キウイにはビタミンCをはじめ、栄養素がぎっしり。食物繊維やカリウムなども含んでいます。生のまま食べられるから、加熱に弱い栄養素や調理で失われやすい栄養素もまるごととることができます。
- キウイの原産は実は中国です
- ビタミンC
- 食物繊維
- カリウム
- ビタミンE
- 葉酸
- ビタミンB6
- ゴールドキウイの特筆すべき栄養成分
- 少し早いかな、と感じるときは常温で
- さらに早く追熟させるならりんごやバナナと一緒に
- 皮まですごい!キウイの皮に含まれる栄養成分
- キウイを皮ごと食べる際のポイント
- ポイント1:目的に合った種類を選ぶ
- ポイント2:食べる時間帯
- キウイはダイエットに向いている?
- ゴールドキウイを食べると睡眠の質が良くなるって本当?
- キウイは毎日食べても大丈夫?
- 鳥なのに飛べない
- キウイフルーツに似ているから「キーウィ」?
- 卵が大きい
おいおいおいいきなりキウイ違い!
キウイでもフルーツのキウイが本日のお題!
写真は!キーウイ!ニュージーランドの国鳥だよ!
ん〜〜丸々として美味しそう!
うん!違う!
こちらです!
キウイの原産は実は中国です
元は「チャイニーズ・グーズベリー(サルナシ)」という名前で呼ばれていましたが、ニュージーランドに持ち込まれ、ニュージーランドの国鳥「キウイ(Kiwi)」に似ていたことから、キウイフルーツと名付けられました。
現在食べられているのは、ニュージーランドで品種改良が重ねられ栽培技術が確立され、世界に広まったものです。
日本では1970年代に愛媛県のみかん農家が栽培を始めたところから広まり[1]、現在では広い地域でさまざまな品種が開発・栽培されています。
またキウイには一般的に知られている果肉が緑色のもの(緑肉種)と果肉が黄色のもの(黄肉種)があります。
緑色のキウイは酸味と甘みのバランスが取れた味わいが特徴で、黄色のキウイは強い甘みのある味わいが特徴です。
最近ではこれらのキウイに加えて、果肉が赤く色づいている品種も開発されています。
ビタミンC
キウイ1個で1日に必要なビタミンCがおおよそとれる
なんと1日に必要なビタミンCを1個でとることができます。
食物繊維
カリウム
ビタミンE
毎日の元気にうれしい ビタミンE
サンゴールドキウイなら、可食部100gあたり1.1mgものビタミンEが含まれています。ビタミンCとEが一緒にとれるのは、毎日の元気にとってうれしいポイントです。
葉酸
葉酸は果物や緑黄色野菜などさまざまな食品に含まれ、グリーンキウイには73μg、サンゴールドキウイには82μg含まれています。葉酸は調理で失われやすいので、そのままで食べられるキウイフルーツがおすすめです。
ビタミンB6
1日あたりの推奨量は、成人男性が1日あたり1.4mg、成人女性は1.1mg。
グリーンキウイには0.22mg、サンゴールドキウイには0.18mgのビタミンB6が含まれています。
ゴールドキウイの特筆すべき栄養成分
実は、ビタミンCの量が大きく違います。ゴールドキウイにはグリーンキウイの約2倍のビタミンCが含まれています。
ビタミンCの抗酸化作用は、シミやしわといった老化防止に役立ちますので、美肌になりたいときはゴールドキウイを選ぶとよいですね。
なおビタミンCは熱に弱いため、ゴールドキウイは生のままで食べるのがオススメです。
!キウイを甘くする裏技!
少し早いかな、と感じるときは常温で
キウイを手に持って「まだちょっと硬いかな」と感じたときは、冷蔵庫に入れず室温で保管してみましょう。冷蔵庫に入れるよりも早く追熟が進みます。
さらに早く追熟させるならりんごやバナナと一緒に
なるべく早く食べごろにしたいときは、りんごやバナナなどと一緒にビニール袋に入れて、室温で2~3日置いてみてください。りんごやバナナが出す「エチレン」*がキウイを食べごろにしてくれます。毎日硬さをチェックして、食べごろになったら冷蔵庫で保管してください。
皮まですごい!キウイの皮に含まれる栄養成分
いつもは何気なく捨ててしまっているキウイの皮。無意識にしていたその行為、実はとてももったいないのです。
キウイは皮ごと食べると、果肉だけを食べるよりも多くの食物繊維やビタミンを摂取することができます。
キウイを皮ごと食べる際のポイント
グリーンキウイを皮つきのまま食べると、口の中に柔毛が残りザラザラとした違和感が広がります。そこでカットする前に丸めたアルミホイルで皮の表面を軽くこすると、かんたんに柔毛が取り除けますよ。
しかし、スムージーのようにキウイを混ぜて食べるときは、産毛が生えていても気になりにくいです。
熱いよ〜
一方ゴールドキウイは皮がツルンとしているため、手を加えなくてもあまり違和感なく食べられます。
キウイの効果的な食べ方
ポイント1:目的に合った種類を選ぶ
繰り返しになりますが、キウイは果肉の色によって栄養成分が異なります。その効果を存分に得るために、目的に合った種類を選ぶことが大切です。
お通じを良好にしたいのであれば、食物繊維が豊富なグリーンキウイ。お肌の調子を整えたいのであれば、ビタミンCが豊富なゴールドキウイを選ぶとよいですよ。
とはいえキウイだけに頼るのは控え、バランスのよい食事を意識しましょう。
ポイント2:食べる時間帯
食べる時間帯は朝や昼間などの活動量の多い時間帯がオススメです。
なぜなら夜はエネルギー消費が少ないため、余分なエネルギーは脂肪として蓄積されるからです。
朝食や15時のおやつなどに、キウイを食べるとよいですね。
キウイはダイエットに向いている?
答えはYES!!です。
それは、キウイには脂質がほとんど含まれていないからです。脂質は私たちの体にとって大切な栄養成分ですが、摂りすぎると肥満の原因となることも。
なお、グリーンキウイのほうがゴールドキウイよりもカロリー・糖質共に低いのでダイエットには向いています。
ゴールドキウイを食べると睡眠の質が良くなるって本当?
現時点ではNO!!です。
残念ながら、ゴールドキウイが睡眠の質を改善するという内容の著名な研究結果は見当たりません。
しかし、睡眠の質が改善されるという噂があるのも事実です。噂の根源は、おそらくキウイの栄養成分にあると思われますが、わたしたちはキウイを美味しく食べながら、立証される日を楽しみに待ちましょう。
キウイは毎日食べても大丈夫?
答えは、もちろんYES!!です。
繰り返しになりますが、キウイには魅力的な栄養成分が含まれています。つまり、食べ過ぎなければ毎日食べても問題はありません。
参考までに、厚生労働省の「健康日本21」では1日に200gの果物を摂ることを推奨しています。
キウイは2個で200gですので、1日2個を目安に食べるとよいですね。
最後に!せっかくなので国鳥『キーウイ』について
鳥なのに飛べない
キウイフルーツに似ているから「キーウィ」?
卵が大きい
そのため、キーウィは他の鳥と違って1回に1個しか卵を産みません。これは卵が成鳥になる確率が高いことを意味しており、キーウィの平均寿命は20年から25年もあります。