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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

今更聞けない世界三大料理とは『特別編』

たま〜に気になったり、聞いた事があるかもしれない『世界三大料理』!今回はその『世界三大料理』について詳しく紹介したいと思います。

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さて!世界三大料理!国は答えられますか?

ヒント!

どれも宮廷料理として発展し、その国の支配下にある地域を中心に広がって行きました。そして、広がった先でもその地域の料理と融合し形を変えて親しまれています。

 

答え!

世界三大料理は、中国料理・フランス料理・トルコ料理を指します。。

 

世界三大料理について

フランス料理と中華料理は日本でもなじみが深く、納得する方も多いと思いますが、なぜ世界三大料理にトルコ料理が入っているのか疑問に思っていることも多いと思います。

それは!
トルコ料理が周辺のアラブ、ギリシア、東ヨーロッパの食文化を広く取り入れ、また広く拡散したという歴史的文化的背景があるからです。

■ポイント■
14世紀から20世紀初頭まで長らく地中海一帯に勢力をふるっていたオスマントルコ帝国の時代に取り入れられた各国の料理はトルコ料理となって逆輸出されさらにオスマントルコの範図を超えてポピュラーになっていったのです。

日本でもなじみのある『ロールキャベツ』や『ピーマンの肉詰め』などの料理はトルコがルーツだと言われております。

しかし、この「世界三大料理」の定義は主に欧州の料理研究家などにより、かなり昔になされたものなので、現代の世界的な知名度や評価、私たちの感覚とは必ずしも一致しないところがあるのも事実です。

では、その世界三大料理の「フランス料理」「中華料理」「トルコ料理」について紹介していきます。

 

世界三大料理の一つ目「フランス料理」

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宮廷料理人たちは、1787年(天明7年)のフランス革命により職を失い、自分の店を街で開くこととなり、庶民にも質の高い料理文化が広まりました。19世紀には「ガストロノミー」(美食学)を確立したブリア・サヴァランなど食通が多く現れたことも、「美食の国 フランス」と称される理由のひとつと言えます。

フランス料理の特徴

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何といってもソースが高度に発達し、洗練されたものであることです。フランス料理の原型はイタリア料理なのですが、イタリア料理がどちらかというと素材を生かしたシンプルな調理法が多いのに比べ、フランス料理は素材とソースを組み合わせて複雑で奥行きのある料理、というイメージなのです。

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コース料理の場合、料理が出てくる順番は、『オードブル』→『スープ』→『お魚料理』→『お肉料理』→『チーズ』→『デザート』ですが、レストランによってはオードブルやデザートが複数種類出てきたり、『肉料理の前に口直しのシャーベット』が出されたりすることがあります。

反対に、いくつかを割愛する場合もあります。和食と同じく、カジュアルなレストランほど食事は短時間、安価、品数が少ないと考えて良いでしょう。

一昔前まではバターソースやホワイトソースなどこってりとしたイメージだったフランス料理も、近年では時代の流れに合わせてヘルシーで素材を生かす調理法が多くなってきました。

フランス料理の代表的な食材と料理

よく知られている特徴的な素材はフォアグラ、トリュフ、エスカルゴ、ジビエ、ホワイトアスパラガスなどですが、1つの村に1つのチーズと言われるほど多様なチーズ、テーブルワインから高級ワインまで星の数ほどあるワイン、クロワッサンやバゲットに代表されるパンの数々…魚介などもよく食され、フランス料理に広がりを持たせています。

ソースはよく知られているマヨネーズソースをはじめ、さっぱりとしたヴィネグレットソース、ビーフシチューのようなドゥミグラスソース、甲殻類の味噌を使ったアメリケーヌソースをはじめ枚挙にいとまがありません。

メニュー名としてはコンソメスープ、テリーヌ、ポトフ、カスレ(白いんげん豆と肉の煮込み)、リエットなど日本で馴染みのものだけでも多々あります。

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スイーツもカヌレ、ガレット、マカロンなどなど、こちらもおなじみのものが数多くあります。

フランス料理のマナー

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以前紹介はしましたが、マナーのポイントさえ押さえておけばさほど緊張する必要はありません。まず、たくさん並んだフォークやナイフは外側から使います。

