朝食やおやつとしてなじみ深いコーンフレークですが、栄養はあるのでしょうか?
今回はその『コーンフレーク』についてです。
- コーンフレークとは
- コーンフレークとシリアルの違いは?
- シリアルというのは穀物の総称
- 糖 質
- 食物繊維
- ナトリウム
- コーンフレークのカロリーと糖質量
- ほかの食品と比較すると
- コーンフレークのカロリーは低い?
- おすすめするコーンフレークの食べ方
- よく噛んで食べる
- コーンフレークの普及と変化
コーンフレークとは
朝食として食べたことのある方も多いコーンフレークは呼び名の通りコーン(トウモロコシ)の粉を原料としたシリアルの一種で、カリカリとした食感が特徴。朝食用としての利用が主ではありますが、パフェなどのスイーツ類やフライの衣の食感を出すためにもも利用されています。生産終了が発表され話題となったお菓子「森永チョコフレーク」などもコーンフレークの1種ですから、かなり幅広く利用されている穀物製品と言えるかも知れません。ちなみにコーンフレークは和製英語ではなく英語でも“Corn flakes”と呼ばれています。
コーンフレークの原料はざっくり言えばトウモロコシですが、では粉末のトウモロコシを使って手作りできるかと言うと難しいもの。基本的な作り方としては、乾燥したトウモロコシを挽いたコーンミールに砂糖・蜂蜜・水飴・食塩などの調味料+水を加えて練る→蒸気で蒸し煮にする→ローラー機械で圧力を掛けながら押しつぶす→熱風で乾燥する(→炒る)という流れだとか。
コーンフレークとシリアルの違いは?
朝食などで食べているサクサクしたフレーク、コーンフレークと呼ぶ方もシリアルと呼ぶ方もいらっしゃいますよね。同じ様なニュアンスで使っている言葉ですが、この二つには大きな違いがあります。まず、今回のメインであるコーンフレークは呼び名のままコーンのフレーク=トウモロコシの粉を主原料にして、薄い破片に成型したものを指す言葉。例えばケロッグさんで販売されている「オールブラン」は全粒小麦と小麦ふすまが原料でトウモロコシは使われていませんから、コーンフレークと言われて連想する形をしていますがコーンフレークには含まれません。
シリアルというのは穀物の総称
加工食品としては穀物をそのまま食べられる状態に加工したもの全般を指します。このためコーンフレークはシリアルの1種であると表現されますし、グラノーラやミュズリーなどもシリアルに含まれます。日本では別に捉えがちですが、オートミールもシリアル食品の1種に含まれています。ただし、そうなるとシリアルの幅はかなり広いので調理せずにすぐ食べられるコールドシリアル・加熱調理する必要のあるホットシリアルの二つに大別されています。日本では一般的にシリアル=コールドシリアルのニュアンスで使用されているように感じます。
コーンフレークの栄養
糖 質
コーンフレーク100gには、糖質が81.2g含まれています。
炭水化物に含まれる成分のうち、消化されてエネルギー源となるのが糖質です。糖質が不足すると、エネルギー不足により疲労感を覚えたり、集中力の低下を招いたりすることがあります。過剰に摂りすぎると中性脂肪として蓄積され、肥満の原因となるので注意が必要です。
食物繊維
食物繊維には、血中コレステロール値を下げる、食後血糖値の急激な上昇を抑えるといった作用があります。さらに、腸内のビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌の割合を増やし、腸内環境を整えるはたらきもあるため、便秘対策に摂り入れたい成分です。
ナトリウム
コーンフレークのカロリーと糖質量
糖質量………32.5g
コーンフレークに牛乳をかけたときの1人前(240g)のカロリーと糖質量
糖質量……42.0g
ほかの食品と比較すると
コーンフレークとほかの食材を、100gあたりで比べてみましょう。
エネルギー量(カロリー)… 381kcal
糖質量……81.2g
エネルギー量(カロリー)… 353kcal
糖質量……49.8g
※オールブラン ブランリッチ100gで計算。
エネルギー量(カロリー)… 420kcal
糖質量……65.5g
※「ごろっとグラノーラ 5種の彩り果実」
100gで計算。