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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

しらたきと糸こんにゃくに違い

スーパーなどで手頃な値段で購入できるしらたきと糸こんにゃく。成分のほとんどが水分からできていることもあり、麺の代わりやかさ増し食材としてもよく使われています。

 

しらたきと糸こんにゃくの違いとは?

とても似ているしらたきと糸こんにゃく。両者に違いはあるのでしょうか。

しらたきの特徴

「しらたき」は、原料のこんにゃく芋をすりおろしたものに凝固剤となる水酸化カルシウムを加えて固め、穴の空いた専用の筒に入れてお湯の中へ押し出して作られます。
押し出される様子が白滝のように見えることから「しらたき」と名付けられました。

糸こんにゃくの特徴

「糸こんにゃく」の原料は、しらたきと同様のこんにゃく芋です。
凝固剤を加えて固める工程までは同じですが、こちらは細い糸状にカットしたものです。
ただし、これらの製法は昔ながらのもので、現在では明確に区別されてはいないようです。

しらたきと糸こんにゃくの違い

実は、現在ではしらたきと糸こんにゃくには明確な違いがないとされています。
同じ原料から作られているため、味もほとんど同じです。ちなみに白と黒の色の違いは、海藻粉末が混ぜ込まれているかいないかです。

関東と関西での呼び方の違い

また、しらたきと糸こんにゃくには地域性による違いもあり、関東では「しらたき」、関西では「糸こんにゃく」と呼ばれています。

こんにゃくの白と黒の違いは?

作り方は同じですが、黒こんにゃくは海藻粉末が混ぜてあります。昔のこんにゃくは生芋こんにゃくでしたから、芋の皮や芋のアクで茶色〜灰色のような黒っぽい色をしていました。
こんにゃく精粉だけでつくると白こんにゃくになるため、こんにゃくらしく見せるために海藻を入れていると言われています。

 

料理にはどちらを使うべき?

明確な決まりはない

 

どんな料理に対して、しらたきと糸こんにゃくが合うのか?答えに明確な決まりはないのですが、しらたきは細くやわらかいものが多いので、煮込み料理に適しています。

例えばすき焼きにして味をしっかり染み込ませたい場合はしらたき。パスタのようにして、食感を楽しみたい場合には糸こんにゃくがおすすめです。

 

色や太さで選ぶ

しらたきも糸こんにゃくも、色が白いものと黒っぽいものがありますよね。色については、料理の見た目が変わってくるので、選ぶ際のチェックポイントにするのがおすすめ。

また、太めだったり細めだったりと、太さのバリエーションが豊富です。どちらかというと、しらたきのほうが糸こんにゃくよりも細いものが主流。作りたい料理に合わせて、お好みで使い分けるようにしましょう。

しらたきと糸こんにゃくの栄養

こんにゃくは97%が水分でできています。ほとんど全部に近いですね。そうなると栄養は少ないように感じますが、そんなことはありません。
しらたきや糸こんにゃくは、豊富なカルシウムを含んでいます。しかもこんにゃくのカルシウムは、小魚や牛乳から接種するのに比べて、胃酸に溶けやすく身体に吸収されやすいものなのだそう。カルシウムは骨粗しょう症の予防にも大切な栄養素といわれます。積極的に摂取していきたいですね。

食物繊維が豊富!

なんといっても、しらたきと糸こんにゃくは食物繊維が豊富な食べものです。
食物繊維には、水溶性と不溶性の二種類があります。こんにゃくの食物繊維は不溶性のものです。これは水を吸収してふくらみ、消化されずに大腸にたどりついて腸を刺激し排便を促してくれます。また老廃物を一緒にかき出してくれるはたらきもしてくれるそうです。

ただ、食物繊維は消化しにくいため、毎食こんにゃくだけを大量に食べるような過剰摂取は腹痛をおこしたり、最悪の場合は腸閉塞をひきおこす原因ともなりますので注意も必要です。

しらたきと糸こんにゃくの効能

しらたきや糸こんにゃくの効能として、多く知られているところでは肥満防止になることです。まずはカロリーがゼロに近い低カロリー食材であるためです。ほかの食材と組み合わせて取ることで、食事全体のカロリーをおさえることができます。また、スルスルと食べやすいしらたきと糸こんにゃくですが、ある程度の弾力があり、噛むことで満腹感を高めてくれます。
糖質もゼロであることから、人気の糖質制限ダイエットにもぜひ取り入れたい食材です。

また、こんにゃくにはブドウ糖が含まれていないため、食べても血糖値の上昇をおさえやすくなります。食事をした際の血糖値の上昇がゆるやかなほど、肥満にはつながりにくくなるといわれているのです。

低カロリー

ダイエット食材といわれて、まっさきにこんにゃくを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。小麦から作られた麺は炭水化物のため糖質も高く、また高カロリーになりがちです。ダイエット中は避けておきたい食事ですが、わかってはいても無性に食べたくなるときがありますよね。
そんなときは無理に我慢する必要はありません。しらたきや糸こんにゃくを麺の代用として使ってみましょう。コツは麺をまったく使わないのではなく、半分をしらたきや糸こんにゃくに置き換えること。「麺を食べた」という満足感を得られつつ、カロリーを抑えられるのでおすすめです。意外に糖質やカロリーが高めの春雨にも置換えやすいです。

保存がきく

開封前のしらたきと糸こんにゃくは、常温で長期保存ができます。直射日光の当たらない涼しい場所に保管すれば、製造日から1~3ヶ月程度も持ちます。正確な保存期間は袋に記載された日にちを確認しましょう。
一度で使い切れなそうな場合は、あらかじめ袋に入った液体を捨てずに保存容器に取っておきます。この液体はアルカリ水で殺菌作用があるため、残ったしらたきや糸こんにゃくを入れておけば長持ちします。
うっかり袋の水を捨ててしまったときは、水道水につけて保存します。まめに水を交換すれば数日は持ちます。ですが、こんにゃくが溶けてきだしたら傷んでいる証拠なので食べないようにします。 

また、しらたきや糸こんにゃくは冷凍保存も可能です。冷凍をすると、水分が抜けて、固くコリコリとした歯ごたえのある食感となります。ビーフンに近い感じでしょうか。煮物などにすると煮汁がよく染みこみます。油との相性もよく、炒めてもおいしいです。自然解凍か、茹でて解凍したものを調理します。

 

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