ナイフとフォークを皿の上に並べて置けば食べ終わったというサインになります。食べ途中の場合は皿の上にハの字にして置いておきます。

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ナフキンはオーダーを済ませ、初めのドリンクや料理が出てくる前に膝に広げます。中座する時は軽くたたんで椅子の上に、食事が終わったら畳まずに適当にテーブルの上に置いておきます。「畳むのを忘れるほど料理が美味しかった」という意味なのだそうです。

その他ワインのテイスティングの仕方やフィンガーボールの使い方など、色々細かいことはありますが、気になることがあれば事前に調べておくのも良いでしょう。基本的には皆が気持ちよく食べられるマナーを守っていれば良いのです。

農業国フランスの産物はACC法によって厳しく品質管理されているので、国際的にも非常に信頼があります。そのようなこともフランス料理が世界中に広がり、親しまれていることに関連があるのかもしれません。

世界三大料理二つ目「中国料理」

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中華料理の特徴

こちらも以前紹介しましたが、広い国土と長い歴史の中で、実にバラエティーに富む料理として発展してきた中華料理の特徴を一言で述べるのは難しいのですが、冷たい料理や飲み物が少ないこと、油を多用して強い火力で調理するものが多いことなどは挙げられるでしょう。

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また、世界三大料理に数えられる理由には、数千年にわたる君主政治のもとで、宮廷料理として発展した一面がよく挙げられます。中国は4,000年の歴史を持ち、文書で記録がある春秋時代(紀元前770~403年)には犬の肝臓を使った珍味や、スッポン料理など高級料理が、君主の宴席や儀礼的な食事に登場したという記述が「周礼」や「左伝」といった書物にみられます。このような時代から、高貴な人々の宴席では貴重な食材がかき集められ、豪華な料理を出されてきたようです。

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そして、王宮があった都では、宮廷料理として普及していきました。
現在は北京、上海、広東、四川料理と4つに大別されますが、民族や地方によって調理法や味付け、食材などが異なります。調理法は高度に発達し、例えば青菜を炒めること一つにも時間の長短や技法、調味料の組み合わせで100種類以上のバリエーションができるほどです。

 

中国料理の代表的な食材と料理

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中国料理の特徴は、「空を飛ぶものは飛行機以外、四つ足の物は机と椅子以外なら何でも食べる」などと揶揄されるくらい多種多様な素材を使用することです。

日本ではよく中国料理を4つに分類しますが、それぞれの特徴と代表的な料理は次の通りです。北方系の「北京料理」は塩辛く味の強いものが多く、北京ダック、ジャージャー麵、水餃子などがポピュラーです。

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西方系の「四川料理」はスパイシーで辛いものが多く、麻婆豆腐、唐辛子入り麺のサンラータンなどが有名です。南方系の「広東料理」は素材の味を生かした比較的優しい味のものが多く、日本では一番普及しています。

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代表的な料理にはシュウマイ、エビ蒸し餃子、チャーシューなどおなじみのものが多くあります。東方系の「上海料理」は甘味を感じられるものが多く、八宝菜、小籠包、ワンタンなどが代表格です。

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食事と一緒に老酒(紹興酒など)や中国茶を飲めば、中華料理の美味しさも倍増します。お茶は定番のウーロン茶だけでなく、ジャスミン茶や鉄観音など色々なものに挑戦してみると面白いです。

レストランによってはさらに色々なお茶を揃えている所もあります。大皿に盛られた料理を円卓に座って順に取り分ける伝統的な食べ方の他に、飲茶形式、フランス料理のように1人分が一皿ずつ出されるヌーベルシノワ形式などもポピュラーになってきました。

世界三大料理の三つ目「トルコ料理」

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日本では「ケバブ」などで知られるトルコ料理。肉料理や乳製品について素材、調理法のバラエティが豊富です。

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ヨーロッパとアジア、アフリカに接する地であり、3つの料理文化が融合している土地柄が料理文化の発展に大きく影響しました。13~20世紀にあったオスマン帝国は、最盛期にはアフリカ北部からヨーロッパ南東部、西アジア、黒海沿岸にまで領土を広げていたと言われています。この間、各地の料理文化とトルコの文化が溶け合い、様々な料理が生まれました。

