えたい方は、牛乳の種類の中でも低カロリーな「低脂肪乳」や「無脂肪乳」を選ぶとよいでしょう。
ダイエット中の方や脂肪分の多い食事をする方におすすめです。

脂肪分がほとんどない牛乳

ほとんど脂肪を含まずあっさりとした味の牛乳です。ローファットダイエットやカロリー制限中のタンパク質補給にはおすすめの牛乳です。牛乳の中で脂肪分が少ない無脂肪乳です。

低脂肪とは思えない美味しさ

低カロリーであっさりとした味の牛乳です。ローファットダイエットやカロリー制限中のタンパク質補給にはおすすめの牛乳です。無脂肪牛乳の味が合わない方や、カロリーの取りすぎが気になる方におすすめな牛乳です。

 

 

【生乳の味を楽しめる】おすすめの牛乳

生乳の味をしっかり楽しめる牛乳を選びたい方は「普通牛乳」を選ぶとよいでしょう。
普通牛乳は栄養バランスもいいので、偏った食事をしている方や満腹感を感じたい方におすすめです。

飲みやすく料理に使いやすい
おいしい牛乳というネーミング通り、日本人の好みに一番合う牛乳です。クリームシチューやグラタンなどの洋風の料理との相性が良いのはもちろん、和風のミルクスープなど和風の料理との相性がよい牛乳です。

 

牛乳を飲むと背が伸びる、骨が強くなるってホント?

カルシウムは骨の合成に欠かせない栄養素です。牛乳は小魚などに比べてカルシウムの吸収率が高く、効率的にカルシウムを摂取できる食材なので、牛乳=骨のイメージが広がったと考えられます。

ただし、カルシウムの摂取量が少ないと骨折や骨粗しょう症のリスクが高まることは分かっていますが、多く摂ると骨が丈夫になる、成長が早まるとは言いきれません。

なぜなら、骨の合成にはカルシウム以外にもたんぱく質やビタミンD、マグネシウム、リンなど多くの栄養素が必要だからです。さらに、運動量や睡眠、喫煙などの生活習慣も影響します。

骨を丈夫にするにはカルシウムをたくさん摂るというよりも、不足しないようにする視点が必要です。

 

 

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