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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

のど飴に効果はあるのか?

ここ最近喉の調子が悪いので、少し記事にしてみました。
気になる方はご参考に!笑

最近ではさまざまなのど飴が店頭に並びますが、「どれを選んでも変わらないでしょ?」という感じでのど飴を味や見た目だけで選んでいませんか?
じつはのど飴は『3つの種類に分類』され、それぞれに効果や特徴が異なります。
また、舐め方によってはのどの調子を悪化させることもあり、のど飴と正しく付き合うことも重要です。

 

ご存じですか?飴の歴史

飴というと、現在ではお菓子の一種として認識されていますが、昔は調味料としての役割、つまり、甘味料として使うことが多かったのです。
なんと『日本書紀』にはすでに「あめ」が登場していますが、この「あめ」は水あめの事です。
「神武天皇が大和高尾で水無飴を作った」という記述が残されています。

麦芽にはジアスターゼという酵素が多く含まれ、これが炭水化物に作用すると麦芽糖になります。
糖というのはいわゆる「甘い」ものですね。
でんぷんに酵素である麦芽を加えると、もともと何の味も無いでんぷんから、甘い糖の溶液ができます。これをしぼって煮詰めると水あめができるのです。
古代の人々は何らかのきっかけで、この化学反応を発見し「水あめ」を作り出しました。
「あめ」という言葉の語源は「あま味」「あま水」つまり「甘い」という言葉から来ているようです。そして「水あめ」は貴重な甘味料、栄養源として人々の生活になくてはならないものになりました。

平安時代の文献には

「あめ」の記録が残っており、原料は米もやしだと伝えられています。既に京の都では「あめ」を売っているお店があったようですが、この頃はやはり「水あめ」でした。お菓子ではなく、あくまでも調味料としての甘味だったようです。
室町時代には

砂糖が輸入されるようになりましたが、一般庶民に手の届くものではなくやはり甘味といえば日本書紀の頃と同じ製法で作った「水あめ」を使用していました。また相変わらずお菓子としてではなく、調味料としてしか認識されていませんでした。
固形の飴が出回るようになったのは江戸時代です。この頃になると砂糖も高級品ながら一般社会とは無縁のものではなくなり、それに伴い飴は完全にお菓子として扱われるようになりました。
飴売りという職業もあらわれ、子供たちの人気を集めたようです。

まさに飴は日本古来の伝統的なお菓子なのです。

 

1.医薬品

医薬品ののど飴は、有効成分による効能や効果が期待できるドロップ剤です。

咳や痰、のどの痛みなどの症状改善に効果が期待できる成分が含まれており、製造・販売ともに国の承認が必要で、薬局やドラッグストアでのみ購入できます。

市販薬と同じ扱いになり効果が高い分、副作用のリスクもあるため、服用には注意も必要です。

2.医薬部外品

医薬品に準じた有効成分が配合され、緩やかな効き目が特徴のドロップ剤です。

製造には国の承認が必要ですが販売には許可が不要なため、薬局やドラッグストアだけでなく、コンビニやスーパー、通信販売などで気軽に購入できます。

症状改善よりも予防を目的とし、医薬品に比べて効き目もおだやかですが、副作用の心配が極めて少なく、手軽に購入できる点がメリットですね。

3.食品

有効成分は配合されておらず、効能や効果は認められないお菓子の一種です。

はちみつやハーブなどのどに良いとされる成分が含まれていますが、医薬品や医薬部外品ののど飴のような効果がありません。

しかし、さまざまな味や食感を楽しめるのが食品ののど飴の持つメリットのため、乾燥対策や気分転換にはおすすめです。

 

のど飴は舐めすぎに注意

のど飴は何個も続けて舐めると逆効果となる場合があり、注意が必要です。

のどの粘膜には体外から侵入してきた異物を排除するせん毛が生えており、口腔内の唾液中の粘液はこのせん毛を保護する役目を持っています。

しかし、のど飴を舐めるなど食べ物が口腔内に入ってくると、唾液の中の粘液は「消化」という役目も負うようになり、せん毛の保護がおろそかになってしまいます。

のど飴を続けて舐め続けていると、せん毛のはたらきが悪くなり、侵入してきた菌やウイルスを排除しにくくなるおそれがあるというわけです。

また、医薬品や医薬部外品ののど飴の場合は、連続して舐めることで有効成分が過剰にはたらき、粘膜を痛めるおそれも。

他にも、のど飴は砂糖や水飴などでコーティングされたものが多く、虫歯の原因や糖分の過剰摂取にもつながりかねないので注意したいですね。

 

のど飴の正しい舐め方

のど飴は正しく舐めることで、その効果を最大限に発揮します。
とくに次の2つの点に注意し、のど飴と正しく付き合いましょう。

症状に合ったのど飴を選ぶ

のど飴は症状に合ったものを選びましょう。

医薬品や医薬部外品ののど飴を選ぶ際は、あらかじめ効果や効能をきちんとチェックしておくことが重要です。

また、食品ののど飴は症状改善の効果は見込まれないため、効能や効果を期待するなら医薬品や医薬部外品のタイプを選びましょう。

2時間以上の間隔を空ける

医薬品や医薬部外品ののど飴は一回の服用後、2時間以上の間隔を空けて服用する必要があります。

前述したように、効果を期待するあまり、立て続けに何個も舐めるのは逆効果。

つい「のど飴だから」とおやつ感覚でいくつも口に入れてしまいそうになりますが、一般的な薬と同じように用法用量を守って服用することを忘れないようにしましょう。

また、食品に分類されるのど飴であっても食べ過ぎはNGです。

妊婦さんとのど飴との付き合い方

医薬品ののど飴の場合、妊娠中の服用には注意が必要です。

医薬品の中でも「第二類医薬品」に分類される『浅田飴』や『浅田飴せきどめ』などは、妊娠中の服用を推奨していません。

「第三類医薬品」に分類される『南天のど飴』も、服用の際には医師や薬剤師などに相談するよう注意しています。

一方で医薬部外品ののど飴は、基本的に妊娠中でも服用できるとされていますが、念のため医師や薬剤師に相談しておくと安心ですね。

また、食品ののど飴はとくに用法や用量は定められておらず、医師や薬剤師への相談も不要ですが、摂取しすぎには注意しましょう。

のど飴で症状が改善しない場合は耳鼻咽喉科へ

のど飴を舐めても症状がなかなか改善しない場合は、できるだけ早めに耳鼻咽喉科へ相談することをおすすめします。

咳やのどの痛みくらいとのど飴だけで対処していると症状が長引き、悪化してしまうことも少なくありません。

できるだけ早く治療することが、早い症状改善につながります。気になる症状があらわれたら、早めに受診しましょう。

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