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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

お米の種類は世界でいくつあるの? Fin

世界中で生産されているお米には、大きく分けてジャポニカ米、インディカ米、ジャバニカ米の3種類があります。日本で1993年に起こった米不足のときに海外から輸入されたのは主に「インディカ米」ですが、日本で多く食べられているのは「ジャポニカ米」という種類です。

今回は、日本のお米は種類によって特徴と有名なお米の特徴を紹介します。

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まずは!普段、私たちが何気なく食べているお米は、コシヒカリ、ササニシキ、あきたこまちなど、さまざまな種類があります。日本人に古くからずっと親しまれてきた主食であるお米は、さまざまな品種改良によって種類ごとに特徴を持っています。そんなお米の有名どころから8品種をご紹介しましょう。

まずは王道!コシヒカリ系5品種

まずは、日本のお米の王道とも言えるコシヒカリ系の5品種

コシヒカリ

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コシヒカリは、言わずと知れた「お米の最高傑作」です。全国各地で作られていますが、その中でも新潟県魚沼産のコシヒカリはこの品種の出身地でもあり、令和元年産の米の食味ランキングで特Aの評価を得た逸品。独特の粘りと、噛みしめるほどに口の中に広がる旨みや甘みがとても強いお米ですが、作る地域によって味が異なるので、ぜひ実際に味わってみてください。

■”おいしいお米”を目指して誕生■
北海道と沖縄を除く全国で作られている「コシヒカリ」。お米の品種別作付状況も2位のひとめぼれに大差をつけてトップとなっています。

「コシヒカリ」の歴史は戦時下の1944年に始まります。新潟県で「農林22号」と「農林1号」の交配が行われました。病気に強い「農林22号」と収量が多く食味に優れた「農林1号」、両方の特徴を合わせ持つ品種の開発が目的でした。

有望な系統の一部が福井県の試験場に引き継がれ、「越南17号」として全国各地で栽培試験が行われます。しかし、味はおいしいものの、病気に弱いことや稲が倒れやすいことが欠点でした。

そんな中、1965年に新潟県が全国に先駆け奨励品種として採用。多収米が求められる時代であったにもかかわらず、品質や食味などを重視した“おいしいお米づくり”を第一に考えてのことでした。

■「コシヒカリ」おすすめの産地3選■

1.兵庫県・丹波篠山産コシヒカリ

魚沼産と並び称されるブランドである丹波篠山産のコシヒカリ。篠山市は、昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候により、甘みと粘り気を持つ理想的なコシヒカリが生まれます。粒ひとつひとつの大きさも魅力です。安全、安心で個性・特長がある県産食品を対象にしている「兵庫県認証食品」にも登録されています。

 

2.福島県・白河産コシヒカリ

福島県の白河地方は、阿武隈川の清らかな水と昼夜の大きな寒暖差が生み出す良質なお米の産地として知られ、米の食味ランキングでも最高ランクの「特A」を獲得しています(福島県中通り産米として)。

 

3.石川県・奥能登産コシヒカリ

海に囲まれた傾斜地である能登半島は、新潟県魚沼市とほぼ同じ経度に位置し、肥沃な土地を持つ石川県一の米どころ。昼夜の寒暖差も1年を通じて大きく、いい米ができる条件が整った理想的な地域です。

あきたこまち

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美しいネーミングとマッチして、炊きあがりもとても綺麗なごはんです。コシヒカリ譲りの甘みや旨みだけでなく、味や香りのバランスが良くあっさりした食感で「完成したお米」と呼ばれることもあります。米粒の断面も綺麗なので、海苔巻きにしても綺麗に仕上がりますよ。

■おもな産地■
あきたこまちは全国で生産されています。おもな産地としては、やはり秋田県!秋田県では、作付面積80%のシェアを誇ります。また、お隣の岩手県も産地として有名です。 あきたこまちは、交配種子を用いて作られた品種なので、今でも品種登録がされておらず、知的財産としての証明ができていません。なので、全国で作ることができ日本の数あるお米の品種のなかで3番目に多い生産高となっています。
 
コシヒカリを親にもち、コシヒカリのいいところを譲り受けたあきたこまちは、甘みがあり粘り家のあるもちもちした食感です。香り、旨み、甘み、食感などのバランスよく水分量も多いので、炊きたてだけでなく冷えてもおいしいと人気のお米です。
 
■繊細な和食との相性が抜群■
あきたこまちは、薄味な和食との相性が抜群だといわれています。煮物や汁物、焼き物などとの相性もよくおかずの味を引き立たせてくれます。 また、コシヒカリほどのコシの強さがないので、お寿司や丼ものにも適しています。

 

ひとめぼれ

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ひとめぼれは、1981年に宮城県で開発されたお米です。コシヒカリとコシヒカリの子である初星を交配し、食味と耐冷性を両立させたのが「ひとめぼれ」。宮城県が主産地で、「見て美しさに『ひとめぼれ』、食べて美味しさに『ひとめぼれ』し、たくさんの人に愛されてほしい」と命名された名前のように、バランスがとれていて食べやすく、多くの人に愛されているお米です。実際に、生産者だけでなく消費者にも抜群の知名度と人気があります。 1993年の冷害で収穫量が激減した「ササニシキ」に代わる品種として注目され、1994年にはコシヒカリに次ぐ作付面積全国2位を記録。味もよく、栽培も比較的簡単なため、現在では青森県から沖縄県まで広い地域で生産されています。

