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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

今更聞けない!世界三大スープ!なのに・・・・4

今更聞けないシリーズ第4弾!今回は少しややこしい?スープについて紹介します。
世界三大スープって何?と聞かれたらスムーズに答えられるでしょうか。
世界三大スープとは「ボルシチ」「トムヤムクン」「ブイヤベース」「フカヒレスープ」の4つです。あれ?一つ多くない?

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三大スープなのに4つもあるのはどうして?と不思議ですよね。
世界三大スープと呼ばれるスープは誰が言い出したわけでもなく、長い歴史をかけてそう呼ばれるようになったそうです。
どのスープもこだわりがあり甲乙つけられず、3つに絞られることなく現代に至っているそうです。

確かに、どれも違ったおいしさがあり、感じ方はそれぞれなので、人によって「これが世界三大スープだ」と感じるスープが違うのは当然ですよね。だったら世界4大スープでもよかったのに、って個人的には思います。
では、世界三大スープの特徴についてみていきましょう。

 

ブイヤベース『Bouillabaisse

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地中海に面したフランスのプロヴァンス地方は、漁業の盛んな土地柄で、マルセイユでは1980年に「ブイヤベース憲章」が制定されました。これは、伝統の味を守るために具材や作り方などを定めたもので、ブイヤベース憲章を忠実に守ったブイヤベースを提供しているお店は「憲章登録店」として認められています。

そこで働く漁師たちが商品価値のない魚を煮て、家庭料理として食したのが、ブイヤベースの発祥です。しかし、新鮮な海鮮がたっぷり入ったスープは、観光客の目に留まり、やがて名物料理として世界に知られるようになりました。

 

ブイヤベースと名乗るために必要な具材

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例えば、「カサゴ、足長ガニ、ホウボウ、アンコウ、西洋アナゴ、オコゼなどのなかから4種類が入ること」と言った内容です。このうま味たっぷりなスープにクルトンのように揚げたバケットを添えていただきます。たまりませんね!他にも、オプションとして加えていいもの、入れてはいけないものなども決められています。このこだわりこそが、「世界三大スープ」と呼ばれる所以なのでしょう。

 

フカヒレスープ『鱼翅汤』

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食材としてのフカヒレの歴史は、中国の明の時代にはじまります。身分の高い人びとの間で珍味として重用されており、フカヒレを使ったさまざまな料理が提供されるようになります。

その中で、最も人気の高かったのがフカヒレスープだったのでしょう。線維に沿って細く割いた身を入れるスープが中国料理の定番として浸透していきます。日本は、このフカヒレの生産国として知られています。いまでこそ漁獲高では他国に1位の座を譲り渡していますが、フカヒレを最高の状態に仕上げる加工技術においては世界一だと言われています。

フカヒレそのものに味はないものの、とろみのある鶏ガラスープがよくからみ、香りが食欲をそそります。フカヒレのほか、鶏肉やタケノコ、干ししいたけなどを使って作るのが一般的です。そうした背景からか、日本人もフカヒレスープが大好きです。このスープでなければ味わえない歯ごたえと深い旨みには、世界三大スープとしての品格が感じられます。

■ポイント■
フカヒレは83.9%がタンパク質で、コラーゲン、ビタミンB群が豊富に含まれています。また、ミネラル類ではカルシウム、マグネシウム、亜鉛も含まれています。海に面しさまざまな食材が取り入れられる広東料理で、フカヒレは扱われるようになりました。


日本では、日本の気仙沼産が有名で、江戸時代はナマコ、アワビとあわせて中国に輸出をしていました。今でも加工技術が優れているため高級品として扱われています。
とろみの付いたスープとゼラチン質のフカヒレが、のどごしにつるりとしてたまらない一品です。

トムヤムクン『ต้มยำกุ้ง

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トムは「煮込む」、ヤムは「混ぜる」、クン「海老」という意味なので、「海老を混ぜた煮込み料理」という意味になります。

このスープの人気は、具材の出汁がしっかり出たスープに酸味と辛味でバランスとさらに、レモングラスやナンプラーが加わることで、独特の風味が生まれます。

この独特の味付けがなされている点で、世界中に多くのファン非常に多いです。

「世界三大スープ」に入るかどうかは、議論の分かれるところです。しかし、4つのスープの中では、もっとも気軽に注文ができるスープかも知れません。レルギーに方はごめんなさい!

 

ボルシチ『Борщ

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甜菜の一種であるテーブルビート『ビーツ』を使った赤くて甘味のあるスープです。ロシア料理店に行った時によく出会うスープですが、発祥はウクライナで、ボルシチとはウクライナ語で「草や薬草の煮汁」という意味があるのだとか。
今ではロシア全土で食べられており、ロシア料理として知られています。

その後、東欧に広がり、ヨーロッパでの人気は高いようです。日本人にとってはあまり馴染みのないスープですが、一度食べると、包み込まれるような優しい味が忘れられなくなります。

ボルシチはビーツのほかに、牛肉や玉ねぎ、にんじん、じゃがいもなどを入れてじっくり煮込みます。ビーツはてんさい糖の原料にもなる甜菜の一種のため、ボルシチはほんのり甘味のある優しい味わいです。サワークリームを添えるのが定番で、甘味と酸味のコラボレーションを楽しめます。

きっと寒い冬を乗り越えるための知恵から生まれたスープなのでしょう。このボルシチは、トムヤムクンと「世界三大スープ」の中の3つ目の席を争う間柄です。しかし、どちらも極めて個性的でおいしいスープであることに間違いはありません。どちらも捨てがたいゆえの議論なのですから、同立3位という結論もあり得るのでは? きっとスープ好きのグルメたちも納得するに違いありません。

 

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最後に

如何でしたでしょうか!この寒い時期にはトムヤムクンとかボルシチなんかが飲みたくなりつつも!個人的にはオニオングラタンスープをつつきたい!時期候補のオニオングラタンスープに1票を入れたい。

 

 

 

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