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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

たまに食べたくなる『スモモ』その起源とは!

すももは多汁で甘酸っぱい濃厚な味で、夏の旬の果実として親しまれてきました。最近では健康食品としても改めて需要が出てきています。

すももは「日本すもも」「西洋すもも」「アメリカすもも」に大別されます。日本で食べられているいわゆる“スモモ”は日本すももです。女性に人気の高いプルーンは西洋すももの一種です。

 

日本スモモ

原産地は中国。歴史は古く、日本には弥生時代に中国より渡来したと考えられ、古事記や万葉集に「李」としてその名が見られます。当時は観賞用だったものが、江戸時代に入り食用も盛んになり、明治以降に果樹園の栽培が始まったようです。 19世紀後半、この「日本すもも」がアメリカに渡り、アメリカの品種と交配されます。これを再び逆輸入し、さらに品種改良を施したのが現在のすももです。「プラム」という名前が一般的に定着しているのも、こうした経緯があるからです。すももの品質は、いろいろな国を渡り歩いて進化してきたと言えるでしょう。

古事記や万葉集にも

その名が登場するほど古くから知られている果物で、現在のスモモは19世紀にアメリカに渡り品種改良され、再び日本に輸入され、これを元に育種されたものである。苗は容易に入手できるので、庭の一角に植えている方も多いのではなかろうか。

3年程度経過すると美しい白色の花がたくさん開花し、美味しい果実がいつ食べられるか楽しみにしている人も多いはずである。しかし、たくさんの花が開花したのに果実が全く結実せず、落胆している人も多いだろう。多くのスモモの品種は1つの品種では結実しない性質がある。したがって異品種をもう1本植えるか、枝の一部にほかの品種を接ぎ木しておく必要がある。そして受粉作業をご自身がミツバチにとってかわって行うことで、美味しいスモモを手に入れることができるようになる。

 

多様な品種

すももは品種によってそれぞれ特有の風味があり、出回り時期・果皮の色・果肉の色がさまざまです。

●大石早生(おおいしわせ 早生種)
シーズンのトップバッターを勤める品種。6月より出回ります。 大正時代にアメリカから導入された品種「フォーモーサ」の実生から選抜育成された品種。育成した福島県・大石俊雄氏の苗字を取って名付けられました。
ほどよい甘酸っぱさがあり、完熟すると皮が真っ赤、果肉は黄色になります。

●紅りょうぜん(早生種)
大玉でハート型が特徴的。果皮は紅紫で果肉は明るい紅色です。
収穫は7月初旬~中旬。

●サンタローザ(中生種)
アメリカのバーバンク氏が、日本スモモと北米の在来種を交配させて育成し、大正末期に日本に逆輸入された品種です。7月中旬がピーク。 果皮は鮮紅色で果肉は黄金色。甘味が強く、酸味とのバランスも非常に良い品種です。

●ソルダム(晩生種)
アメリカで交配されて誕生した日本すももの品種で、7月上旬から収穫されます。現在、アメリカにはこの品種はなく、来歴は不明です。果皮は薄い緑色、紅色の細い縞模様が少しあり、熟してくると暗い赤黄色になります。また、白い果粉におおわれ、青黒い小さな斑点が出るのも特徴。果肉は濃い赤色で味は濃厚です。

●太陽(晩生種)
山梨県塩山市の雨宮正一氏が収集した品種の中から育成された品種。皮は鮮紅色で果肉は白い。
日持ちが良いことと、外観が美しいことが長所です。
出回り期は8月上旬~下旬。

●貴陽(きよう 晩生種)
山梨県の高石鷹雄氏によって、「太陽」の自然交雑実生より選抜して育成された品種です。果実の大きさが200g前後と非常に大きく、「世界一大きいすもも」として注目されている品種です。今後栽培は増えていくものと思われます。

 

保存方法

常温でも4~5日はもちますが、長く保存したい場合はポリ袋に入れて冷蔵庫へ入れてください。

 

日本スモモ

(中国原産。過去巴旦杏(はたんきょう)、牡丹杏(ぼたんきょう)と呼ばれた。)
19世紀(明治初期)にアメリカに日本すももが渡る。
育種家のルーサー・バーバンク氏により様々なアメリカすももと交雑が行われ、「プラム」という名で日本へ戻る。(ビューティー、サンタローザ、ソルダム、ケルシー、ホワイトプラムなどの品種。このうちフォーモサという品種を改良し福島の大石氏が育成したのが、大石早生)

 

ヨーロッパスモモ

 (コーカサス原産)
 プルーンやダムソンプラムの名で知られる。
 シュガープルーン、サンプルーン、スタンレイなどが長野で栽培される。

 

アメリカスモモ

野生種が多く、果物としての利用が少ない。

 

産 地

日本すもも・・・山梨、長野、和歌山、山形、福島。
ヨーロッパすもも・・・長野、青森、山形、和歌山。

 

時 期

日本すももは6月ー8月が多い。ハウスものは5月頃から。
ヨーロッパすもものプルーンは8月ー9月。日本では90%が生食。

 

栄 養

日本すもも 栄養素は平均的な果物。食物繊維と葉酸を多く含むので、貧血に悩む人や妊娠した女性におすすめといわれる。
カリウム、カロテンなども多い。アントシアニン(抗酸化作用)、ソルビドール(便秘改善)も含む。

 

(※葉酸は、緑黄色野菜やレバーなどに多く含まれるビタミンB類の一種。厚生労働省が妊娠を希望する女性に1日400μgとるよう推奨している栄養素。たんぱく質をつくる手助け、皮膚や粘膜を強くする。妊娠を希望される方や、妊娠中・授乳中の方、とりわけ妊娠前から妊娠初期に葉酸をしっかりとることで、妊娠初期、大切な器官の原型がつくられるおなかの赤ちゃんの発育を助け、「神経管閉鎖障害」という先天異常が起こるリスクを遠ざけることができる。

 

 

プルーン

乾燥プルーンはミラクルフルーツと呼ばれる。(特に鉄分が多い)
鉄、カリウム、カルシウム、亜鉛、マンガン等のミネラルを多く含み、ビタミンE、B群、食物繊維がたっぷり。プルーンの紅色はアントシアニン。
ソルビドールという糖質は、整腸作用があるらしい。女性のための果物ともいえる。(鉄分、カルシウムなどから)

 

すももシロップ

材料(400ml分)

スモモ(約350g)  8個
水         300ml
グラニュー糖    150g

 

作り方

1、準備.すももは綺麗に洗っておきます。

2、1.すももは、包丁で切り込みを入れ半分にし種を取り除きます。

3、2.鍋に水、グラニュー糖を入れ中火にかけグラニュー糖が溶けたら1を入れ弱火にします。

4、3.5分ほど煮て、すももがやわらかくなってきたら火から下ろし、菜箸で皮を取り除きます。

5、4.器に入れてできあがりです。

 

 

料理のコツ・ポイント

すももは皮ごと使用するので良く洗ってからご使用ください。皮ごと使用することでピンク色のシロップに仕上がります。

 

 

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