■特徴■
粘りが強く、飽きのこない甘み。「冷めてもおいしい」のが特徴ひとめぼれは、粘りの強さと飽きのこない甘みが特徴。炊き上がりはふっくら、食感はもっちりとしています。また、粘り、甘み、ツヤ、うま味、香りのトータルバランスに優れていて、ひと言でいえば「オールマイティーなお米」です。 ガツンと強い味わいではなく、どちらかというとやさしい味わいなので、いろいろなおかすに合わせられます。また、「冷めてもおいしい」という特徴もあるので、おにぎりやお弁当などにもうってつけです。

 

 

ヒノヒカリ

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東の横綱・コシヒカリに対し、西の横綱とも呼ばれている「ヒノヒカリ」は、コシヒカリと黄金晴(コガネバレ)の交配によって生まれました。粒は小さいながらも厚みがあって輪郭がはっきりしていて、弾力があって食べ応えも良く、九州では多くの家庭で使われています。ご飯粒が水気でつぶれにくいので、牛丼や親子丼などの丼ものや、カレーライスなどにもおすすめです。

■ヒノヒカリの特徴■
ヒノヒカリの特徴は、コシヒカリを父に持つ、食味の良さといわれています。粒の大きさは、さほど大きくありませんが、粒の厚みがあり、全体的に丸みをもった粒です。

ヒノヒカリは、関東以北ではあまり聞きなれないお米ですが、九州地方では常用米として人気があります。またヒノヒカリはコシヒカリと似た食味や輝きをもっていながら、コシヒカリより価格が安いことから飲食店にも人気があります。


米のもちもちした食感や、炊いたときの粒の光沢はとても状態がよく、食べたときの食感は親である「コシヒカリ」によく似ています。粘り気もバランスがよいので甘みと合わせて楽しむことができますよ。 コシヒカリのよいところをバランスよく吸収したブランドといえるのでコスパも最強の銘柄ですね。

■奈良県産■
近畿地方で作付け面積が広い奈良県は、米食味ランキングで連続「特A」評価を得ており、非常に仕上がりのよいお米です。奈良盆地という恵まれた気候条件と豊かな自然から生まれるおいしい甘味をぜひ、お試しください。

 

ミルキークイーン

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コシヒカリをベースに、日本で改良された低アミロース品種です。アミロースとはお米に含まれるデンプンの一種で、アミロースが多いほど粘りが少なく、アミロースが少ないほど粘りが多いご飯になるという特徴があります。つまり「粘りが強く」「モチモチした食感」がミルキークイーンの大きな特徴。冷めても固くなりにくいので、お弁当やおにぎりにぴったりです。

我が家のお米!いつもお世話になっております。うまい!

■もっちりとした“低アミロース米”の代表格■
「ミルキークイーン」は、コシヒカリの突然変異からうまれた低アミロース米品種で、もっちりとやわらかめの食感が人気のお米です。
低アミロース米とは、アミロースの含有率が一般的な白米(うるち米)よりも低いお米のこと。アミロースはお米の粘りに関係しており、アミロースの含有量が少なくなるほどごはんの粘り気は強くなり、もちもちとした食感になります。
お米を好みによって選ぶ時代となり、もちもちとおいしい低アミロース米への注目が高まっています。そんな低アミロース米の代表選手とも言える「ミルキークイーン」は、コシヒカリよりアミロース含有量が低く、炊飯後の粘りの強さと、つやつやとした炊きあがりが特徴です。「ミルキークイーン」という名も「低アミロースで米の粒がミルク状に白く不透明になること」を表現しているそう。

「ミルキークイーン」は、何といってももっちりとソフトな食感が魅力です。
低アミロース米なので、やわらかく、ふっくらとしていて冷めてもおいしさが持続。お弁当やおにぎりの他、炊き込みごはんなどの和食に最適です。炊飯するときは、いつもより水を少なめにするのがおすすめですよ。
また、古米など粘りが少ないお米に低アミロース米を混ぜて炊くと、粘りが出ておいしくなるというメリットも。お米がパサパサしていると感じるときは試してみるといいでしょう。


 

個性的なその他3品種

ササニシキ

かつてコシヒカリと並ぶ良食味のブランド米だった「ササニシキ」。日本人のお米の嗜好が粘りの強いものになったことや、冷害や病気に弱く生産が難しいことから作付けが激減し、根強い人気はあるものの、店頭では珍しい品種となりました。
しかし、その控えめな甘さと旨み、さっぱりしてやわらかくほぐれるような食感は、寿司ネタやおかず本来の味を引き立ててくれるので、寿司飯の定番としてプロの寿司職人に愛され続けています。ササニシキを置いているスーパーはほとんど見なくなってしまった今だからこそ、お取り寄せでササニシキを味わってみてはいかがでしょうか。

 

キヌヒカリ

コシヒカリほど粘りはなく、ソフトな口当たりとさっぱりした味が人気の品種で、ササニシキと同じように、関東以西のお寿司屋さんでよく使われています。美しい輝きと優しい味はごはんの中でも特に気品を感じられるもので、どんなおかずにも合わせやすく女性にも人気。厳密にはコシヒカリ系で、複雑に交配を重ねた品種ですが、コシヒカリのひ孫に当たる血筋を持っています。

 

つや姫

名前の通り際立つ白さとツヤ、大粒のお米特徴の「つや姫」は、炊き上がりのツヤに加えて「甘み、旨み、粘り」のバランスがよく、口に入れたあとふんわりと広がる甘みが秀逸です。 山形県で食味日本一を目指して開発された「つや姫」はコシヒカリをも凌ぐ美味しさと言われ、あっという間に人気の高級銘柄になりました。母系の祖母がコシヒカリの突然変異、母系祖父がキヌヒカリと、薄いもののコシヒカリの血も入っています。

 

 

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