実は冬は体を温めるお酒の種類を選ぶことで肌トラブルを予防して、美容に嬉しい効果を得られるのを!
- 体温が一気に上がるのはアルコールのせい
- 体を温めるお酒・冷やすお酒の違い
- 体を温めるお酒
- ウォッカは体を温める?
- 体を冷やすお酒
- ◎肌トラブルを解消する効果
- ◎むくみの解消や太りにくくなる効果
- ◎免疫力のアップ
- ①常温もしくは温かいお酒を選ぶ
- ②おつまみで温かい体をキープする
- ③お酒は適量に
体温が一気に上がるのはアルコールのせい
お酒にはアルコールが入っているので、どれを飲んでも最初のうちはアルコールが働いて血行を良くし、体がぽかぽかと温かくなってきます。
ですが、アルコールには発汗作用も含まれているので、次第に汗をかきだして、結局は体が冷え切ってしまいます。これは、辛くて汗をかく唐辛子などの香辛料と同じ原理です。
体を温めるお酒・冷やすお酒の違い
「お酒を飲むと体がポカポカする」といったことから、全てのお酒は体を温めるものと思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかしアルコールが分解される肝臓の作用により血管が広がり、通常より血行が良くなるため温かく感じるのですが、分解が進むと血管は元に戻るので、その温かさは一時的なことにすぎません。
一方、体を温める作用のあるものが原料となっているお酒が体内に入ると血行が促進された体を相乗効果でさらに温め、冷やす作用のあるものを原料にしている場合は体を冷やしてしまうと言われています。
体を温めるお酒
・日本酒、米焼酎、芋焼酎、紹興酒
原料の米やもち米、麹が体を温めてくれます。日本酒は製造工程で含まれる「アデノシン」に血管収縮を妨げる効果があるため、飲酒後も血行がいい状態が続き温かさをキープできます。
・梅酒、杏酒、チェリー酒
体を冷やしやすい果物の中でも梅や杏、さくらんぼは体を温めます。
・赤ワイン
赤ワインに含まれるポリフェノールの血液サラサラ効果によって血行がよくなり温まります。
ウォッカは体を温める?
ですが、最初に述べたように、飲んで体が温まるのはアルコールによる作用のせいです。
ウォッカを飲んで顔や首は一気に熱をもちますが、暫くすると発汗作用が働いて、体温を奪っていってしまいます。
そのためウォッカを「体を温めるお酒」として選定はできません。
体を冷やすお酒
・ビール、ウィスキー、麦焼酎、ハイボール
原料の大麦や麦には体を冷やす作用があり、ビールやハイボールは冷やして飲むことが一般的なので、体を冷やしてしまいます。
お酒の「温」から得られる効果
体を動かすことで体の熱を作りだしている「筋肉」。女性は男性に比べて筋肉量が少なく体が作りだす熱量が少ないので、もともと温まらない上に冷えやすいので、こういった体を温めるお酒を上手に利用することも大切です。
◎肌トラブルを解消する効果
血行が悪くなると老廃物が滞って肌が荒れ、くすみなどの肌トラブルを起こしやすくなります。また、皮膚の細胞に必要な栄養を体中に運ぶ血流が悪くなると肌に栄養がいきわたらず乾燥を招き、シミやシワの原因となるので、肌トラブルを起こさないためにも体を温めるのは大切なことだと言えます。
◎むくみの解消や太りにくくなる効果
体が温まると血液やリンパの流れが良くなり、老廃物や水分の滞りが改善され、体のむくみが取れやすくなります。また、体が温まれば脂肪を燃焼する代謝がアップするので、食べ過ぎる今の時期でも太りにくくなります。
◎免疫力のアップ
腸が冷えると免疫力が低下するため花粉症やアトピーの症状が悪化したり、風邪やインフルエンザに感染しやすくなったりします。
体を冷やさないお酒の楽しみ方
体を冷やさずお酒を楽しむためには「3つの点」に注意が必要です。
①常温もしくは温かいお酒を選ぶ
暖かい部屋で飲むキーンと冷えたビールや冷たい白ワインは寒い季節でもとても美味しく感じますが、「体の冷え」の面から考えると避けたいもの。これからの季節にピッタリな「定番ホットワイン」や「熱燗」を意識して飲むようにしましょう。
②おつまみで温かい体をキープする
お酒に合うからといって、体を冷やすようなおつまみを選んではせっかくの効果が得られなくなります。おすすめのおつまみは!
・ぬか漬け
・チーズ
・ナッツ類
・レーズン
などは体を温める効果があるので、一緒に食べるおつまみとして最適です。
③お酒は適量に
いくら体を温めるとは言え、アルコールの過剰摂取は体に悪い影響を与えてしまいます。1日の適切な量は女性であればアルコールは20gと言われていて
・赤ワイン…グラス2杯弱
・日本酒…1合
が適正だと言われています。
いかがでしょうか?
これからお酒を飲む機会が増える方は、少しでも肌トラブルをなくすためにも飲むお酒の種類も意識するとより体に良い効果を得ることができます。