夏になると、冷たい飲み物を飲む機会が増えますよね。熱中症を防ぐためにも、こまめに水分補給をしたいところですが、飲み物の種類によっては脱水症状を招いたり、糖分のとりすぎになったりしてしまうため、注意が必要です。
熱中症を防ぐには、どのような飲み物を選べばいいのでしょうか?トライアルで販売している熱中症対策におすすめの飲み物や、水分補給のポイントについてご紹介!
- 熱中症対策に適している飲料って?
- トライアル厳選!熱中症対策におすすめの4つの飲料
- 1 スポーツドリンクなど塩分を適度に含む飲料
- 2 水や麦茶、黒豆茶などのノンカフェイン飲料
- 3 素早くエネルギーを補給できる栄養ドリンク
- 4 熱中症の症状改善に経口補水液
- 飲みすぎを避けたい飲料
- カフェインを多く含む飲料
- 糖分を多く含む飲料
- アルコール飲料
- 熱中症にならない水分のとり方は?
- 1日あたり1,500~2,000mlの水分をとる
- こまめに水分補給する
- 粉状タイプのスポーツドリンクを常備する
熱中症対策に適している飲料って?
これからの暑い季節、熱中症を防ぐために欠かせないのが、こまめな水分補給です。トライアルでも、夏は大容量サイズのペットボトルを購入するお客様が増えます。
とはいえ、飲み物なら何でもいいわけではありません。なぜなら、猛暑日に体温が上がったり汗をかいたりすると、水分だけでなく、ナトリウムやカリウムなど体内のさまざまなエネルギーが消費されるから。いくら水分補給をしても、エネルギーが足りないと、熱中症になってしまうケースがあるのです。
熱中症対策に適しているのは、汗をかいて失われた水分とエネルギーをスムーズに補給できる飲み物。厚生労働省は、熱中症対策のひとつとして、食塩相当量が100mlあたり0.1~0.2g以上の飲料の摂取を推奨しています。
トライアル厳選!熱中症対策におすすめの4つの飲料
夏は、こまめに水分補給をするためにも、常に飲み物を持ち歩くのがベスト。続いては、トライアルで販売している熱中症対策におすすめの飲料を、4つに分けてご紹介します。
1 スポーツドリンクなど塩分を適度に含む飲料
外で仕事をする機会が多い人や、運動をよくする人は、水分と塩分を同時に摂取できるスポーツドリンクがおすすめです。
「ポカリスエット」(大塚製薬)や「アクエリアス」(日本コカ・コーラ)などのスポーツドリンクは「アイソトニック飲料」と呼ばれ、浸透圧が体液と同じになるように調整されているため、体内に吸収されやすいという特徴があります。作業前や運動前に飲むと効果が望め、夏バテで食欲がないときのエネルギー補給にも適しています。
2 水や麦茶、黒豆茶などのノンカフェイン飲料
デスクワークがメインの人など、屋内で過ごすことが多く汗をあまりかかない場合は、水やお茶で水分補給をするのがおすすめです。麦茶やルイボスティー、黒豆茶、コーン茶などは、ノンカフェインな上に、ミネラルも手軽に補給できます。
ただし、お茶の中にはカフェインが含まれている物もありますので、商品パッケージをよく見て選びましょう。
3 素早くエネルギーを補給できる栄養ドリンク
炎天下の中で作業する機会が多い人は、栄養ドリンクを飲むことで、エネルギーを素早く補給できます。栄養ドリンクは、ビタミンBなどのビタミン類を多く含んでいるため、疲労回復に役立つほか、炭水化物などの吸収もサポートしてくれます。
4 熱中症の症状改善に経口補水液
めまいやけいれん、頭痛、吐き気、倦怠感など、熱中症の症状が疑われるときは、経口補水液で水分補給しましょう。経口補水液とは、ブドウ糖と食塩を水に溶かして作られた飲料のこと。スポーツドリンクより速くエネルギーを吸収することができ、熱中症の症状に最も適しているといえます。
水分補給をしても症状が改善しない場合や、水分補給ができないほど症状がひどい場合は、早急に病院に行くようにしてください。
飲みすぎを避けたい飲料
熱中症対策には水分補給が欠かせませんが、飲み物の種類によっては脱水症状を招いたり、カロリー過多になってしまったりしまうことも。ここからは、飲みすぎを避けたい飲料をご紹介します。
カフェインを多く含む飲料
カフェインには利尿作用があり、せっかく水分補給をしても、その水分を短時間で体外に排出してしまいます。コーヒーや紅茶、緑茶、コーラ飲料など、カフェインを多く含む飲料のとりすぎは避けましょう。
カフェイン入りの飲み物を飲むときは、水もいっしょに飲むようにすると◎。眠気を覚ます、集中力を高めるといったカフェインの効果を得ながら、体内の水分も保つことができます。
糖分を多く含む飲料
ジュースや炭酸飲料など、糖分の濃度が高い飲み物を摂取すると、水分の吸収が遅くなります。それによってエネルギーの吸収も遅くなり、熱中症になりやすくなるため、夏場はできるだけ飲むのを避けたほうがいいでしょう。
アルコール飲料
カフェインと同じように、アルコールにも利尿作用があります。お酒を飲むときは、同じ量の水をいっしょに飲むよう意識しましょう。酒類の中でも、ビールは特に糖質量が多いため、熱中症を防ぐためにも、ダイエットのためにも、飲みすぎないようにしたいところです。
熱中症にならない水分のとり方は?
熱中症にならないためには、意識して水分をとることが大切。最後に、1日に必要な水分補給量や、水分補給のタイミングについて見ていきましょう。
1日あたり1,500~2,000mlの水分をとる
私たちの体からは、1日に約1,200mlの水分が失われます。これを補うためにも、1日あたり1,500~2,000mlの水分補給を心掛けたいもの。特に、寝ているあいだは水分が失われやすいため、寝る前と起床後に、水や白湯を飲む習慣をつけるといいでしょう。
こまめに水分補給する
1日の水分補給量がトータルで1,500~2,000mlになるように、こまめに水分補給をすることも大切です。なぜなら、私たちの脳は、汗をかくことで失った水分量の8割程度を補給すると「満足」と判断するからです。
粉状タイプのスポーツドリンクを常備する
汗をかきやすい人は、粉状タイプのスポーツドリンクをバッグに常備しておくのもおすすめ。重たいマイボトルやペットボトルを持ち歩かなくても、必要なときに水を購入して溶かせば、簡単にエネルギーを補給できます。