日本でも人気が高いイタリア料理をはじめ、トルコ料理は各地の料理の基礎になっていると考えられています。

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また、トルコ料理は中東、ギリシア、ブルガリアなど地中海、黒海沿岸の料理の影響を受けています。シルクロードが通っていたトルコにはアジアからヨーロッパまでの広い範囲の香辛料や調理法が集積され、豊かなバリエーションを持つ料理に発展しました。

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ヨーグルトを多用するなど日本とは違う面もありますが、概してさほどスパイシーでなく日本人の口には合いやすい料理です。ただ盛り付けは単純で、こちらの面ではあまり発達しなかったようです。

■歴史的背景■
トルコには14世紀頃、オスマン帝国という巨大帝国がありました。オスマン帝国の力はあまりにも強く、一時期は東ヨーロッパやアラビア、北アフリカなど広大な領地を支配していました。オスマン帝国の皇帝(スルタン)の住む「トプカプ宮殿」の調理場は「味の研究所」と呼ばれ、帝国内の様々な地域からシェフが集まり、種類豊富な食材の研究に勤しみました。

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そして、異国情緒溢れる新しい味や食感を追求し、腕を競い合いました。トルコ料理が大きく発展したのは、このオスマン帝国時代です。

トルコ料理の代表的な食材と料理

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トルコはイスラム教信者が多いので豚肉はほとんど使われませんが、牛羊鶏をはじめ、魚介類、豆類など多くの食材を使います。

野菜はナス、タマネギ、トマト、キュウリなど日本でもおなじみのものが多くあげられます。ピスタチオ、アーモンド、松の実、クルミなどのナッツ類、ブドウ、イチジク、アンズ、サクランボ、メロン、レモンなどの果物もよく使われます。

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いずれも奇抜な食材ではないので、日本人でも慣れやすいと言えるでしょうね。香辛料はと言うと、コショウ、コリアンダー、クミン、パプリカなどですが、あまり多用はされず、料理も比較的食べやすいものが多いのが特徴的です。その他に、オリーブオイルやヨーグルトなどが調味料のように用いられています。

料理としては前菜の「野菜や豆のペースト(フムスまたはエズメ)」

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「ナスやピーマンの肉詰め(ドルマ)」

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「キャベツやぶどうの葉で具を包んだもの(サルマ)」

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などはトルコ語で名前を知らなくても料理自体は日本でも市民権を得ているものが多くあります。

メインの「ケバブ」には串刺しのシシュケバブ、ひき肉を使ったアダナケバブ、塊をあぶって焼けた部分からそぎ落としていくドルネケバブなどがあります。

ギリシア料理にも見られるムサカ、肉団子のようなキョフテなどもポピュラーになってきました。サバのサンドイッチ、ムール貝に詰め物をしたミディエ・ドルマスなども現地ではよく食べられる料理です。

米料理の種類も豊富で、ほとんどがピラフのような炊き込みご飯で、それだけでも美味しく食べられます。

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デザートではナッツを層状に重ねたバクラヴァ、米を使ったライスプディング、ドンドゥルマと呼ばれる伸びるアイスクリームも一時期話題になりましたよね。

 

トルコ料理の食事のマナー

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トルコ料理のマナーは普通のスプーンやフォーク、ナイフなどを使う西洋料理と同じと考えて良いでしょう。ただ、現地ではイスラム教の慣習で女性のラフな格好は好まれませんのでショートパンツやノースリーブでのレストラン来店は避けた方が無難だと言います。

また、トルコ独特の慣習で香水のような強い香りを手に振りかけたりおしぼりに浸みこませたりすることがあるそうです。

日本でトルコ料理店も増えてきましたが、それでもまだ価格的には安いわけではなく、何よりもどんな料理が分からないのでトライしてみようという人が少ないのが事実です。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。なるほどって思っていただければ幸いです。
世界三大料理でトルコっていうのはみなさん不思議に思いますよね。
わたしも最初は『は?』って思いましたし、どんな料理出してるの?とも思いました。
しかし色々調べているとやはり歴史背景がありますね。
今の時代世界三大料理を更新されればどうなるのかも、知りたい感じですが、なんか揉めそうな予感!しかしません。笑笑笑笑笑笑

 

 

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