ブルーベリーは目にもいいとよく聞きますが、色々調べてみました。
ブルーベリーと呼ばれるものを大きく分けると3つの種類に分けられます。
小さな粒の中に甘酸っぱさが詰まった「ブルーベリー」。ケーキやジャムなどの材料としても人気のある果実です。またブルーベリーは栽培がしやすいので、園芸用の小果樹としてもおすすめです。労力をそれほど必要としない手軽さと、北海道や本州全域で育つ幅広い適応力、そしてしっかり管理すれば農薬を使わずに栽培できる点が大きな魅力。小さくてかわいらしい果実はおいしくて栄養価が高く、しかも秋には紅葉も楽しめるので、まさに「手軽」「おいしい」「美しい」の3拍子が揃った果樹といえるでしょう。
ブルーベリーには大きく分けておもに寒冷地向きの「ハイブッシュ系」、おもに暖地向きの「ラビットアイ系」、荒れ地に自生する「ローブッシュ系」の3つの系統があります。日本ではハイブッシュ系とラビットアイ系が主流で、ローブッシュ系はほとんど栽培されていません。
- ハイブッシュブルーベリー
- ラビットアイブルーベリー
- ローブッシュブルーベリー
- 単一品種での出荷はほとんど見られません
- 国内の産地
- 輸入されているもの
- ブルーベリーは夏が旬
- ブルーベリーの歴史
- ブルーベリーの栄養と効能
- ブルーベリーの旬はとても短い!
- ブルーベリーマフィン
- サクサクフルーツパイ
3つの種類
ハイブッシュブルーベリー
北アメリカ原産。主に寒冷地や高冷地で栽培されています。果実が大きいのが特徴です。
ノースランド、ランコーカス、フロリダブルー、エイボンブルーなどがあります。
1906年にアメリカの試験場に植えられ、その2年後から品種改良が行われています。果実は大きめで品質は良好。寒冷地向きの品種なので、関東から北の地方で栽培されています。おもな品種に「ブルークロップ」や「バークレイ」、「コリンズ」などがあります。
ラビットアイブルーベリー
アメリカ東南部原産。果実が成熟する途中ウサギの目のように赤くなることからこの名前が付けられたそうです。 比較的、暖地向きの品種で、ウッダード、ホームベル、ティフブルー、バルドウィンなどがあります。アメリカでは1925年頃から本格的な研究が行われています。果実の品質は優れていますが、サイズはハイブッシュ系よりもやや小さめ。おもに関東から南の地方で栽培されています。「ウッダート」や「ティフブルー」、「ブライトウェル」などの品種があります。
ローブッシュブルーベリー
野生種で、北欧やアメリカ北東部からカナダ東部に広く自生しています。果実は小さく、黒紫色で、酸味が強いものが多いため主に加工用とされ、そのまま生のまま食べられることはほとんど無いそうです。
バークレイ、コリンス、ウェイマウス、アーリーブルー、スパルタン、などがあります。果実は風味がありますが、生食よりもジャムやジュース、サプリメントの原料などの加工用として使われています。日本ではほとんど栽培されていませんが、おもな品種に「チグネクト」があります。
単一品種での出荷はほとんど見られません
ブルーベリーは 自家不結実といって、同じ品種の花粉では受粉しないそうです。そのため、ブルーベリーの果樹園には複数の品種を混ぜて植えられ、出来た果実は一緒に収穫され、パックに詰められるため、そのパックには複数の品種が混じっているというわけです。国内では通常栽培のものと、無農薬栽培のものがあります。
ブルーベリーの産地は
国内の産地
国産では長野県が最も多く、全国の約2割を生産しています。次いで茨城県や群馬県、それに東京都などが続きます。それ以外にも岩手県、青森県、千葉県などからも出荷されています。
輸入されているもの
海外からはアメリカ、ニュージーランドを中心に、チリやオーストラリア、カナダなどから、年間通じて輸入されています。
ブルーベリーは夏が旬
輸入物は産地を替えながら通年安定して入荷されているので、特に旬は無いと言えます。
国産では主に6月から8月にかけての夏に収穫され出回ります。
ブルーベリーの歴史
北米原産のブルーベリーはアメリカ先住民にとって重要な果物でしたが、大規模な栽培は行われていませんでした。本格的な栽培が始まったのは1920年頃といわれています。
日本に入ってきたのは1951年(昭和26年)。しかも、民間で栽培が始まったのは1976年(昭和51年)頃です。新しく登場したブルーベリーの健康機能性に注目が集まり、作付け面積はますます拡大。ガーデニングブームの追い風もあって今ではすっかり日本でも定着しています。
ブルーベリーの栄養と効能
注目成分 アントシアニン
期待される効能
高血圧予防、動脈硬化予防、 眼精疲労改善、がん予防、便秘改善、ブルーベリーに多く含まれているビタミンEは、血液の循環をよくしてサラサラにする働きがあるといわれているので、高血圧予防や動脈硬化予防に効果があるとされています。
豊富に含まれているアントシアニンは、眼精疲労の改善に効果が期待できるほか、活性酸素を取り除く抗酸化作用があり、がん予防にも有効といわれています。
ちなみにサプリメントの原料としてよく使われているのは「ビルベリー」という種類。ビルベリーはアントシアニンの含有量がとても多いのですが、厳密に分類するとブルーベリーではありません。ブルーベリーには食物繊維も多く含まれ、便秘改善にも効果が期待できます。
①視力向上
アントシアニンが目にいいということは古くからいわれてきました。目の網膜視細胞で光を伝達するロドプシンの再合成を促進する働きがあります。
②ガン予防
近年の研究で、アントシアニンには活性酸素を抑制する効果があることがわかってきました。人間の体内で発生する活性酸素は、ガンや様々な生活習慣病の原因になります。アントシアニンが持つ抗酸化性は、緑茶のカテキンに匹敵するものだそうです。
③その他効用
さらに、アントシアニンには老化防止、記憶力増強、運動機能改善に効果的です。
ブルーベリーの旬はとても短い!
かじると酸味と甘みが口の中で弾けておいしいブルーベリー。みなさんは生のブルーベリーを食べたことがありますか?生のブルーベリーはあまり長持ちしないため、冷凍のブルーベリーをよく食べる方が多いかもしれませんね。 冷凍であれば一年中食べることができて便利ですが、ぜひ新鮮な生のブルーベリーを食べてみてください。しかし、生のブルーベリーの旬はとても短いです。
生のブルーベリーの食べ方
皮ごと食べる
もっともシンプルな食べ方は、皮ごと食べる方法です。軽く洗ってそのまま食べると、ブルーベリーそのもののおいしさがダイレクトに味わえます。果物は皮と実の間にたくさんの栄養が詰まっているので、皮ごと食べるのは健康にも良いですね。
デザートにトッピング
ブルーベリー 140g
グラニュー糖 70g
レモン汁 適量
ブルーベリーマフィン
材料 ( 直径7cmのマフィン型 8 個分 )
サクサクフルーツパイ
材料 ( 4 人分 )
ブルーベリー 18~24
粒餃子の皮 6~8枚
バター (溶かし用) 適量
グラニュー糖 適量
<レンジカスタード>