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japan-eat’s blog

食に関する事や飲食店の運営に関する内容を記載してます。

ショートケーキ!日本生まれ!

世代や性別を超えて愛される定番スイーツ、ショートケーキ。子供の頃の贅沢品で誕生日には必ずと言って良いほど登場するケーキ!みんな大好きショートケーキ^_^
「ショートケーキ」について調べると、日本の歴史も色々と見えてきました。



 

実は日本生まれのショートケーキ

「不二家」創業者の藤井林右衛門氏は、1912 年にアメリカの洋菓子市場で、スコーンのようにサクサクしたビスケット生地と生クリーム、いちごを重ねた「ショートケーキ」を目にします。彼はそれを日本人の口に合うようアレンジし、1922 年に発売。これが日本でのショートケーキの先駆けといわれます。

 

 

コロンバン

菓子製造視察研究のために渡仏した門倉国輝が1924(大正13)年に東京・大森で創業。1931(昭和6)年には銀座に本店を開店し、サロンを併設した近代的な店は当時話題。

 

日本式ショートケーキのヒントはカステラ

日本式ショートケーキの誕生には諸説あります、その生みの親は日本初の本格的なフランス菓子店コロンバンの創業者である門倉国輝という説と、ペコちゃんでおなじみの不二家の創業者・藤井林右衛門(ふじい・りんえもん)だという説が有力だといわれています。

1958年頃の「不二家」店頭。果物がない冬は缶詰品や栗を飾ったが、この頃にいちごのハウス栽培が普及し、冬も登場するようになった。

 

人気の背景に歴史あり

発売当初の「不二家」のショートケーキの土台は、カステラ生地だったという記録があり、「コロンバン」のそれも、全卵に同量の卵黄を加えた、カステラに近い配合のものでした。「南蛮菓子」として伝来したカステラが日本人の好む菓子として受け入れられていたことが、ショートケーキの人気を後押ししたといえます。

1924 年には東京・新橋で牧場を営んでいた「中沢乳業」が、業務用生クリームの生産を開始。1950 年前後には家庭向け冷蔵庫が普及し、バタークリームから生クリームを使ったケーキへと売れ筋が変化していきます。

 

明確な記録は残っていないものの、ショートケーキは創業時からコロンバンの店頭にすでに並んでいたといわれています。「門倉が『日本人の口に合うケーキを作りたい』との思いでたどり着いたのがショートケーキだと伝わっています」とコロンバン広報室長の太田眞裕さん。

当時のフランス菓子は「ビスキュイ・ジョコンド」と呼ばれるしっかりめの生地と、こってりとしたクリームを使ったケーキが多く、日本人の口にはなかなか合わなかった様子。そこで、門倉はすでに日本人になじみのあるカステラのようなやわらかい生地に、従来のバタークリームやカスタードクリームなどと比べてしつこくない生クリームを合わせてケーキを作ろうとしました。

不二家は!

藤井林右衛門が1910年(明治43年)に横浜・元町で創業。横浜というハイカラな場所もあってか、創業時からクリスマスケーキを販売していたというから驚きです。

 

 

愛され続ける理由

ショートケーキの醍醐味は、ふんわりしっとりとしたスポンジと、口どけのよい生クリーム、甘酸っぱいいちごの3者のバランス。日本より乾燥した気候の欧米諸国では、噛みしめる生地や濃厚なバタークリームが好まれますが、湿潤な気候の日本では柔らかな食感や口どけが好まれます。ショートケーキの食感はまさに理想的。さらに、白い生クリームに赤いいちごという色合わせは「日の丸」のイメージで親しみやすく、日本の「お祝い」を象徴するものです。

こうしてショートケーキは「ハレ」の場に欠かせないものとなり、世代を超えて愛されているのです。



創業まもなくして、1912(大正元)年に林右衛門は洋菓子市場の視察のために渡米。その際にアメリカのショートケーキを目にしたことがショートケーキづくりのきっかけだったといいます。それから10年後、1922(大正11)年にショートケーキを発売したとの記録が残っています。そして、その翌年には、銀座に店を構えて東京進出を果たしました。

「アメリカの伝統的なショートケーキの生地はビスケットを使用していてザクザクとした食感。林右衛門は和菓子のようにしっとりとしてやわらかい食感の方が日本人の好みだろうと考え、カステラのようなふんわりとしたスポンジ生地にしたといわれています」と不二家広報室の宮永奈津紀さん。

ほぼ時を同じくしてショートケーキづくりに取り組んだ西洋菓子のパイオニアたち。「洋菓子を日本で広めたい」という思いから行き着いた先は、偶然にも同じ発想から生まれたショートケーキだったのです。

一方で、ショートケーキの象徴的存在でもあるイチゴの扱いは両店それぞれ。

 

不二家では、発売当初のイチゴの有無は定かではないものの、クリームをフルーツの果汁やチョコで味つけをしたり、フルーツやシロップづけの果実を使ったりと多様なアレンジがされていたという記録が残っています。「当時からフルーツとスポンジケーキ、クリームを使っているものを『ショートケーキ』と呼んでいたようです」と不二家の宮永さん。

コロンバンでは、夏場にイチゴが獲れない時代はマスカットや缶詰の黄桃などで代用していたそうですが、当初からショートケーキにはイチゴを載せていたといいます。コロンバンの太田さん曰く、「当時のイチゴは今よりも酸味が強め。それが甘いスポンジ生地と生クリームにマッチしたから、イチゴがショートケーキに使われるようになったそうです。また、白地に赤という、日本国旗の日の丸に象徴される色づかいでなじみやすかったのではないかという説もありますね」とのこと。紅白の色の取り合わせは、誕生日やクリスマスなどハレの日にもぴったりだったのかもしれません。

こうして日本独自の形となったショートケーキですが、すぐに“国民的ケーキ”になれたというわけではありません。当時はお店に冷蔵ショーケースがあることも珍しかった時代だけに、お店に並ぶケーキも品質保存に適したバタークリームのケーキが主流でした。

昭和30年代に入り、冷蔵技術の進歩と高度経済成長とともに冷蔵庫が一般家庭に普及するようになると、状況は一変。生クリームケーキの保存が容易になり、そのおいしさも手伝ってショートケーキは“国民的ケーキ”の座を勝ち取ったのです。

 

コロンバンのショートケーキ

一般的なショートケーキよりもスポンジ部分が黄色いのが特徴の一つです。これは卵を多く使うカステラに倣ってのこと。全卵と卵黄を同じ割合で入れているのだそうです。

そして欠かせないのが乳脂肪分の高い生クリーム。乳味豊かな味わいですが、くどくはありません。実はコロンバンのショートケーキの完成には、機械化の追い風もありました。創業当時、ちょうどアメリカから遠心分離式の生クリーム製造機が輸入され、貴重だった生クリームが業務用に調達できるようになったのです。

 

一部店舗のイートインでは、ショートケーキの進化系「焼きショートケーキ」も味わえます。ショートケーキの生地を熱々のフライパンで焼き、生クリームとアイスクリームをたっぷり載せて仕上げたフレンチトーストのようなショートケーキ。あたたかいショートケーキというのも乙なものです。

不二家で味わえるスタンダードなショートケーキは3種類

一番のロングセラーは「三角ショートケーキ」で、その名のとおり三角形であることが特徴の一つ。ショートケーキというとホールケーキを切り分けた形が一般的ですが、三角ショートケーキは四角いスポンジケーキを三角形になるように切り分けられているのです。店内製造品のため、一部店舗でのみの取り扱いとなりますが、その場で作っている分、より新鮮な状態のケーキが味わえるのだとか。

すっきりした味わいのクリームが好みという人には甘さを感じつつも後味がいい「苺のショートケーキ」、ワンランク上のおいしさを求める人には国産イチゴなど厳選された素材を使い、クリームとイチゴを2段もサンドした贅沢な「プレミアムショートケーキ(国産苺)」がおすすめだそう。

「時代によっておいしいと感じる風味は変化しています。それに合わせて、スポンジ生地とクリーム、イチゴの3つを一緒に食べたときにベストなバランスになるよう改良・開発している点は今も昔も変わらないのでは」と不二家広報室の土田愛さんは思いを巡らせます。

 

定番の他にも、クリスマスやバレンタイン、ひなまつりなどのイベントに合わせた特別なショートケーキや、旬のフルーツを使ったショートケーキもシーズンごとに不二家のショーケースを彩ります。ショートケーキを通して季節を感じるというのも良いですね!

最後に

やっぱり気になるいちごはいつ食べる!

最初に食べる人!

最後の方に食べる人!

因みに私は最後の方です。笑笑

皆さんはどっち派?

 

 

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